またまた田坂広志さんです。
序話 なぜ、時間を生かせないのか
第一話 いかにして「時間」を使うか
第二話 いかにして「集中」するか
第三話 いかにして「智恵」を学ぶか
第四話 いかにして「経験」から学ぶか
第五話 いかにして「反省」するか
第六話 いかにして「人間」から学ぶか
第七話 いかにして「自分」を見つけるか
第八話 いかにして「関係」を築くか
第九話 いかにして「成長」をするか
第十話 いかにして「成功」を得るか
終話 かけがえのない「人生の時間」
なかなか、興味深いお題目じゃないですか(笑)？
「時間」というより
「人生」とはなんぞやという内容です。
印象に残ったのは
第七話 いかにして「自分」を見つけるか
に書かれている個性についての説明。
「個性」とは、他の「個性」との対比で見いだせるので
師匠を真似ることによって、自分の「個性」を発見できる。
という内容です。
養老孟司さんが
「師匠をどんなに真似ても、絶対に同じにならない。
それがその人の個性だ・・・・」
と以前、何かの本で言われていたのを思い出しました。
今、世の中で思われている「個性」の解釈とは
ずいぶん開きがありますよね(笑)。
簡単に何かを手に入れることができる
というのは「幻想」だと、著者自身も書かれていますが
田坂さんの本は核心をついていて、どれを読んでも重い(笑)。
でも勉強になります。
