「うつに効く本」の書評
著者は免疫や伝染病研究の第一人者 大学教授の藤田紘一郎さん。 たらふく食べて、セックスして 野に出て運動して、おしゃべりして・・・ これで脳の報酬系は満足します。 このように脳はうわべだけの 満足ばかり求め 意志薄弱でうぬぼれも強いのです。 常に…
「最善主義が道を拓く」の備忘録・其の参。 西洋で生まれたポジティブ心理学が 東洋でなじみの深い“中庸”を唱える のは、なんとも面白い感じがします。 感情を薬物で抑えこむというのは 失業したばかりの人にも、長い目で見ると 好ましいことではありません…
今日も昨日に引き続き 「最善主義が道を拓く」の備忘録です。 ちなみに、この本の帯には 「不幸の正体」は完璧主義にある!? と書いてあります。 感情を受け入れるというのは 必ずしもそれを好きになるということでは なく、自分にそれを感じる 許可、余裕、…
ポジティブ心理学で有名な タル・ベン・シャハーが 「ハーバードの人生を変える授業」の 前に出版した本です。 内容的にはかなり重複している部分が ありますので、これから読まれるかたは どちらか1冊で大丈夫かと。 近年読んだ中で・・・というより 今まで…
チロシンを摂取するようになってから 心の状態がよいので、栄養素とうつの 関係をもっと少し知りたくて、この本を 選びました。 著者は精神科医の廣瀬久益先生。 丁寧な問診と、キックボクシングを使った 珍しい運動療法で9割のうつ患者を治して きたとか。 …
「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」 「無意識さんの力で無敵に生きる 」 と出版の新しい順に読んでいきましたが 「支配されちゃう人たち」が一番読みやすかった です。 3冊を読んだ印象は 「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」 「無意識…
水島広子先生の新作です。 今回も備忘録として心に刺さった一節を 書き出しました。 人はなぜか必死に 「それでも怖れていなければいけない理由」 を見つけようとするものだからです。 中略 人間の本質は「怖れ」だと信じ込んでおり 今まで「怖れの目」を通…
「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」 の前に出版された大嶋先生の本です。 あまりにも共感できる箇所が多かったので 今回は「備忘録」の意味で書き出しました。 意識って、自分の味方だとずっと思っていた。 だって自分自身の考えなのだから。 意…
著者の大嶋信頼さんはカウンセリングを 行う心理学の先生です。 帯には 「わかっちゃいるけど止められない」 「なぜかいつも同じことをしてしまう」 「自分が何故それに怒るのかわからない」 ・・・・・ というあなたのための本 とあります。 内容はかなり刺…
薬では治せない心の栄養不足 この本の著者 スクールカウンセラーの森田直樹さんは 重要なのは 心にも栄養が必要なことです。 私はこの栄養を「自身の水」 と呼んでいます。 子どもたちの心の中にはコップがあり このコップの中に自信の水が 入ってると考えて…
旧ソ連時代、ベールに包まれていた武術。 それが「システマ」です。 その中から日常生活に使える ブリージングという呼吸法を 日本の「システマ第一人者」である 北川貴英さんが解説しています。 もともと恐怖心による 緊張は筋肉を固くし、怪我による出血を…
2004年に亡くなられた中島らもさんの作品です。 自分のお父さんが躁鬱病で 自身も躁鬱とアルコール依存症に苦しんだ 半生を面白おかしく書いてあります。 らもさんは本の中で病院へ行くと 「世の中にはおれなんかよりもっと重症の人がいる。 おれぐらいの軽…
SNSに疲れたひとに ■キラーフレーズ■ 「ありのままの自分を受け入れるということは これ以上進歩の必要性を認めない、という意味では ありません。 『現在の自分はこれでよい』と 単に現実を受け入れるだけの話です。」 P.24 「何かに依存していく心は、罪悪…
平常心で毎日を過ごしたい方に ■キラーフレーズ■ 「さまざまな可能性を受け入れる心の余裕を持ち 『先のことはわからい』と謙虚に認めると、元気が湧いてくる。 憶測したり、もっともらしい予想を立てても 確かなことはわからない。 実際に、ネガティブに見…
先々が不安でしょうがないというひとに・・・・ ■キラーフレーズ■ 「人生が有限である限り、『リスクを背負いたくないから何もしない』 というのが、一番のリスクです。」 P.79 「未来のためにお金を使うこと」 P.91 ★★★☆☆ 著者の「市村よしなり」さんは 10…
なんとなく生きづらいと思っているひとに・・・・ ■キラーフレーズ■ 「『人はなぜ生きるか』という難しいテーマに 答えを出すことがうつ病の治療につながるわけではなく うつ病がよくなるときにはそのような難しいことは 考えなくなってくるということなので…