「うつに効く本」の書評

「中年期のうつと森田療法」北西憲二著

この先生の本を読むのは、 laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com に次いで、これが3冊目です。 過去2冊はひじょ~に学べる箇所が多く、読んでよかったな~て感じでした。 それに比べると、この本はあまり・・・。 北西憲二さんの著書を初めて読まれる…

「『いつもの不安』を解消するためのお守りノート」勝久寿著

タイトルだけ見ると、ちょっとスピリチュアルな感じがしますが、内容はアカデミックです(笑)。 著者は精神科医の勝久寿さん。森田療法をベースに認知行動療法を取り入れた治療方法が紹介されています。 森田療法の本を何冊か読まれたかたには、新鮮味がない…

「行動的な生き方ー森田と内観に学ぶー」D.レイノルズ著

この人の本は、主張は同じなのですが表現のしかたが豊富で、毎回新しい気づきを与えてくれます。 laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com 今回も心に残る言葉が多かったのでいつもように備忘録です。 行動の結果ではなく、行動そのものが大切なのです。 …

「筋トレが最強のソリューションである」testosterone著

よく“うつの本”に「身体を動かすといい」なんてことが書かれていますよね?この本はそれを極端にフューチャーした内容です。 帯に書かれた「世の中の99%の問題は、筋トレで解決する!」って文言は少しバカっぽいですけど、運動が何かしら精神に影響を与える…

「建設的に生きる」D・K.レイノルズ著

以前、紹介した「行動が人生を動かす」のD・K.レイノルズの著作。 「森田療法」と「内観療法」をベースにしたレイノルズの手法が具体例をまじえて書いてあります。 今回もわかりやすく、しかも実践的で即効性があります。ここんとこ話題の「マインドフルネス…

「はじめての森田療法」北西憲二著

「森田療法のすべてがわかる本」監修の北西憲二さんの本です。 第一章 森田療法の確立と展開 第二章 キーワードで知る森田療法のエッセンス 第三章 治療はどのように行われるか 上記の構成になっており非常に理解しやすい内容です。 投薬による治療や認知行…

「行動が人生を動かす」VOL.2

「行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 昨日に引き続き「行動が人生を動かす」の備忘録です。 例え話がわかりやすいのなんのって(笑)。 特によく耳にする「生んでくれと頼んだ覚えはない!」ということに対しての回答は圧巻です。 Q&A 就職…

「行動が人生を動かす」VOL.1

「行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 著者は文化人類学者。1965年から日本で“森田療法”の研究を行い、その後南カリフォルニア医科大学にて森田療法の講座を指導。 「自分のほんとうの姿」を見ることに主眼を置いた吉本伊信の“内観法 ”も取…

「やる気の健康医学」

著者は大原健士郎さん。精神科医で浜松医科大学名誉教授。専門は自殺研究、森田療法。2010年にお亡くなりになっています。 具体的な事例を紹介しながら、心の病について説明するってスタイルで書かれています。 またまた、ためになる箇所がめじろおしだった…

「新時代の森田療法~入院療法最新ガイド~」

laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com に続いて森田療法の本はこれで4冊目です。 ■森田療法の考え方 行動療法と同じ点、違う点 ■入院治療の具体的な内容と外来治療 ■患者さんからの質問 ■体験談 こんな感じで構成されています。 …

今年、一番ためになった本!

「心なんかどうでもいい」金原俊輔著 副題は“大学生・高校生・中学生の悩みに答える森田療法”とあります。 でも、アドラーも「あらゆる悩みは対人関係の問題だ」と言っているように、大人にも当てはまります。というか根本は同じです。 金原さん、専門は“行…

「よくわかる森田療法」森岡洋著

またまた“森田療法”の本です。 前回の「森田療法のすべてがわかる本」を一歩踏み込んだ内容です。と言ってもあくまで入門書なので難しくはありません。 誰でも感じる感情を排除しようとすることから、生活の歯車が狂いだすんだってことを、具体例を上げなが…

「森田療法のすべてがわかる本」北西憲二監修

いやいや、私は“森田療法”をなめてましたよ。所詮、“認知療法”や“行動療法”の亜種だと思っていました。でも、もっと本質的で実践的で自然ですね。 人生は誰でも悩み、傷つき、不安に思いながら生きているのだと。それが当たり前で、そんな気持ちがない人がい…

「行動してみることで人生は開ける」加藤諦三著

加藤諦三さんは、ものすごい数の本を書かれている心理学者です。するどい洞察は切れ味が良すぎてレヴューを見ても絶賛と非難が混じっています。 かくいう私も、20代のころ、著者の本を好んで読んでいました。しかし、何か自分を非難されているような感じを覚…

「『雑念』がスーッと消える本」

以前このブログで紹介した 「反応しない練習」でお馴染みの 草薙龍瞬さんの本です。 今年一番、影響を受けたかも しれません。 身体のケアが必要なように 心も手入れが必要なのだという説明から 本書はスタートします。 「心は意識して作っていくものだ」と…

「反応しない練習」~其の弐

引き続き備忘録です。 妄想は妄想にすぎないと正しく理解して 「とりあえず、ただやってみよう」という スタートラインに、意を決して立ってみる ことです。 やってみて、少しずつできるようになって 経験を積んで、あるときふと振り返った ときに、「ああ、…

「反応しない練習」~其の壱

仏教の教えには以前から興味があって アルボムッレ・スマナサーラさんや ティク・ナット・ハンさん ひろ さちやさん、小池龍之介さん 枡野 俊明さん、酒井雄哉さんなど いろんなかたの本を読んできましたが この本の著者“草薙龍瞬 ”さんの 説明が一番わかり…

「大丈夫、なんとかなるさ」

著者の近藤勝重さんは 毎日新聞社東京本社・特任編集委員。 こういった「あったか・ためになる系」 から最近では「文章の書き方系」の本まで 幅広く出されています。 偉人や著名人の名言から 自らがパーソナリティを務めるラジオ番組で 出逢った言葉まで心に…

「絶望手帖」

「絶望手帳」タイトルのインパクトが すごいですよね~。 「『死にたい』と『生きたい』は同義語です。 今、多くの人が弱さをさらけ出せずに 悩んでいます。だから、あえてネガティブな 言葉を集めたいと思ったのが、この本の はじまりです。」 と企画の発案…

「脳はバカ、腸はかしこい」

著者は免疫や伝染病研究の第一人者 大学教授の藤田紘一郎さん。 たらふく食べて、セックスして 野に出て運動して、おしゃべりして・・・ これで脳の報酬系は満足します。 このように脳はうわべだけの 満足ばかり求め 意志薄弱でうぬぼれも強いのです。 常に…

「最善主義が道を拓く」 其の参

「最善主義が道を拓く」の備忘録・其の参。 西洋で生まれたポジティブ心理学が 東洋でなじみの深い“中庸”を唱える のは、なんとも面白い感じがします。 感情を薬物で抑えこむというのは 失業したばかりの人にも、長い目で見ると 好ましいことではありません…

「最善主義が道を拓く」 其の弐

今日も昨日に引き続き 「最善主義が道を拓く」の備忘録です。 ちなみに、この本の帯には 「不幸の正体」は完璧主義にある!? と書いてあります。 感情を受け入れるというのは 必ずしもそれを好きになるということでは なく、自分にそれを感じる 許可、余裕、…

「最善主義が道を拓く」 其の壱

ポジティブ心理学で有名な タル・ベン・シャハーが 「ハーバードの人生を変える授業」の 前に出版した本です。 内容的にはかなり重複している部分が ありますので、これから読まれるかたは どちらか1冊で大丈夫かと。 近年読んだ中で・・・というより 今まで…

「うつが治る食べ方、考え方、すごし方」

チロシンを摂取するようになってから 心の状態がよいので、栄養素とうつの 関係をもっと少し知りたくて、この本を 選びました。 著者は精神科医の廣瀬久益先生。 丁寧な問診と、キックボクシングを使った 珍しい運動療法で9割のうつ患者を治して きたとか。 …

「支配されちゃう人たち」

「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」 「無意識さんの力で無敵に生きる 」 と出版の新しい順に読んでいきましたが 「支配されちゃう人たち」が一番読みやすかった です。 3冊を読んだ印象は 「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」 「無意識…

「その不安、ニセモノではありませんか?」

水島広子先生の新作です。 今回も備忘録として心に刺さった一節を 書き出しました。 人はなぜか必死に 「それでも怖れていなければいけない理由」 を見つけようとするものだからです。 中略 人間の本質は「怖れ」だと信じ込んでおり 今まで「怖れの目」を通…

「無意識さんの力で無敵に生きる」

「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」 の前に出版された大嶋先生の本です。 あまりにも共感できる箇所が多かったので 今回は「備忘録」の意味で書き出しました。 意識って、自分の味方だとずっと思っていた。 だって自分自身の考えなのだから。 意…

「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」

著者の大嶋信頼さんはカウンセリングを 行う心理学の先生です。 帯には 「わかっちゃいるけど止められない」 「なぜかいつも同じことをしてしまう」 「自分が何故それに怒るのかわからない」 ・・・・・ というあなたのための本 とあります。 内容はかなり刺…

「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」

薬では治せない心の栄養不足 この本の著者 スクールカウンセラーの森田直樹さんは 重要なのは 心にも栄養が必要なことです。 私はこの栄養を「自身の水」 と呼んでいます。 子どもたちの心の中にはコップがあり このコップの中に自信の水が 入ってると考えて…

「ストレス、パニックを消す!最強の呼吸法 システマ・ブリージング」

旧ソ連時代、ベールに包まれていた武術。 それが「システマ」です。 その中から日常生活に使える ブリージングという呼吸法を 日本の「システマ第一人者」である 北川貴英さんが解説しています。 もともと恐怖心による 緊張は筋肉を固くし、怪我による出血を…

「心が雨漏りする日には」

2004年に亡くなられた中島らもさんの作品です。 自分のお父さんが躁鬱病で 自身も躁鬱とアルコール依存症に苦しんだ 半生を面白おかしく書いてあります。 らもさんは本の中で病院へ行くと 「世の中にはおれなんかよりもっと重症の人がいる。 おれぐらいの軽…

「『孤独力』で“ひとりがつらい”が楽になる」

SNSに疲れたひとに ■キラーフレーズ■ 「ありのままの自分を受け入れるということは これ以上進歩の必要性を認めない、という意味では ありません。 『現在の自分はこれでよい』と 単に現実を受け入れるだけの話です。」 P.24 「何かに依存していく心は、罪悪…

「そっとあなたの 欠点 を直してくれる本」

平常心で毎日を過ごしたい方に ■キラーフレーズ■ 「さまざまな可能性を受け入れる心の余裕を持ち 『先のことはわからい』と謙虚に認めると、元気が湧いてくる。 憶測したり、もっともらしい予想を立てても 確かなことはわからない。 実際に、ネガティブに見…

人生で大切なことはみんなRPGから教わった

先々が不安でしょうがないというひとに・・・・ ■キラーフレーズ■ 「人生が有限である限り、『リスクを背負いたくないから何もしない』 というのが、一番のリスクです。」 P.79 「未来のためにお金を使うこと」 P.91 ★★★☆☆ 著者の「市村よしなり」さんは 10…

対人関係療法でなおす「気分変調性障害」

なんとなく生きづらいと思っているひとに・・・・ ■キラーフレーズ■ 「『人はなぜ生きるか』という難しいテーマに 答えを出すことがうつ病の治療につながるわけではなく うつ病がよくなるときにはそのような難しいことは 考えなくなってくるということなので…