異色の人物が和田行男さんです。
彼の介護の特長は
認知症患者さんの行動を制限せず
なるべく普通の生活を送ってもらうと
いうこと。
危険だという理由で
刃物を使うことや外出もままならない
施設が多い中で、周囲の反対を押し切って
独自のやり方にこだわっておられます。
そんな和田さんが
初めて1つの施設を任されたとき
一人のお婆ちゃんが行方不明になった
らしいです。
そして2時間後、無事保護されました。
そのとき、彼女の充実した表情を見て
「自分のやりかたは間違っていなかったんだ」
と確信を得たんですって。
彼の発言が心に刺さりました。
「人間にとって何がすてきかって・・・
自分の意思で行動に移せることって
どれほどすてきかと。
その向こうにはリスクがいっぱい
あるんですけど、その人間にとって一番すてきな
ところを奪ったらあかんと。
できるだけそのことを守っていくというか
守り手にならなあかんと思っているんですよ」
認知症介護にこの男あり・・・です。
それでは・・・・。