「うつに効く本」の書評
著者は臨床心理士のクラウス・ベルンハルトさん。 ドイツで大ベストセラーになった「敏感すぎるあなたへ」に続く第2弾らしいです。 “食事・運動・睡眠・思考・言語”と“うつ”に関して、多岐にわたるアプローチを本書で展開しています。 今回も学びが多かった…
著者は精神科医の宮田雄吾先生。 この人の本を読むのは今回が初めてです。 非常に気持ちが楽になる“考え方”がてんこ盛り。 なんとなく“生きづらさ”を感じておられるかたにはピッタリな本かと・・・。 超おススメです。 いつものように備忘録。 適度なストレ…
著者は「食べてうつぬけ」でおなじみの精神科医奥平智之さん。 あたたのうつは栄養が原因かもしれませんというスタンスで、今回は症状別に6つの欠乏パターンを解説してくれています。 1.鉄欠乏うつ 2.亜鉛欠乏うつ 3.マグネシウム欠乏うつ 4.ビタミンB・たん…
最近、はまっているのが、この根本橘夫さんの本です。 教育心理学、性格心理学の先生のようです。非常に分析が鋭く、かつ勇気を与えてくれます。 同じく心理学の鋭い分析では加藤諦三先生もおられますが、加藤さんの本は、読んでいる側が責められているよう…
いいこと書いてあります。 ただ、著者の恒吉彩矢子さん、かなりスピリチュアル系なんですね。 でも、その色をあんまり打ち出さなくても、説得力がある内容でした。なので、損してるかな~と。そっち系が苦手な人には読まれないと思うので・・・。 私も“そっ…
マインドフルネスから生まれた“心理療法ACT(アクト)”の入門書です。 とは言っても、以前紹介した laozi.hatenablog.com よりは分量的にも多いので、そちらを読まれてからのほうがいいかもです。 ※ラス・ハリスさんの本は、分厚いのでどれも手ごわそうです(…
もう、何冊紹介したかわかりませんが、またまたD.K.レイノルズさんの著作。 話の趣旨は毎回同じ。まったくブレがありません。 しかし、言い回しが違うので都度、“再発見”させられるというか、以前より深く“腑に落ちる”というか・・・。 すぐに役立つ、実践的…
“ACT”という治療法について、わかるやすくかかれています。 著者は志村祥瑚さんと石井遼介 さん。 この本で初めて“ACT”のことを知りました。まだ関連本もそんなに日本では出版されていません。 認知行動療法に分類されていますが、考え方は従来の認知行動療…
こころの病とは何ぞや?から始まり、その種類や症状、欧米発の“認知行動療法”と日本発の“森田療法”の違いなど、非常にわかりやすく説明されています。 あるがままに、気持ちにとらわれず、今できることをやってみる。「気分本位」ではなく「目的本位」で考え…
著者は自身もうつ病を患らった経験のある整体師さんです。 処方される薬を飲んだり、カウンセリングに通って性格を変えようとしたりしたものの、なかなか治らず、自らの専門である身体と、心や脳の関係を研究したらしいです。そして今や「うつ・自律神経失調…
D・K・レイノルズさんは、日本の“森田療法”と“内観療法”をベースに“建設的な生き方”を唱える、アメリカ人文化人類学者です。 この人の著作は本当に分かりやすくて、毎回、学ぶべきことがあります。 この「悩みを生かす」は、たくさんの森田療法の本をだされて…
この先生の本を読むのは、 laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com に次いで、これが3冊目です。 過去2冊はひじょ~に学べる箇所が多く、読んでよかったな~て感じでした。 それに比べると、この本はあまり・・・。 北西憲二さんの著書を初めて読まれる…
タイトルだけ見ると、ちょっとスピリチュアルな感じがしますが、内容はアカデミックです(笑)。 著者は精神科医の勝久寿さん。森田療法をベースに認知行動療法を取り入れた治療方法が紹介されています。 森田療法の本を何冊か読まれたかたには、新鮮味がない…
この人の本は、主張は同じなのですが表現のしかたが豊富で、毎回新しい気づきを与えてくれます。 laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com 今回も心に残る言葉が多かったのでいつもように備忘録です。 行動の結果ではなく、行動そのものが大切なのです。 …
よく“うつの本”に「身体を動かすといい」なんてことが書かれていますよね?この本はそれを極端にフューチャーした内容です。 帯に書かれた「世の中の99%の問題は、筋トレで解決する!」って文言は少しバカっぽいですけど、運動が何かしら精神に影響を与える…
以前、紹介した「行動が人生を動かす」のD・K.レイノルズの著作。 「森田療法」と「内観療法」をベースにしたレイノルズの手法が具体例をまじえて書いてあります。 今回もわかりやすく、しかも実践的で即効性があります。ここんとこ話題の「マインドフルネス…
「森田療法のすべてがわかる本」監修の北西憲二さんの本です。 第一章 森田療法の確立と展開 第二章 キーワードで知る森田療法のエッセンス 第三章 治療はどのように行われるか 上記の構成になっており非常に理解しやすい内容です。 投薬による治療や認知行…
「行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 昨日に引き続き「行動が人生を動かす」の備忘録です。 例え話がわかりやすいのなんのって(笑)。 特によく耳にする「生んでくれと頼んだ覚えはない!」ということに対しての回答は圧巻です。 Q&A 就職…
「行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 著者は文化人類学者。1965年から日本で“森田療法”の研究を行い、その後南カリフォルニア医科大学にて森田療法の講座を指導。 「自分のほんとうの姿」を見ることに主眼を置いた吉本伊信の“内観法 ”も取…
著者は大原健士郎さん。精神科医で浜松医科大学名誉教授。専門は自殺研究、森田療法。2010年にお亡くなりになっています。 具体的な事例を紹介しながら、心の病について説明するってスタイルで書かれています。 またまた、ためになる箇所がめじろおしだった…
laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com laozi.hatenablog.com に続いて森田療法の本はこれで4冊目です。 ■森田療法の考え方 行動療法と同じ点、違う点 ■入院治療の具体的な内容と外来治療 ■患者さんからの質問 ■体験談 こんな感じで構成されています。 …
「心なんかどうでもいい」金原俊輔著 副題は“大学生・高校生・中学生の悩みに答える森田療法”とあります。 でも、アドラーも「あらゆる悩みは対人関係の問題だ」と言っているように、大人にも当てはまります。というか根本は同じです。 金原さん、専門は“行…
またまた“森田療法”の本です。 前回の「森田療法のすべてがわかる本」を一歩踏み込んだ内容です。と言ってもあくまで入門書なので難しくはありません。 誰でも感じる感情を排除しようとすることから、生活の歯車が狂いだすんだってことを、具体例を上げなが…
いやいや、私は“森田療法”をなめてましたよ。所詮、“認知療法”や“行動療法”の亜種だと思っていました。でも、もっと本質的で実践的で自然ですね。 人生は誰でも悩み、傷つき、不安に思いながら生きているのだと。それが当たり前で、そんな気持ちがない人がい…
加藤諦三さんは、ものすごい数の本を書かれている心理学者です。するどい洞察は切れ味が良すぎてレヴューを見ても絶賛と非難が混じっています。 かくいう私も、20代のころ、著者の本を好んで読んでいました。しかし、何か自分を非難されているような感じを覚…
以前このブログで紹介した 「反応しない練習」でお馴染みの 草薙龍瞬さんの本です。 今年一番、影響を受けたかも しれません。 身体のケアが必要なように 心も手入れが必要なのだという説明から 本書はスタートします。 「心は意識して作っていくものだ」と…
引き続き備忘録です。 妄想は妄想にすぎないと正しく理解して 「とりあえず、ただやってみよう」という スタートラインに、意を決して立ってみる ことです。 やってみて、少しずつできるようになって 経験を積んで、あるときふと振り返った ときに、「ああ、…
仏教の教えには以前から興味があって アルボムッレ・スマナサーラさんや ティク・ナット・ハンさん ひろ さちやさん、小池龍之介さん 枡野 俊明さん、酒井雄哉さんなど いろんなかたの本を読んできましたが この本の著者“草薙龍瞬 ”さんの 説明が一番わかり…
著者の近藤勝重さんは 毎日新聞社東京本社・特任編集委員。 こういった「あったか・ためになる系」 から最近では「文章の書き方系」の本まで 幅広く出されています。 偉人や著名人の名言から 自らがパーソナリティを務めるラジオ番組で 出逢った言葉まで心に…
「絶望手帳」タイトルのインパクトが すごいですよね~。 「『死にたい』と『生きたい』は同義語です。 今、多くの人が弱さをさらけ出せずに 悩んでいます。だから、あえてネガティブな 言葉を集めたいと思ったのが、この本の はじまりです。」 と企画の発案…