CIAがその機密を公開 ◆ 「エリア51:CIAの極秘計画」



「極秘軍事施設として世界でも有名な『エリア51』。数十年間、その全容が公にされることはなかった。しかしついにCIAがその機密を公開した。CIAの文書から、過去にエリア51で行われた極秘計画の内容が明らかとなる。長年に渡り極秘計画を隠し続けたCIA職員やエリア51の内部で働いていた作業員たちが、それぞれの経験を語る。世界で最も謎に包まれていた軍事施設の本当の姿とは?」ナショナルジオグラフィック

 

てことで、“都市伝説”的なアプローチではなく、なぜ謎に満ちた施設と認識されるようになったかを順序だてて、懇切丁寧に説明するってスタイルです。

 

 

よく言うと非常にわかりやすく現実的、悪く言うと、UFOマニアが怒り狂いそうな、まったく夢のない番組に仕上がっています(笑)。

 

 

引き続き、「エリア51には宇宙人が・・・」と信じたいかたには、おススメできません。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2019年 ナショナルジオグラフィック 日本語吹替あり

シリーズ完結編 ◆ 「アベンジャーズ/エンドゲーム」



「『アベンジャーズ』シリーズの完結編で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でヒーローたちの前に立ちはだかったサノスとの戦いを描くアクション大作。人類の半数が失われた地球で、アベンジャーズのメンバーが再び壮絶なバトルを見せる。メガホンを取るのは、前作や『キャプテン・アメリカ』シリーズなどのアンソニー&ジョー・ルッソ。アイアンマンことトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrらおなじみの面々が出演する」シネマトゥデイ

 

いや~、外さないですねこのシリーズ。まさに“娯楽映画”。お腹いっぱいです。

 

ただ、あまりにもキャラが多すぎるのと、今回、時空を移動するので「どういうことっ?」ていう場面がないこともないのですが・・・(笑)。

 

 

ま~それを差し引いても完成度はピカイチ。

 

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。 2019年 アメリカ 日本語吹替あり

居心地のいい今にとどまろうとするほど、明日への不安は増していく ◆ 「あなたはあなたが使っている言葉でできている」



この本、世界17か国で出版されているのだとか。  

 

読んでみて、その理由がわかりました。

 

至極まっとうで、わかりやすい“金言”が目白押し。

 

 

頭の中で使っている言葉の重要性を説くものの、最後は“行動”なのだと言い切るあたりは、切れ味抜群。

 

爽快感に近いものを与えてくれます。

 

 

著者のゲイリー・ジョン・ビショップさん、経歴だけでは何者かよくわかりませんが、只者ではなさそうです(笑)。

 

 

ほんでもって備忘録。

 

 



人は常に自分と会話している

 

 

 

「人間の感情の大部分が思考から生み出されているのなら、感情をコントロールするには思考をコントロールすればいい。もっと言うなら、心の中で思い描く文章、つまり自分との会話に使う言葉を変えればいい。そもそも感情はそこから生まれているのだから」アルバート・エリスアメリカの心理学者)

 

 

 

人生のあり方は、状況や事情ではなく、自分との対話の仕方によって決まってくる

 

 

 

思考をコントロールできれば、どんな気持ちなるのかをコントロールできる。そして思考をコントロールするには、使う言葉を意識すればいい。

 

 

 

それでも、できることは必ずある

 

 

 

運命は、コントロールするものでもあり、コントロールされるものでもある。あなたが立ち止まり、ぐずぐずしているあいだも、人生は止まってくれない。困惑し、おびえているあいだも止まってはくれない。あなたを置いてどんどん進んでいく。

 

 

 

あなたが主役を演じようと、そうでなかろうと、芝居はどんどん進んでいく。 誰だってその人なりの問題を抱えている。完璧な人生なんてありえない。絶対に。

 

 

 

あなたはこれまで問題を乗り越えてきた

 

 

 

どんなものにでも解決策はある。ないように思えるときもあるが、それはまだ見つかっていないだけだ。そして見つからない理由の多くは、問題との距離が近すぎることにある。少し、あるいは大いにズームアウトして、全体像を眺めよう。

 

 

 

先が読めない状況でこそ、変化は起こる

 

 

 



確実さを求める病

あなたは中毒にかかっている。自分ではどうしようもないほどその「ドラッグ」に頼りきりなのに、ドラッグが人生に及ぼしている影響に気づいてもいない。あなたが痛切に追い求めているそのドラッグを「予測」という。

中略

人間は、はっきりしたものを求め、不確実な状況を避けたがる。

中略

前もって準備をしたがる。安全をほしがる。これはもう、願望というよりは中毒に近い。

 

 

 

慣れ親しんだものにしがみつき、これまでと同じことを続けるのは、過去に生きているのと同義

 

 

 

どんなにがんばって先を読もうとしても、人生の道行きを正確に予測することなんてできない。プランは必ずどこかで破城する。

 

 

 

居心地のいい今にとどまろうとするほど、明日への不安は増していく。目的地なんて実際にはありはしない。あるのは探検して、探検して、探検する日々だけだ。

 

 

 

「先がわからないからおもしろい」

 

 

 

あなたがずっと夢み見てきた成功はすべて不確実性の中にある

 

 

 

人生は冒険だ。そこには無数のチャンスが転がっている。

中略

わかるのは、わからないということだけだ。

 

 

 

あなたという人間を決めるのは、頭の中にあるものじゃない。何をするか、つまり行動だ。

 

 

 

ほとんどの人は、精神状態に大きく左右された行動を取る。しかし、本当に偉大な人たちは、イヤな気持ちを味わいながらも、思考に引きずられない行動を取ることができる。

 

 

 

気分じゃなかろうが、とにかくやるしかないんだ。

中略

心が完璧に整うのを待っていたら、いつまでたっても何も始められない。

 

 

 



人生は、思考でなく行動で変えるものだ

 

 

 

行動が思考を変える

 

 

 

思考が現実になるのは本当だ。しかし、思考は行動を通じてはじめて人生になっていく。

 

 

 

「行動せずにいると疑念や恐怖が生まれる。行動すれば自身と勇気が生まれる。恐怖を克服したいなら家でじっと考えるだけではいけない。外へ出て忙しく過ごさなくてはならない」デール・カーネギー

 

 

 

心がやる気になるのを待っていてはいけない。自分を駆り立てる魔法のような感覚をいつまでも探していてはいけない。

 

 

 

人生を変えるには行動を変えることだ

 

 

 

「行動が幸福につながるとは限らないが、行動せずに幸福が得られることは決してない」ベンジャミン・ディズレーリ(19世紀英国の政治家)

 

 

 

「自分は思考ではなくて行動だ」という言葉を、この次、「気がのらない」ことがあったら思い出してほしい。仕事に行く気がしなかったり、人生の重大な決断をする気になれないときに。自分に自信がなくて最初の一歩を踏み出せないときに。ネガティブな思考は一切忘れよう。ただ踏み出そう。続けてもう一歩。さらにもう一歩。あなたは思考じゃない。行動だ。

 

 

 

「努力や痛み、困難をともなわない物事に、価値あるものなど一つもない」セオドア・ルーズベルト

 

 

 

不可能は、あなたができると信じてはじめて可能になる

 

 

 



努力が無駄というわけじゃない。前進はしている。1回のエクササイズ、1回の足の動き、1回の運動、1回の行動ごとにあなたは成長し、少しだけ目標に近づく。そしてある日、あなたは鏡を見てこう思う。「ワォ!」

 

 

 

問題が人生をおかしくするのではない。隠れた期待がおかしくするのだ。

 

 

 

期待を手放すのだ。今すぐに!不必要で非生産的な期待にしがみついて泥沼にはまるより、人生は予測がつかないという事実を受け入れ、実際の状況と向き合う方がずっとパワフルだ。

 

 

 

人間の心は先を予測し、プランを立てるのが大好きだ。けれども本当に予測するなんて不可能だ。期待は精神状態に悪影響を与えるだけでなく、その人が本領を発揮する邪魔になる。予測を繰り返すよりも、目の前の物事をそのまま受け入れ、一瞬一瞬を生き、問題が出てきたら解決するほうがずっと成果がある。

 

 

 

人間は自分で思うよりもずっと非合理で非理論的な生き物だ

 

 

 

「それでいい」の精神だ。新しい仕事になじめなくても、一歩下がればそれでいいことに気づく。仕事そのものも、同僚との付き合いも、時間が解決するものだから、ちょっとしたミスや、新しい同僚との距離感がつかめないのも、全然それでいい。そう思えば、期待はすぐに消えてなくなる。

 

 

 

他人に対する期待を手放し、起こったことをそのまま受け入れる姿勢を学んだ瞬間、人間関係は劇的に改善する

 

 

 

自分が期待する人生じゃなく、今の人生を愛そう 自分の内面を成長させたいなら、外の世界で行動すればいい。頭の中を跳び出して、人生に跳び込もう。

 

 

 



心の状態で皮肉なのは、精神が発達するほど体の動きが鈍くなっていく点だ。情報は余るほど持っていても、人生の軌道を変えることはほとんどできない。

 

 

 

自分の内面を成長させたいなら、外の世界で行動すればいい

 

 

 

今やっていることをやめない限り、人生は変えられない

 

 

 

「あなたはまさに今していることだ。これからするつもりだと言っていることではない」カール・ユング

 

 

 

「熟考する時間を持て。しかし行動すべきときが来たら、考えるのをやめて動け」ナポレオン・ボナパルト

 

 

 

素晴らしい本なのでした。

 

 

 

それでは・・・・。

ロシアで上映禁止! ◆ 「スターリンの葬送狂騒曲」



「『ゴーストワールド』などのスティーヴ・ブシェミらが出演した風刺ドラマ。1953年のロシア(旧ソ連)を舞台に、最高権力者ヨシフ・スターリンの死が引き起こす権力争いや内部の動揺を、笑いを交えて描く。監督は『チューブ・テイルズ』やドラマ「官僚天国」シリーズなどのアーマンド・イアヌッチ・・・」シネマトゥデイ

 

「半世紀以上も前のソ連の出来事を、西側の視点で映画化・・・」映画.com

 

てことで、当時のソビエト連邦がかなり“小馬鹿”にしたタッチで描かれています。

 

「そりゃ、ロシアでは上映できひんわ」という感じの仕上がり(笑)。

 

 

楽しめました。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2017年 イギリス 日本語吹替あり

異人種間における結婚を禁止した法律 ◆ 「ラビング 愛という名前のふたり」



「異人種間における結婚を禁止した法律が変わるきっかけとなった夫妻の実話を基にした純愛ストーリー。アメリカで当時違法の州もあった異人種間結婚によって逮捕された二人が、故郷で家族と暮らすため理不尽な法律に立ち向かう。夫妻に、『ブラック・スキャンダル』などのジョエル・エドガートンと『プルートで朝食を』などのルース・ネッガがふんする。二人の実話に心を打たれたというオスカー俳優コリン・ファースが製作に参加し、『MUD マッド』などのジェフ・ニコルズがメガホンを取る」シネマトゥデイ

 

実話ベースらしいです。

 

何やら、1958年当時、米バージニア州ではまだ異人種間の結婚が法律で禁じられていたそうな。

 

アメリカで生きていくのは大変だったんですね~(今もたいへんなんでしょうけど・・・)。

 

 

一切、笑える要素なしの“シリアス”な展開。

 

引き込まれました。

 

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年 イギリス / アメリカ 日本語吹替あり

知った顔ばかり出てきます ◆ 「ロスト・マネー 偽りの報酬」



「犯罪者の夫を亡くした女性たちが、犯罪チームを結成し運命に立ち向かうクライムサスペンス。スティーヴ・マックィーン監督が『ゴーン・ガール』などの原作者のギリアン・フリンと共に脚本を手掛け、イギリスで放送されたテレビシリーズを映画化した。主演は『フェンス』などのヴィオラ・デイヴィス、チームのメンバー役にミシェル・ロドリゲスエリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが集結。さらにコリン・ファレルリーアム・ニーソンらが脇を固める」シネマトゥデイ

 

てことで、俳優陣はかなり豪華です。知った顔ばかり出てきます。

 

 

肝心の内容ですが、よく練られています。

 

が、う~ん、何なんでしょいう?パンチに欠けるというか・・・、あと、ひとひねりほしかったというか・・・。

 

 

“面白くなくはない”という感じです。

 

 

微妙な作品なのでした(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年 イギリス / アメリカ 日本語吹替あり 

地球温暖化には懐疑的だった私が・・・ ◆ 「不都合な真実2 放置された地球」



「地球環境問題に警鐘を鳴らすアル・ゴアアメリカ合衆国副大統領の姿を描いた『不都合な真実』の続編。前作からおよそ10年が過ぎ、さらに深刻な危機を迎えている地球の姿を突き付ける。『南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-』のジョン・シェンクが共同監督として参加」シネマトゥデイ

 

これを観るまでは、アル・ゴアに対して良いイメージもありませんでしたし、“地球温暖化”に関しても懐疑的なスタンスでした。

 

が、観終わってから意見が変わりましたね(影響受けすぎという感じもしますが・・・)。

 

それぐらい説得力があります。

 

 

中でもにエンディングに流れる、ゴア氏の街中でのスピーチは秀逸。

 

 

「今やっていることは、過去の歴史と重なります。

 

温暖化に対する運動は過去の数々の素晴らしい運動を思い出させます。

 

それらは道徳に訴え、人類の信念を前進させました。

 

途中どの運動も抵抗に遭いました・・・

 

中略

 

奴隷解放運動”のように、“女性参政権運動”のように、“公民権運動”のように、“反アパルトヘイト運動”のように、“ゲイの権利を求める運動”のように・・・。

 

結局は正しいか、間違ってるかの問題になる。

 

人として、私たちは間違っていない。

 

だから、結果は決まっています。

 

人類のために未来を守ることは正しいのです・・・」

 

 

いや~言葉の力ってすごいですね。 すっかり取り込まれました(笑)。

 

温暖化を疑っているかたは、是非、一度観てみてください。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2017年 アメリカ 日本語吹替あり

“金髪の野獣”と呼ばれたナチス親衛隊No.2 ◆ 「ナチス第三の男」



ナチスドイツのラインハルト・ハイドリヒと、彼の暗殺を実行した青年たちについてつづったローラン・ビネの小説を映画化した歴史ドラマ。ヒトラーヒムラーに次ぐ第三の男と呼ばれたハイドリヒが冷酷な男へと変貌していくさまと、レジスタンス側の青年たちの運命を描き出す。ハイドリヒを『エベレスト 3D』などのジェイソン・クラークが演じる。監督を『フレンチ・コネクション -史上最強の麻薬戦争-』などのセドリック・ヒメネスが務める」シネマトゥデイ

 

なんとも興味をそそる邦題。

 

ただ内容的に、主役はレジスタンスの若者だと思うのですが・・・。

 

 

ちなみにヒトラーは登場しません(ヒムラーは出てきます)。

 

 

深みはありませんが、そこそこ楽しめる作品なのでした(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2017年 フランス / イギリス / ベルギー 日本語吹替あり

“トランスフォーマー”エピソード0 ◆ 「バンブルビー」



「SFアクション『トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター、バンブルビーにスポットを当てたスピンオフ。バンブルビーと傷心の少女が出会い、交流を深める。メガホンを取るのは『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などのトラヴィス・ナイト。『トゥルー・グリット』などのヘイリー・スタインフェルド、プロレスラーでもあるジョン・シナらが出演する。知られざるバンブルビーの過去が明かされる」シネマトゥデイ

 

トランスフォーマー」の起源となる“エピソード0”って位置づけ。

 

ストーリーも映像も問題なし。楽しめます。

 

ただ、吹替えが酷い。

 

この手の若年層の客を見込める作品は、必ずと言っていいほど吹替えに“タレントさん”を使いますけど、これは止めてほしい、本当に。

 

 

メディアへの露出強化戦略なのはわかりますが・・・。

 

3割ぐらい魅力が減りますね。

 

 

それ以外は、いい映画なのでした(笑)。

 

 

それでは・・・・。

 

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2018年 アメリカ 日本語吹替あり

第76回 ゴールデン・グローブ賞作曲賞 ◆ 「ファースト・マン」



「『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再び組んだ伝記ドラマ。人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロングの人生を描く。ジェイムズ・R・ハンセンの著書を『スポットライト 世紀のスクープ』などのジョシュ・シンガーが脚色した。共演は『蜘蛛の巣を払う女』などのクレア・フォイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェイソン・クラークカイル・チャンドラーら」シネマトゥデイ

 

てことで、“緊迫感”はすごいです。

 

リアリティを追求したことの結果だと思います。

 

ただ、その代償なのでしょうか、全体的に“地味”(笑)。

 

 

エンターテイメント性が唯一の弱点てとこでしょうか・・・。

 

 

まずまずおススメの一本。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年 アメリカ 日本語吹替あり