「すごい手抜き」 其の壱

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「完璧主義はほんとうに正しいのか?」

と帯に書いてあります。

 

私は

「時間ができてからきっちり仕上げよう!」

と思いながら、先送りにするクセがあるので

参考になるのではと、この本を選びました。

 

 

 

 

実際何もかも完璧に仕上げたいと思っていても

何もかも完璧にできる人など、存在しません。

 

中略

 

完璧主義と呼ばれる人たちも

そのことは薄々わかっているはずです。

 

 

どこかで手抜き、妥協を迫られていると。

 

 

ではどうしてそれができないのかというと

実は「怖いから」なのです。

 

冒頭で著者は、こう断言しています。

正解です(笑)。

 

他人からの「ダメ出し」が怖いんですよね~。

 

 

 

 

 

自分をあえて不利にすることを

セルフ・ハンディキャッピング

言うらしいです。

 

つまらない自分への言い訳を用意して

しまうことなんですって。

 

あなたは仕事が期日に間に合わなかったとき

「完璧主義だから、時間が必要なんだよな」

と自分に言い訳していませんか。

 

完璧主義だから仕方ない

ゆるされると思うことは

一番避けたい考え方です。

 

う~ん、耳が痛い・・・。

 

 

 

 

「完璧」を目指すから、仕事の質が保てる

という考え方も勘違い。

 

「いつも全力を尽くす」から「習慣化する」

というやりかたに切り替えるのです。

 

中略

 

私たちは何事においても、繰り返すほど

うまくなるものです。

 

中略

 

つまり最初から完璧にできる人でない限り

何もしないことになってしまいます。

 

中略

 

出来がどんどんよくなるということは

最初は相対的に出来が悪い仕事でも

その状態で提出する必要があるということ

なのです。

 

まさにその通り!

 

 

 

 

次は名言です。

 

仕事とは、できれば習慣的に

調子が良くても悪くても

雨が降っていても、快晴でも

「とにかく前に進める人」によって

進んでいくものなのです。

 

刺さります・・・。

 

 

 

 

これもよくあるパターンです。

 

計画だけで満足してしまうって状態。

 

仕事をやらずにいる不安が

仕事をやらないでいるうちに、解消されることは

基本的にありえません。

 

完璧な計画を立てる時間があるなら

とりあえず始める。

 

すでにできているものを直すのは

わりあい簡単ですが、まだできていないものを

一から作るのは大変なことです。

 

中略

 

特に「手を抜く」べきは「最初の一歩」

なのです。

 

ここまで来ると感動です(笑)。

 

 

 

 

完璧主義で仕事を一人で

抱えてしまう人に対しては

 

迷惑をいっさいかけない人よりも

迷惑をかける人のほうが好かれる

 

 

他人に迷惑を一切かけないという人は

他の人に、能力を発揮する機会を与えない

という人でもあるのです。

 

仕事というのはある意味で

「他人が起こしたトラブルをケアすること」

 

中略

 

人は「他人の世話が焼きたい」と思うことも

あるのです。

 

という言葉を与えてくれます。

 

 

 

 

鈍感になれば幸せになれる!

 

完璧主義な人は当然、世界に対しても基準が

厳しいため、普通の人よりも不快な世界に

住んでいることがあります。

 

中略

 

「完璧主義のハードルを低くすれば

自分および世界に満足できる点が一気に増える」

 

中略

 

完璧主義というのは、物事はなんでも完璧を

期したほうが、自分や世界にとってメリットが

大きい、と信じていることです。

 

 

 

 

長くなったので、続きは明日。

 

 

 

 

それでは・・・・。