「ザ・バンク 堕ちた巨像」

  • ザ・バンク 堕ちた巨像.jpg

国際紛争地域に武器を売って、影で大儲けする世界的巨大銀行。もちろんその力は絶大で、誰も手を出せません。そこへ、インターポール捜査官サリンジャークライヴ・オーウェン)が果敢に挑むってお話。

 

なかなかスリリングな展開で、最後まで楽しめました。

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2009年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「行動的な生き方ー森田と内観に学ぶー」D.レイノルズ著

  • BusinessmanRunning_1000x500.jpg

この人の本は、主張は同じなのですが表現のしかたが豊富で、毎回新しい気づきを与えてくれます。

 

laozi.hatenablog.com

laozi.hatenablog.com

 

 

今回も心に残る言葉が多かったのでいつもように備忘録です。

  • 備忘録ブログ用.jpg

行動の結果ではなく、行動そのものが大切なのです。

中略

行動の一つ一つがそれ自体目的なのです。

 

 

 

自由とは?

熟練した画家は練習を重ね、基礎のテクニックをマスターしてから、自由に変化をつけます

 

 

 

頭の中で何度も反復して予行演習しても、めったにそのとおりには起こらないものなのです。何が起こるか知りたければ、実際にやってみることです。

中略

正確さを求める背景には、泥だらけで複雑な現実への恐れがあるのです。

中略

経験を通して現実を理解すれば自身の行動を信頼できるようになります。

 

 

 

私は常に変化する意識の流れなのです

 

 

 

常に喜びに満ちていると言っている人は、うそをついているか哀れむべき人です

 

 

 

神経症にかかった人は・・・

自分自身のことにこだわりすぎているのです。現実の世界から逃げ出し、恐怖を想像し、失敗を予測し、こうなるだろうとか、ああなっただろうかと心配しているのです。

 

 

 

失敗は必要なもの 神経症の患者がしばしば経験のかわりに知性に頼ろうとするのに森田療法家は気がついている~近藤章久

 

 

 

すべてのものを今すぐコントロールしなければならないと思えば、あなたは自分を無力だと感じるでしょう~「文字どおりのゲシュタルト療法」フリップ・パールス

 

 

 

モリタセラピストとゲシュタルト療法家は両者とも、症状を避けて通ったり逃げたりすれば、もっと深刻な苦痛に落ち込むという点で同意見なのです

 

 

 

感情は変化するものです。日本の空のように。

 

 

 

幸福を達成することは不可能だ。幸福は偶然やってくるもので一時的な状態のことをいう~フリップ・パールス

 

 

 

神経症の人びとは・・・自分自身にも、他人にも100%以上を期待します。

中略

理想どおりの生き方ができないといって自分自身を責めるばかりではなく、他人にも完全を要求するのです。

 

 

 

「感情はそれに先立った行動の結果生ずるものなのだから、その先立った行動を真剣に演じてごらん。そうすれば自然に本当の感情が生じてくるはずだ」~モスクワ芸術座の演出家コンスタンティンスタニスラフスキー

 

 

 

頭脳はみずから刺激を生み出すのです。人によって異なりますが、過去の出来事をくりかえし思い浮かべてみたり、未来に起こる難題を設定して空想のシナリオを創作したり、答えのない問いを自分自身に問うてみたり、空想にふけったり、著作について考えをひねったりします。

中略

否定的な考えと無活動のサイクルを打破するためには動きと刺激の入力が必要なのです。

 

 

 

他人が自分のことをどう思うかという心配に気をとられたら、そもそもの目的はなんだったか思い出してください

 

 

 

ときどき、やらなければならない務めがあるのにそれを果たす自信が持てないことがあります。

中略

しかし自信はその仕事を成し遂げ、成功した後でのみ得られるのです。

中略

仕事で新しい責任を課せられるときなど自信がもてないのはあたりまえです。

 

 

 

モリタセラピーではアイデンティティーの問題に哲学的な説明や執拗な追求をすることをすすめません。モリタ的見地によれば「私、すなわち私の行動」なのです。

 

 

 

感情は現われ、消えてゆきます。人生の目的として目指すべきものは、いつも幸福でいたいということよりも、人生がもたらす、そのときそのときの「やるべきこと」をしっかりやることです。

 

 

 

私が講演中にペンを落とせば、ペンは単に下に落ちるだけですから、拾えばよいのです。が、そうするかわりに自分の不器用さに焦点を向け、聴衆の面前でペンを落としたことに体裁の悪い思いをし、ぎこちないところを見せてしまい、こうあってほしいと思う自分の能力に対するイメージを台なしにしてしまったと思い込むーペンを落としてしまっただけの単純な出来事をわずらわしい問題に変えてしまうことになります。

 

 

 

モリタの三原則

「目的を持つこと」

「なすべきことをすること」

「失敗したら次になすべきことは何かと考え、すぐそれにとりかかること」

 

 

 

 

今回も金言が目白押しでした。

 

 

ゲシュタルト療法の本はチェックしていなかったので、読んでみたいと思います。

 

 

 

それでは・・・・。

 

「オール・ザ・キングスメン」

  • オール・ザ・キングスメン.jpg

1949年作品のリメイクなんですって。

 

さすがリメイクされるだけあってストーリーはよくできています。

 

理想主義を掲げ企業や特権階級を敵に回し、ついには政治家に上り詰めた男。やがて彼も、汚職や賄賂に手を染めることに・・・。

 

勧善懲悪の物語ではありません。

 

置かれたポジションで、簡単に考えかたが変わる“人の性”というか“人間の弱さ”と表現してらいいのか・・・。

 

よく「ぶれる」とか「ぶれない」とか言いますが、そんな単純なことではなく、人は神ではない以上、思いも変わるでしょうし、間違いもおかすでしょうし・・・。

 

 

選んだ側は、信頼はもちろん、チェックする目も必要ですし・・・。 「今度の人は大丈夫→信用していたのに、騙された」という、完全無欠のリーダーを求め続ける私たちの思考を変えない限り、どんなシステムでも、誰がやっても同じなんでしょうね~。いや~難しい。

 

いろいろ考えさせられる作品でした。おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2006年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「あるスキャンダルの覚え書き」

  • あるスキャンダルの覚え書き.jpg

これは怖い。よくできたスリラーです。

 

堅物で友達もいないオールドミスのベテラン教師と、人を引きつける魅力にあふれた美人の新任教師の関係が描かれています。

 

この二人、とても仲良くなるのですが、なんとベテラン教師のほうは同性愛者。夫や子供がいる美人新任教師の家庭を疎ましく思い始めます。なにせ独占欲が強いんです。そして、彼女の相談に乗るふりをしながら、彼女を孤独へと追いやり、自分しか頼れないような環境を作り上げていくんですね~。

 

 

 

この一見まともそうなベテラン教師のサイコっぷりが、ま~。いや~恐ろしい(笑)。

 

 

 

期待を大きく上回る内容でした。超おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2006年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「ザ・ゲスト」

  • ザ・ゲスト.jpg

戦争で長男を亡くした家族のもとに、ある日ひとりの男が訪ねてきます。

 

彼は「息子さんと同じ部隊にいて、伝言をあずかっている。それを伝えに来た・・・。」と言うんですね。

 

最初は不信に思っていた家族も、礼儀正しい態度と、息子と一緒に移っている写真を見て、すっかり信じ込んでしまいます。

 

ここまで読まれて、察しがつくと思いますが、この男には秘密があるんですね~。

 

 

エンディングまでは相当期待を持たせる展開でした。だがですね、またしても、またしても、オチがいただけない。ほんとこのパターンが多いんですよ。

 

超メジャーな役者も出演していない状態で、「企画力で勝負してるな~」って感じだっただけにね~。ほんとに惜しい。残念。

 

 

調べてみると、この作品の監督はアダム・ウィンガード。「サプライズ」を撮った人でした。記憶では、たしか「サプライズ」も尻すぼみだったような・・・。 だとすると、この監督さん“ミスター・つかみ”ですよ(笑)。

 

 

オチが得意は相方見つけると最強なんですけどね。ま~オチが上手いってことは名監督ですから、その人のサポートならいい仕事するかもです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」

  • アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅.jpg

laozi.hatenablog.com

の続編。

 

前作はティム・バートンが監督。今回はジェームズ・ボビンというかた。

 

ネームバリューで評価するわけではないですが、前回ほどのインパクトはありませんでした。

 

ま~2作目がオリジナルを超えるというのは、そうそうないので、比べるのは酷なのですが。

 

 

ちなみに2作目が秀逸なのは「エイリアン2」と「ターミネーター2」ぐらいでしょうか・・・。

 

 

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」面白くなくはないですよ。そこそこは楽しめます(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「動きが心をつくる」春木豊著

  • 動きが心をつくる.jpg

「行動することによって思考がつくられる」という森田療法的な考え方に共感を覚えたので、タイトルにつれれて購入。

 

エビデンスをきっちり揃えて理論を展開したいという作者の意図はよくわかるのですが、わたしには難解すぎました。はっきり言って冗長で退屈(笑)。

 

即、生活に活かせる内容ではありません。

 

読者を選ぶ本かと・・・。

 

 

 

それでは・・・・。

「きみが還る場所」

  • きみが還る場所.jpg

実話ベースの作品なんですって。

 

愛する妻やかわいい3人の子供を持つ若き牧師さんが、交通事故に合います。

 

絶命しますが、90分後命を取り戻します。

 

くり返す手術とリハビリに耐え兼ね、自分を生かした神を恨みます。

 

 

この牧師さん、命を失っていた90分間に天国を見たんですね。退院後、その経験をみんなに伝えるために生かしてくれたのだと、これが私の生きる意味なのだと・・・気づきます。というか思い込むというか・・・。

 

 

これまた

laozi.hatenablog.com

と同じ匂いがします。布教目的でしょうか?

 

ちょっと感動できません。

 

クリスチャン以外おススメできませんね~(笑)。残念。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「アウトバーン」

  • アウトバーン.jpg

愛する女性のために、危ない裏稼業から身を引く凄腕ドライバーの主人公。しばらくは夢のような生活が続きますが、彼女が治療に莫大な費用がかかる病気だと知ります。

 

お金のために彼女の反対を振り切って、再び危ない橋を渡ることに・・・。

 

わかりやすいストーリーで、脇を固める俳優陣も豪華。

 

でも、まったく面白くないです。時間の無駄(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 イギリス / ドイツ 日本語吹き替えあり

「DOPE」

  • DOPE.jpg

ヒップホップ大好き、90年代カルチャーにどっぷりのオタク高校生が主人公。

 

中でもマルコムは、荒廃した高校で名門大学を目指しています。しかし、先生には無理だと相手にしてもらえませんし、いじめっ子には、新しいスニーカーを奪われるという厳しい毎日。

 

そんな彼ですが、ひょんなことからドラッグを扱うことに・・・。  

 

 

バックには懐かしのヒップホップナンバーが流れていて、なかなかいい感じの仕上がりです。

 

アメリカ社会での人種問題を題材にしているところも、抜かりなしだと。

 

ただ、イマイチ何かが足りません。映画サイトでのレビューは高評価なのですが・・・。来月には観たことも忘れていると思います(笑)。   

 

 

ヒップホップ好きの方限定でおススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり