「ハイ・ライズ」

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階級別に住居フロアを区切られたタワーマンションが舞台。

 

低所得者層とブルジョワ階級の軋轢はまさに社会そのもの。

 

マンションの中にはすべてそろっていましたが、住人間の溝が拡大するにしたがって機能不全。そして荒廃。暴力とSEXが支配する人間のダークサイド一色の世界になります。

 

狙いはわかるのですが、後半はグタグタで訳がわかりません。

 

完成度低いですね~。

 

 

ベン・ウィートリーって人が監督なのですが、この人の手がけている作品で知ってるものは1つもありませんでした(笑)。参考までに・・・。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 イギリス 日本語吹替えあり

「PKピーケイ」

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laozi.hatenablog.com

のラージクマール・ヒラニ監督の最新作。

 

いや~今回もすばらしい。物語とメッセージがうまくマッチしていて、非常に映画としての完成度が高いです。この監督からは目が離せません。

 

前作が"まぐれあたり"ではないことを、この作品で証明しましたね~。

 

今回の主人公は宇宙人。SFタッチなアプローチではなくて、あくまで地球での常識は、素直な目で見ると、おかしいでしょう?って伝えたいがための設定です。

 

 

 

地球の調査にやってきた"地球人そっくりの宇宙人"。すっぱだかで登場するシーンは「ターミネーター」を彷彿とさせます(笑)。

 

着いて早々、まるで宝石のようなリモコンを盗まれす。それがないと仲間と連絡がとれず、故郷に帰れないので、さ~たいへん!

 

必死で探す過程で、いろんな人に「神さまに頼まないと無理だな・・・」と言われます。もちろん見つかりっこないって意味ですよ。

 

ところが、地球文化に馴染みがない宇宙人、"神さまとやら"を探そうとします。

 

なにやら「いろんな神さまがいて」「貢物をしなくてはいけなくて」「神さまの声が聞こえるって代理人がいて」・・・。

 

ほんでもって「それっておかしくないか?」っていうのが、この映画の主題です。

 

 

超超おススメの1本です。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 インド 日本語吹替えあり

「エヴァリー」

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ヤクザの組長とその愛人のお話。

 

日本のVシネマとアメリカのスプラッター映画を足して2で割ったような作品です(笑)。

 

低予算感はバリバリで、まさにB級シネマ。でも、展開もわかりやすく、そこそこ楽しめました。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 アメリカ 日本語吹替えあり

「持たざるものが全てを奪う HACKER」

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「持たざるものが全てを奪う」という邦題に、イデオロギー的なものを感じたのですが、オリジナルタイトル通り「HACKER」がひと山あてて、その後逮捕されちゃうっていうありきたりな内容。

 

両親の不仲、貧困という環境下で、ネットに活路を見出した東ヨーロッパの青年が主人公。政府や大企業を相手に犯罪を仕掛ける謎のハッカーや、盗品も易々と売りさばけるほどの人脈を持つ人間との出会いによって、青年の人生は大きく変わり始めます。その後だんだん犯罪のスケールが大きくなってきて・・・。って感じの展開。

 

 

面白くなくはないです(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 アメリカ 日本語吹替えあり

「野火」(2014)

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太平洋戦争末期、日本の敗戦濃厚なフィリピン・レイテ島が舞台。

 

過酷な環境と飢えで、誰もが人間性を失ってしまいます。信頼なんてものはなりたっていませんし、それどころか襲われて喰われるかもしれないような状況。暗くて重たい人間関係が描かれています。

 

 

原作はもちろん、映画も評価が高いようですが、わたしには難しすぎます(笑)。

 

退屈ですし、何も刺さりませんでした。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

 

2014年 87分

「日本のいちばん長い日」

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モックンが昭和天皇を演じたことで話題になった作品。

 

天皇は正義で、軍部がど~しようもないバカっていう史観」にのっとた展開です。

 

歴史観イデオロギーを抜きにして観れば、わかりやすくていい映画だと思います。

 

 

このお話の中ではチョイ役なのですが、中嶋しゅうって俳優さんが(先日舞台から落ちてお亡くなりになりました)東条英機を演じているんですね。それがま~本人に似てるのなんのって(笑)。

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役所広司堤真一山崎努・・・他の役者陣も、う~ん渋い!

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 136分

「グッド・ネイバー」

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これね、ストーリーはかなりいいです。

 

学校で心理学を学ぶ学生2人が、通り向かいで独り暮らしの、近所でも有名な"サイコじじい"の家に心霊現象を思わせるような仕掛けを施して、その様子を家中にしかけたカメラで観察するって設定。

 

学生2人は、いたずら心が主ですが、心理学の実験としても評価されるのではないかと淡い期待も持っています。

 

サイコじじいの暴れっぷりを期待させる展開なのですが、そのおじいちゃん、なんと自殺するんですね~。

 

 

ほんでもって舞台は、学生2人の裁判。そこで明らかになるのですが、実はこの実験を考えた学生は幼少のころの両親の離婚は「向かいのおじいさん」が原因だと思いこみ、復習の機会をうかがっていたんですね~。(※実際は夫の暴力に困った母が相談していただけ)

 

このおじいさん、最愛の連れ合いを亡くしています。病院で奥さんの世話をしているとき「用事があるときは、これを鳴らしてくれ。すぐにかけつけるから」って"ベル"をプレゼント。そんないきさつを知らずに、学生はベルを鳴らしてしまいます。

 

それまでの"なんちゃって心霊現象"と相まって、おじいさんはあの世から妻が呼んでいるのだと思い・・・。  

 

"サイコじじい"、実は愛情あふるるいい人だったんです。

 

世間の怒りは、この実験の首謀者2人に集中。ところが10代・初犯ということで、ものすごく軽い刑に。

 

裁判所を出るとき、おじいさんを恨んでいた学生はニヤリ。「おまえがサイコやったんか!」って(笑)エンディングです。

 

 

というふうに、話は非常によく練られています。ところが映画としてのエンターテイメント性がないのですよ。何かが欠けているというか・・・。

 

惜しい作品でした。

 

 

 

それでは・・・・。 2016年 

 

 

 

アメリカ 日本語吹替えあり

「東京ゴッドファーザーズ」

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「アキラ」タッチの絵で描かれたジャパニーズ・アニメです。

 

家族を捨てたおっさん、長身のオカマ、家出半年、父親が刑事の娘。この3人のホームレスが主人公。

 

3人はクリスマスの日にゴミの中から赤ん坊を見つけます。そこからお話がスタート。

 

 

 

なかなか味わい深い仕上がりです。

 

「まぁまぁ」です(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2003年 92分

「ミスター・ロンリー」

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マイケル・ジャクソンになりきっている青年が、パリでなんちゃってマリリン・モンローと出会います。そして、彼女の誘いでモノマネを生業としている芸人さんたちの共同生活村へ。

 

設定はめちゃくちゃ面白そうなのですが・・・。 う~ん、ちょっとシュールな印象を狙いすぎというか・・・、ポイントがぼけているというか・・・。

 

わたしの目にはあまり完成度が高いようには映りませんでした(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2007年 イギリス / フランス 日本語吹替えあり

「リベンジ・トラップ/美しすぎる罠」

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復習とは無縁そうな女性の大復習劇。

 

とある女性が、顔見知りの男性にレイプされます。ところが、その女性、収監されている犯人に手紙を出して、面会にも行きます。ほんでもって和解から恋愛へ・・・。男性が保釈されてからも恋人とまではいきませんが、いい雰囲気の関係を続けます。しかし、これはすべて復習のためのお芝居だったんですね~。恐ろしい(笑)。

 

そこそこ楽しめました。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

 2015年 アメリカ 日本語吹替えあり