「やろうと思ったことは自動的に
できるという自信があってもそれは
大きな間違いである」
やる気だけでものごとを達成できる
のは100万人に1人しかいない。
やる気があるのに実行できないのは
普通のことなのだ、という前提で
本書はスタートしています。
よく言われていることですが
ものごとを最後までやりとげるには
意志力だけでは無理。
人間は嫌なことはしないし
目の前の誘惑に流されるものだ。
と、この本の著者も述べています。
それを回避する方法として
しなければならないことを
小さく分けるとか、約束等を利用して
強制力を持たすなどの方法が
紹介されていますが、それ自体に
目新しさはありません。
目から鱗だったのは
一度、成功したからといって
「自分はもう大丈夫だ」と
慢心してはいけない。
その都度、目標を達成するための
作戦をとらなければ、必ず失敗すると
いう内容です。
いや~納得!
あと、やる気を出すためのセミナーなど
に対しては肯定的です。
ただ、その影響力は長く続かないので
日々、思い出すための工夫が必要だと。
それには決意を呼び覚ますための合図を
作ったりするのがいいみたいです。
古典的ですが目に入るところに
張り紙をしておくとか・・。
これも慣れるとただの景色になって
しまうので、いろいろアイデアがいる
ようですが・・・。
ためになる本でしたが
構成は、トピックスが多すぎて
「そんな具体例ばっかりいらんて!」って
つっこみたくなるぐらい退屈です。
これは読み手の好みですが
私の嫌いな横書きでした。
参考までに・・・。
それでは・・・・・。