著者はさくら剛という人で
心理学の専門家ではないのですが
九州保険福祉大学・准教授
面白おかしく「心理学」を解説しよう
という試みのエッセイです。
見返し部分には
自分の弱い心と向き合うために。
他人の強い心を理解するために。
とあります。
ずいぶん重い感じですが
中身は軽いタッチです。
バンドワゴン効果など、今まで何冊か
この手の本を読まれたことがあるかたには
お馴染みの内容です。
でも特筆すべきは、この著者の文体です。
いや~面白い!
噛み砕いた説明。
極端な例え話。
トンチンカンなエピソード。
最後にまじめなまとめ。
こんな構成で44種類の心理効果を
解説しています。
心理学の本がはじめてのひとには
いい入門書になるでしょうし
詳しい方にとっても楽しみながら
復習できる内容かと・・・。
時間やお金を使うほど、ココロは
なんとか元を取ろうとする。
これは“サンクコスト効果”を
一言でまとているのですが
なかなかの名言。
社会適応から、日常生活のテクニック的な
事柄まで網羅してあるので
「一家に一冊」って感じでしょうか(笑)。
それでは・・・・。