「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」

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かなり古い作品ですが、あまり時の経過を感じさせません。85年ですから、バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発の年ですね(笑)。

 

「宇宙船スプートニク2号に乗せられたライカ犬の運命を思えば、どんな事だってたいしたことはないと考える」という非常に哲学的な少年のお話。

 

病気の母や、愛犬、親せきの人たち、同世代の女の子、大人の女性・・・に対していだく思春期の男の子の思いや行動を描いているだけなのですが、なんとなく引き込まれる作品でした。

 

あまり期待せずに観るといいかもです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

1985年 スウェーデン 日本語吹き替えあり

「 どんな本でも大量に読める『速読』の本」宇都出 雅巳著

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読書論や速読にまつわる本は結構読みましたが、これが一番いいですね~。

 

著者自身、かなり速読を学んだようです。その上で、ずばり予備知識がないと速く読むことはできないと。自分が良く知っているジャンルの本は速読できるが、まったく知識のない難解な本は、そう簡単にいかないと・・・。

 

「に上も三の石年」

 

これをパッとみても「石の上にも三年」てわかりますよね。人は文字を追いながら、自分のデータベースを参考にしているとのことです。

 

じゃ、新しいジャンルの本は、よく学ぶまで速く読めないのか?学ぶために、速く読みたいのにってなりますよね?

 

そこを解決するのが、この宇都出さんの速読法。

 

今から読む本自体を、馴染みにするため何度も読むんですって。

 

何度も読んだら、益々時間がかかるじゃないかと疑問がでてきます。

 

ここがポイントで、「目次→まえがき→あとがき→見出し→理解できなくても本文を流す」のサイクルを繰り返す(新聞を読むように)ことによって、予備知識を蓄えてスピードアップしていくと。  

 

記憶定着は繰り返ししかないと言いますから、この方法、なかなか説得力があります。

 

1回で理解しようとするから、精読する→精読するから時間がかかる→時間がかかるから理解できない→理解できないからあきらめるって流れ。

 

ではなくて、何度も読むと決めているから、わからなくても読み飛ばせる→精読しないから早く読める→速く読めるから繰り返しが苦にならない→繰り返すから予備知識が蓄えられる→益々、速く読めるって感じで、好循環になると。

 

速く読んでも身になっていないと意味がないので、理解するということにフォーカスすると、これは使えそうです。

 

で、実際にやってみました。「繰り返し読むって時間がかかるのでは?」と思っていましたが、そうではありませんでしたし、森から木・・・なので頭にもよく入りました。いい感じです(笑)。

 

 

 

目を鍛えたりする従来の速読法は、身につけて損ではないが、それだけでは知らないジャンルの本を速読するのは不可能だと著者は断言しています。

 

あるいは、目的を決めて拾い読みする「検索読み」。これも、そういう読み方なら、ネット検索で事足りるという意見です。

 

 

 

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この絵、よく見かけますよね?目的を限定して読むのは「老婆」を探して、それを見つけて終わり。読書の醍醐味は「老婆」だと思っていたものが「若い女性」にも見えるといういう、著者の考え方、アングルと出会うことだと・・・。

 

いやいや、これは金言。 読書によって新しい世界が開けるってこと多いですものね。

 

「目的を明確にして読む」という昨今の提言に、納得しつつも、なんとなく腑に落ちないところがありしたが、宇都出 さんの言葉で救われました。

 

 

 

いい本に出逢えてよかったです。おススメ。

 

 

 

それでは・・・・。

「シャーロット・グレイ」

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1943年第2次大戦下、語学力を買われて、ナチス占領下のフランスでレジスタンス運動に参加する使命を受けたイギリス人女性のお話。

 

ヒロイン「ケイト・ブランシェット」の美しさだけが印象に残った退屈な作品でした(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2001年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「ラッキー・ブレイク」

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ちょっと間抜けな銀行強盗犯が監獄からの脱走を試みるってお話。

 

笑い、怒り、悲しみ、希望、恋愛が散りばめられていて、非常に映画らしい映画です。ものすごくまとまっています。後味よしです。

 

 

レンタル作品に悩んだら、候補にいれてやってください(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2001年 イギリス 日本語吹き替えあり

「4デイズ」

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オリジナルタイトルは「UNTHINKABLE」。「とても考えられない、想像もできない、思いもよらない、とんでもない・・・」って意味です。「4デイズ」という邦題はいかがなものでしょう?

 

アメリカの主要都市に核爆弾を仕込んだというイスラム教徒のアメリカ白人と、クレイジーな尋問官。目的を果たすため、人道に反した行いをする軍や尋問官に対して、異議を唱える女性FBI捜査官。

 

彼らのやりとりは非常にスリリングです。

 

たた、テロリストと尋問官はかなり屈折した人格設定なので、その背景を説明してもらわないと・・・。少し奥行が足りないって感じでした。残念。

 

 

 

余談ですが、タランティーノ作品以外のサミュエル・L・ジャクソン出演作品はやっぱり微妙です(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2010年 アメリカ 日本語吹替えあり

「神様メール」

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これは面白い。

 

まず設定なのですが、神様はベルギーのブリュッセルでアパート暮しをしています。奥さんは女神で、長男はイエスキリスト。主人公の女の子はキリストの妹。

 

ほんでもってこの神様、だらしない生活で家族に辛くあたるわ、人間を酷い目に合わせて暇つぶしするわで、ま~従来の神様像とは真逆なんですね。

 

それが嫌でキリストも家を出ていったという設定ですから。(主人公の女の子が、兄であるキリストをJCと呼ぶのにも笑えます)

 

この根性悪の神様「人間は自分の運命がわからないので、神にすがる」ってよく知っているのですね。だから寿命も秘密。

 

ところがある日、JC(キリスト)の妹も、父(神様)の傍若無人ぶりに腹を立てて、全人類にメールで余命を知らせるって荒業に。

 

ここから、人間と神を交えての大騒動になります。

 

全編コメディタッチに描かれていますが、「人の生きる意味」というテーマが中心に据えられているので、映画としてはとても完成度が高いなと。

 

 

先日、紹介した

laozi.hatenablog.com

と同じぐらい、いい作品です。

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 ベルギー/フランス/ルクセンブルク 日本語吹替えあり

 

 

「インサイダー」

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いやいや~見応えがありました。2時間半を超える作品ですが、中だるみ一切なし。魅入ってしまいました。

 

タバコ業界の内部告発と、それに対して手段を選ばずもみ消そうとするたばこ会社。不正を明らかにしようとするも、圧力に屈するジャーナリズム。

 

告発者はラッセル・クロウ、報道局員役はアル・パチーノ。配役も重みがあっていいです。

 

監督はマイケル・マン

 

この監督、トム・クルーズ「コラテラル」アル・パチーノロバート・デニーロ共演の「ヒート」、その他「マイアミ・バイス」「パブリック・エナミーズ」などを撮っていて、そのほとんどがすばらしい。わたし好みです。

 

映画は監督で決まりますね~、やっぱり。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

1999年 アメリカ 日本語吹き替えあり

 

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「エマソン自分を信じ抜く100の言葉」中島輝著

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ニーチェ福沢諭吉、最近ではオバマ前大統領にも影響を与えたというラルフ・ウォルドー・エマソン19世紀アメリカで哲学者・思想家・文学者・詩人として活躍した人物なんですって。

 

この人の名前は聞いたことがありましたが、彼の言葉に触れるのは今回が初めてです。

 

見開き右にエマソンの言葉、左に中島輝さんの解説という構成です。

 

エマソンの自信あふるる表現に対して、著者のやさしいというか、少し弱腰のような言い回しが、アンバランスなような・・・、逆にバランスがとれているような・・・、妙な感じではありました。

 

 

エマソンの言葉は力強くて、端的なので解説はいらないかもです。彼が著した「自己信頼」を選べばよかったかな~というのが正直なところです(笑)。

 

 

表紙見開き最初の言葉が一番印象に残ったので書き留めておきます。

 

「すべての人生が『実験』なのだ。実験をすればするほど、うまくいくようになる」エマソンの日記より

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

「ヒッチコック」

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「サイコ」製作にまつわるストーリー。

 

サスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコックの人となりが描かれていて、とても興味深かったです。

 

ただ、どことなく“すっとぼけた”雰囲気のヒッチコックを、知的で思慮深そうなイメージのアンソニー・ホプキンスが演ずるのはいかがなものかと・・・。

 

しっくりきませんでしたね~。(フォルムはそっくりなのですが・・・)

 

じゃ、誰が適役かと問われれば、困るのですが(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2012年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「ライド・アロング~相棒見習い~」

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これでもかというぐらい、バカバカしいトークをくり返す典型的なアメリカンコメディ。

 

ちょっとくどいですね~。

 

映像的にはいい感じだったので残念です。  

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 アメリカ 日本語吹き替えあり