「うつに効く本」の書評

心身の調子が芳しくないというかた必読! ◆ 「うつぬけ食事術」

著者は「食べてうつぬけ」でおなじみの精神科医奥平智之さん。 あたたのうつは栄養が原因かもしれませんというスタンスで、今回は症状別に6つの欠乏パターンを解説してくれています。 1.鉄欠乏うつ 2.亜鉛欠乏うつ 3.マグネシウム欠乏うつ 4.ビタミンB・たん…

精神的に弱っているかたにもおススメです ◆ 「気持ちが軽くなるストレス・コントロールの技術」

最近、はまっているのが、この根本橘夫さんの本です。 教育心理学、性格心理学の先生のようです。非常に分析が鋭く、かつ勇気を与えてくれます。 同じく心理学の鋭い分析では加藤諦三先生もおられますが、加藤さんの本は、読んでいる側が責められているよう…

いい本なのに・・・ ◆ 「シアワセになる仕組み」

いいこと書いてあります。 ただ、著者の恒吉彩矢子さん、かなりスピリチュアル系なんですね。 でも、その色をあんまり打ち出さなくても、説得力がある内容でした。なので、損してるかな~と。そっち系が苦手な人には読まれないと思うので・・・。 私も“そっ…

“あなたの思考は心が語る物語にすぎない” ◆ 「幸福になりたいなら 幸福になろうとしてはいけない」

マインドフルネスから生まれた“心理療法ACT(アクト)”の入門書です。 とは言っても、以前紹介した laozi.hatenablog.com よりは分量的にも多いので、そちらを読まれてからのほうがいいかもです。 ※ラス・ハリスさんの本は、分厚いのでどれも手ごわそうです(…

言い回しが違うので都度、“再発見” ◆ 「自分を生かす行動革命」

もう、何冊紹介したかわかりませんが、またまたD.K.レイノルズさんの著作。 話の趣旨は毎回同じ。まったくブレがありません。 しかし、言い回しが違うので都度、“再発見”させられるというか、以前より深く“腑に落ちる”というか・・・。 すぐに役立つ、実践的…

アメリカの医療現場で実践されている最先端の精神医学“ACT” ◆ 「悩みにふりまわされてしんどいあなたへ」

“ACT”という治療法について、わかるやすくかかれています。 著者は志村祥瑚さんと石井遼介 さん。 この本で初めて“ACT”のことを知りました。まだ関連本もそんなに日本では出版されていません。 認知行動療法に分類されていますが、考え方は従来の認知行動療…

こころのクスリ ◆ 「よくわかる森田療法」

こころの病とは何ぞや?から始まり、その種類や症状、欧米発の“認知行動療法”と日本発の“森田療法”の違いなど、非常にわかりやすく説明されています。 あるがままに、気持ちにとらわれず、今できることをやってみる。「気分本位」ではなく「目的本位」で考え…

うつ関係の書籍ではベスト3に入ります・・・ ◆ 「うつは『体』から治せる」鈴木直人著

著者は自身もうつ病を患らった経験のある整体師さんです。 処方される薬を飲んだり、カウンセリングに通って性格を変えようとしたりしたものの、なかなか治らず、自らの専門である身体と、心や脳の関係を研究したらしいです。そして今や「うつ・自律神経失調…

心の問題がスッキリするかもです ◆ 「悩みを生かす 森田療法による建設的な生き方」D・K・レイノルズ著

D・K・レイノルズさんは、日本の“森田療法”と“内観療法”をベースに“建設的な生き方”を唱える、アメリカ人文化人類学者です。 この人の著作は本当に分かりやすくて、毎回、学ぶべきことがあります。 この「悩みを生かす」は、たくさんの森田療法の本をだされて…

「中年期のうつと森田療法」北西憲二著

この先生の本を読むのは、 laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com に次いで、これが3冊目です。 過去2冊はひじょ~に学べる箇所が多く、読んでよかったな~て感じでした。 それに比べると、この本はあまり・・・。 北西憲二さんの著書を初めて読まれる…

これは役に立つ! ★ 「『いつもの不安』を解消するためのお守りノート」

タイトルだけ見ると、ちょっとスピリチュアルな感じがしますが、内容はアカデミックです(笑)。 著者は精神科医の勝久寿さん。森田療法をベースに認知行動療法を取り入れた治療方法が紹介されています。 森田療法の本を何冊か読まれたかたには、新鮮味がない…

「行動的な生き方ー森田と内観に学ぶー」D.レイノルズ著

この人の本は、主張は同じなのですが表現のしかたが豊富で、毎回新しい気づきを与えてくれます。 laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com 今回も心に残る言葉が多かったのでいつもように備忘録です。 行動の結果ではなく、行動そのものが大切なのです。 …

「筋トレが最強のソリューションである」testosterone著

よく“うつの本”に「身体を動かすといい」なんてことが書かれていますよね?この本はそれを極端にフューチャーした内容です。 帯に書かれた「世の中の99%の問題は、筋トレで解決する!」って文言は少しバカっぽいですけど、運動が何かしら精神に影響を与える…

「建設的に生きる」D・K.レイノルズ著

以前、紹介した「行動が人生を動かす」のD・K.レイノルズの著作。 「森田療法」と「内観療法」をベースにしたレイノルズの手法が具体例をまじえて書いてあります。 今回もわかりやすく、しかも実践的で即効性があります。ここんとこ話題の「マインドフルネス…

「はじめての森田療法」北西憲二著

「森田療法のすべてがわかる本」監修の北西憲二さんの本です。 第一章 森田療法の確立と展開 第二章 キーワードで知る森田療法のエッセンス 第三章 治療はどのように行われるか 上記の構成になっており非常に理解しやすい内容です。 投薬による治療や認知行…

「行動が人生を動かす」VOL.2

「行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 昨日に引き続き「行動が人生を動かす」の備忘録です。 例え話がわかりやすいのなんのって(笑)。 特によく耳にする「生んでくれと頼んだ覚えはない!」ということに対しての回答は圧巻です。 Q&A 就職…

「行動が人生を動かす」VOL.1

「行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 著者は文化人類学者。1965年から日本で“森田療法”の研究を行い、その後南カリフォルニア医科大学にて森田療法の講座を指導。 「自分のほんとうの姿」を見ることに主眼を置いた吉本伊信の“内観法 ”も取…

「やる気の健康医学」

著者は大原健士郎さん。精神科医で浜松医科大学名誉教授。専門は自殺研究、森田療法。2010年にお亡くなりになっています。 具体的な事例を紹介しながら、心の病について説明するってスタイルで書かれています。 またまた、ためになる箇所がめじろおしだった…

「新時代の森田療法~入院療法最新ガイド~」

laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com に続いて森田療法の本はこれで4冊目です。 ■森田療法の考え方 行動療法と同じ点、違う点 ■入院治療の具体的な内容と外来治療 ■患者さんからの質問 ■体験談 こんな感じで構成されています。 …

今年、一番ためになった本!

「心なんかどうでもいい」金原俊輔著 副題は“大学生・高校生・中学生の悩みに答える森田療法”とあります。 でも、アドラーも「あらゆる悩みは対人関係の問題だ」と言っているように、大人にも当てはまります。というか根本は同じです。 金原さん、専門は“行…

「よくわかる森田療法」森岡洋著

またまた“森田療法”の本です。 前回の「森田療法のすべてがわかる本」を一歩踏み込んだ内容です。と言ってもあくまで入門書なので難しくはありません。 誰でも感じる感情を排除しようとすることから、生活の歯車が狂いだすんだってことを、具体例を上げなが…

「森田療法のすべてがわかる本」北西憲二監修

いやいや、私は“森田療法”をなめてましたよ。所詮、“認知療法”や“行動療法”の亜種だと思っていました。でも、もっと本質的で実践的で自然ですね。 人生は誰でも悩み、傷つき、不安に思いながら生きているのだと。それが当たり前で、そんな気持ちがない人がい…

「行動してみることで人生は開ける」加藤諦三著

加藤諦三さんは、ものすごい数の本を書かれている心理学者です。するどい洞察は切れ味が良すぎてレヴューを見ても絶賛と非難が混じっています。 かくいう私も、20代のころ、著者の本を好んで読んでいました。しかし、何か自分を非難されているような感じを覚…

「『雑念』がスーッと消える本」

以前このブログで紹介した 「反応しない練習」でお馴染みの 草薙龍瞬さんの本です。 今年一番、影響を受けたかも しれません。 身体のケアが必要なように 心も手入れが必要なのだという説明から 本書はスタートします。 「心は意識して作っていくものだ」と…

「反応しない練習」~其の弐

引き続き備忘録です。 妄想は妄想にすぎないと正しく理解して 「とりあえず、ただやってみよう」という スタートラインに、意を決して立ってみる ことです。 やってみて、少しずつできるようになって 経験を積んで、あるときふと振り返った ときに、「ああ、…

「反応しない練習」~其の壱

仏教の教えには以前から興味があって アルボムッレ・スマナサーラさんや ティク・ナット・ハンさん ひろ さちやさん、小池龍之介さん 枡野 俊明さん、酒井雄哉さんなど いろんなかたの本を読んできましたが この本の著者“草薙龍瞬 ”さんの 説明が一番わかり…

「大丈夫、なんとかなるさ」

著者の近藤勝重さんは 毎日新聞社東京本社・特任編集委員。 こういった「あったか・ためになる系」 から最近では「文章の書き方系」の本まで 幅広く出されています。 偉人や著名人の名言から 自らがパーソナリティを務めるラジオ番組で 出逢った言葉まで心に…

「絶望手帖」

「絶望手帳」タイトルのインパクトが すごいですよね~。 「『死にたい』と『生きたい』は同義語です。 今、多くの人が弱さをさらけ出せずに 悩んでいます。だから、あえてネガティブな 言葉を集めたいと思ったのが、この本の はじまりです。」 と企画の発案…

「脳はバカ、腸はかしこい」

著者は免疫や伝染病研究の第一人者 大学教授の藤田紘一郎さん。 たらふく食べて、セックスして 野に出て運動して、おしゃべりして・・・ これで脳の報酬系は満足します。 このように脳はうわべだけの 満足ばかり求め 意志薄弱でうぬぼれも強いのです。 常に…

「最善主義が道を拓く」 其の参

「最善主義が道を拓く」の備忘録・其の参。 西洋で生まれたポジティブ心理学が 東洋でなじみの深い“中庸”を唱える のは、なんとも面白い感じがします。 感情を薬物で抑えこむというのは 失業したばかりの人にも、長い目で見ると 好ましいことではありません…