ひとつの街で繰り広げられる人間模様のお話。
3~4組の男女のストーリーが最終的につながるって手法で、いい雰囲気を醸し出しています。
ただ全く面白くないです(笑)。
オリジナルの“100 STREETS”は内容に即していますが、邦題は意味不明。
残念な作品でした。
それでは・・・・。
2016年 イギリス 日本語吹替えあり
タイトルからすると、いわゆる「先延ばしを止める」系自己啓発本のようですが、「心に葛藤があるから行動に移せないのだ」っていう心理分析を中心にした内容です。
「うつ病患者は・・・」とか「神経症者は・・・」など、どの本でもシンプルな書きかたをされる加藤さん。この本もその切れ味は変わりません。
その表現のせいか、アマゾンでは厳しいレビューが目立ちます。しかし、私には思い当たることが多く、どの本も参考になります。できればすべてに目を通したいぐらいです。著作が多く読みきれませんが・・・。
ほんでもって、またまた刺さった文章が多かったので備忘録です。
私自身も無力感、絶望感に苦しめられた人間である。私自身やればできることをしないで、「そんなことをしても意味がないのではないか」と単に議論だけしているという傾向がある。実際に何かをするよりも、しても意味がないのではないかと議論している方が楽であるから。
座っていたのでは情報は入らない。行動する人はとにかくいちいち自分の行動の効果を詮索してから行動するのではない。座っていても自分の望みは実現できないから行動するのである。
普通の市民で株で信じられないほど大儲けする人がいる。しかしその人がそれだけで自己有効感、幸福感を持てるかというとそうではない。それよりも地道に英語の発音を勉強して、少しでもうまく発音できるようになった人の方が自分の中に価値を感じることが出来るに違いない。
我々は成功ばかりで幸せになるのではなく、失敗と戦うことで幸せになるのである
私たちが何か心配な時に、心配する事態がもし現実になったとしても「私には出来る」と思うことが大切なのである
対人恐怖症者は他人を前に理想の人間を演じようとする
権威主義者とは自分の能力では結果をコントロール出来ないと思っている人達である。自分が住んでいる世界や、自分の人生がどうなるかということは、自分で考え、自分が反応しても仕方ないと思い込んでいるのが権威主義者であろう。
mindlessな人は状況を無視してある言葉を正しいと思い込む。ある情報を正しいと思い込む
中略
一つ一つの言葉を前後の関連なくまっ正面から考えすぎるのである
中略
mindlessな人は意地の悪い人のことを軽く受け流すことが出来ない
人間にとって恐ろしいのは困難そのものではなく、困難そのものを自分ではどうすることも出来ないのだと小さい頃学習することである。 人間にとって恐ろしいのは、酷い目にあうことそのことではなく、酷い目にあうと、それを自分は避けることができないと小さい頃学習してしまうことである。
行動しない人ほど推測や議論が好きである
相手に向けるべき攻撃性を自分に向けることで心は病んで行く。自責は心の病の一般的な特徴である。
一般に自分の人生にあまり関係ないことにヒステリックになって正義を唱えたりする人も同じように、自分についてあまり好ましい感情を持っていないのかも知れない。正義が問題ではなく、正義を持ち出すことで相手を憎むことが問題なのである。
中略
人類に絶望したということは「私は自分自身に失望している」ということの反映なのであろう。
心理的に病んだ人
自分に対する失望感を抑圧しているから、他人に対してヒステリックなほど高い基準を要求するのである。抑圧したものを他人の中に見つけてそれを非難することで、自分の心の葛藤を解決しようとしているのである。
非常に“耳が痛く”かつためになりました。
それでは・・・・。
ライトに言うと“断捨離フィンランド版”てとこです。
でもこの本は“片づけのテクニック”ではなく生き方に対して“哲学的”というか“自己啓発的”というか・・・。考え方がメインフレームになっているので学びが多かったです。
“断捨離”や“ミニマリズム”は「お腹いっぱい」、あるいは「口に合わない」ってかたでも読むに耐える内容なのではないでしょうか。
ほんでもっていつものように備忘録です。
古い家具
新しいモノはこれからつくれます。古いモノはすぐにはつくれません。だから古いことに価値があるのです。
身近な道具
私は「価格と品質のバランス」をとても大事にします
中略
「誰がデザインしたか」ということも、買いものの大切な基準です
中略
デザイナーな手掛けたモノには「哲学」があります
日常
大切な人生というのは、無数の日常で成り立っているのです
虚栄心
つねに他人と比べ、「どちらが上か」ということを考え続けているとあっという間に人生は終わってしまいます
それでは・・・・。
「安倍夜郎の人気コミックを基にしたテレビドラマの劇場版。繁華街の一角にあるこぢんまりとした食堂を舞台に、その店主と客たちが織り成す人間模様が展開する」てことです。
前作同様、ものすごく感動するとか、繰り返し観たくなるとかはないです。が、観なきゃよかったっていうような駄作でもないので、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。
あと気になった点がひとつ。 もはや触れなくてもいいんじゃないかとぐらい、料理の説明が少なかったです。ドラマの流れに影響はありませんが・・・(笑)。
それでは・・・・。
2016年 108分
では、赤ちゃんが生まれたばかりの夫婦と大学生のパーティサークルが、隣どうしでバトルするって展開でした。
その後、夫婦は隣に悩まされない環境で新しい家を手に入れ、今住んでいる家が売れれば万事OKの状態。大学生はみんな卒業、いい会社に就職しています。ただサークルのリーダーだけは、バイトでつなぐような生活。
そんなおり、買い手がつくまで時間の問題だった夫婦の隣に、今度は女子大学生のサークルが越してきます。騒ぎを起こされたら、売れるものも売れなくなるので、夫婦は気が気ではありません。なのに、その女子サークルの顧問役がなんと、バイト生活中の元リーダーだから、さぁ~たいへんって内容です。
そこそこ楽しめました。
コメディ映画としては完成度が高いのではないでしょうか・・・。
それでは・・・・。
2016年 アメリカ 日本語吹替えあり