何人も避けれないテーマ ◆ 「世界の哲学者に人生相談 第7回『“死”“死別”特集』」



「 第6回『幸せになるには?』」に続き、今回はエピクロスハイデガーショーペンハウアー、フロム、西田幾多郎の死生観を紹介。

 

誰も経験を語れず、しかも避けることができない事柄だけに、しっかり言語化されると「なるほど~」って感じで腑に落ちました。

 

さすがNHK、学べます(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

Eテレ 毎週木曜 23時

これぞライバル ◆ 「ライバルたちが時代を作る 第3話 マリア・カラスVSレナータ・テバルディ」



「ライバルたちが時代を作るシリーズ」第三弾。

 

今回はオペラで切磋琢磨した歌姫ふたり。

 

ひとりは“マリア・カラス”。気性の激しい性格で、癖のある歌声。「歌も唄う表現者」だと自らを定義する人物。

 

もう一人は“レナータ・テバルディ”。誰からも好かれる人柄で、否定する人はいないほどの歌唱力の持ち主。完璧すぎて面白みが欠けることが欠点だと揶揄されていたとか。

 

 

さしずめサッカーのサポーターのように、ファン同士も敵対関係だったそうな。「オペラの観客が?」て感じですが、当時はそうだったようです(笑)。

 

 

こんな対照的なふたりの活躍を追っています。 なかなかドラマティックで、人間味にあふれた彼女たちの生き様は、非常に興味深いものでした。

 

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 フランス 日本語吹替あり

エンディングはちょっといい話 ◆ 「小説家を見つけたら」



処女作が大ヒットしたものの、その後、新作を出さず何十年も家に閉じこもったきりの著名作家。

 

他校からスカウトがかかるぐらいバスケットボールが上手で、しかも文才にも恵まれた16歳の少年。

 

 

この親子ほど年の離れた二人が、ひょんなことから、会って話を重ねるようになります。

 

最初は反発しあう関係でしたが、だんだんと心が通いだし・・・。

 

 

 

エンディングはちょっといい話です。

 

おススメです。

 

ちなみに監督はガス・ヴァン・サント。 「グッド・ウィル・ハンティング 」・「ミルク (2008年アメリカ)」・「永遠の僕たち」・「ドラッグストア・カウボーイ」などを手掛けています。

 

やはり映画は監督次第と確信しました(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2000年 アメリカ 日本語吹替あり

この作品、なかなかのめっけもん ◆ 「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」



現代を生きるバンパイヤが、仲間と共にシェアハウスで暮らしているって設定。

 

鏡に自分の姿が映らないので、何百年と生きている彼らは、時代にマッチしたファッションをするのも一苦労(笑)。

 

バンパイヤの習性が実生活において、どれだけ不便かが面白おかしく描かれています。

 

 

この作品、なかなかの見っけものです。

 

楽しめました。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 ニュージーランド 日本語吹替あり

これまた定番 ◆ 「ライバルたちが時代を作る 第2話 キング牧師VSマルコムX」



スティーブ・ジョブズVSビル・ゲイツ」に続き、これまた定番「キング牧師VSマルコムX」が今回のお話。

 

非暴力のキングと、力でわからせるというマルコム。これほど明確な対比も他にないのではと思わせるぐらいコントラストが鮮明です。

 

 

前回同様、2人と直接関わった人間が意見を述べているので、生々しく、そしてリアリティがありました。

 

評論家や研究家が、崇拝対象として発する言葉とは説得力が違います(笑)。

 

これまた、おススメ。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 フランス 日本語吹替あり

“欠落が天才を生む” ◆ 「ライバルたちが時代を作る 第1話 スティーブ・ジョブズVSビル・ゲイツ」



“ヒッピーで独裁者のジョブズ”と“オタクで計算高いゲイツ”。

 

関係者が二人について、遠慮のない正直な気持ちを語っています。

 

 

この二人を扱ったドキュメンタリーは多々ありますが、ジョブスよりだったり、神様のように持ち上げたりで、一面的な構成のものが多いような気がします。

 

が、この「ライバルたちが時代を作る」シリーズでは“ジョブズゲイツ”、“賞賛と非難”、どちらに偏ることなく非常にいいバランス。

 

 

「欠落が天才を生む」というようなことを、どこかで聞いた記憶がありますが、まさにこの二人のことですね(笑)。

 

 

最後まで飽きずに楽しめました。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2014年 フランス 日本語吹替あり

一風変わった“文章本” ◆ 「加藤諦三の文章の書き方・考え方」



心理学の本を多数執筆されている加藤諦三先生の“文章本”。

 

テクニックを説いた内容ではなく、もう少し根源的なところにフォーカスした、一風変わった本なので、ノウハウ本を探しているかたには不向きかもしれません。

 

 

ずばり、あらゆるジャンルでうまい文章が書ける人なんていないと。自分が興味あること、経験したこと、感動したことならいくらでも書けるはずだと。だから、そういう意味では、“文章の専門家”はいないのだというのが、まず前提で話が進みます。

 

加藤さん自身、出版社から頼まれたテーマで書いたことはないのだとか。すべて自分が書きたい内容、書かずにはおれない内容で出版社に渡すらしいです。

 

ヒット作がある作家さん以外なかなか真似できないことだと思いますが・・・。

 

ほんでもって、文章が書けないという人は、「こう思われたい」「ああ思われたい」と自分を偽っているからだと手厳しい、でも腑に落ちる解析(笑)。

 

 

唯一、技術的な方法として、頭で構成を考えてから始めるのではなく、とにかく書き始めるのだと。違うジャンルに派生したら、それはそれで、また別の内容としてストックしておけばいいのだと。たとえ文章が繋がらなくても・・・。

 

そうしないと、思考スピードに追いつけないらしいです。う~んなるほど・・・。

 

 

 

心理学が専門の人の“文章本”というだけで興味津々でしたが、期待に違わぬ仕上がりでした。

 

 

 

それでは・・・・。

あらゆる悩みから解放される究極の方法 ◆ 「自分を許せば、ラクになる。」



反応しない練習 」でお馴染みの東大卒変わり種僧侶“草薙龍瞬”さんの新作。

 

帯に「物語(ストーリー)で身につく仏教のノウハウ」とあります。

 

てことで、今回はお話を使ってのアプローチ。 

 

 

 

こころは、反応するのが好きなので、無防備にネットやメディアに触れると、あっという間に“毒されて”しまいますよと、承認欲や業に振り回されますよと・・・。端的に現代を生きる上で、気をつけないといけないことを指摘してくれています。

 

今回も学びが多く、いい本だと思うのですが、私個人的には、物語形式の本って好きじゃないので“普通”に書いて欲しかったです。なんか、まどろっこしいですね(笑)。

 

ま~それを差し引いても、十分読む価値はあると思います。何かとお悩みのかたは要チェックかと・・・。

 

 

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それでは・・・・。

得します! ◆ 「世界の哲学者に人生相談 第6回『幸せになるには?』」



NHKオンデマンドで視聴。

 

視聴者のお悩みを哲学者の考えを使って解決するっていうアプローチ。

 

というか、哲学者の考えを、現代人のお悩み解決というカタチで、わかりやすく紹介しているって言ったほうがいいかもしれません。

 

 

今回は“アラン”と“ラッセル”。

 

そこそこ学ばれているかたには、肩透かしでしょうが、「興味はあるけど、本を読むのはな~」てかたにはもってこいかと・・・。

 

軽~く観れて、ためになるので、得した感があると思います(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

Eテレ 毎週木曜 23時

 

名作中の名作!? ◆ 「大脱走」



名作中の名作と言われている、スティーブ・マックイーン 主演の「大脱走」。

 

アメカジ好きの人には、ファッションも見逃せない要素の1つだと思います。

 

 

第二次世界大戦中、ドイツの捕虜になった連合国側の兵士があの手この手で脱走を企てるってストーリー。

 

作品自体は知っていましたが、ちゃんと観る機会がなく、今回初めて最後まで視聴しました。

 

う~ん長い(笑)。3時間近くあります。当然大昔の映画なので、いまどきの作品にくらべてテンポもスローですし、音楽も映像も地味。

 

開始1時間は新鮮でしたが、後半は義務的に消化したって感じです。

 

 

ファンのかたには怒られるでしょうが、ま~ポピュラーな作品なので、観ておけば話のネタにはなるんじゃないでしょうか・・・ってぐらいの感想です。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

1963年 アメリカ 日本語吹替あり