対人関係療法の精神科医「水島広子」さんの著作です。
水島さんの本は、たくさん読みましたが
今回は問題を絞っているだけに、他の本とは
少し毛色が違いました。
「女性の敵は女性」と言われるような
女性同士の関係に標準を合わせています。
女性に多く見られる考え方を性別の「女性」とは
区別するために「オンナ」という名称を与えて
それがどういうものか説明しています。
著者作品全般に言えることですが
「○○○だから良い・・・」
「△△△しなければならない・・・」
という展開ではなく、人間関係・人の性格
今回は特に女性についての「解析」がメインテーマに
話が組み立てられています。
どういう背景・考え方で
今に及んでいるか、という内容が納得できるので
闇雲に答えらしきものを提示する本より
実践的だと感じました。
詳しくは本を読んでいただきたいのですが
「女性とは選ばれる性なので
誰かが美人だと言われることは
他の女性にとっては選ばれなかったとう事件なのです・・・・」
というフレーズが忘れられません。
女性同士の関係に悩まれているかたは
もちろん、女性の考えていることが
まったく分からないという男性にも(笑)
おススメです。