サブタイトルが
「人生が劇的に軽くなるひと言」。
そういう内容です(笑)。
不適切用語ということではじかれるので
伏字にしていますが、ここでいう
「F○CK IT」とは「知ったことか!」
「だから何?」「もうええわ!」的な
意味で使われています。
常識や既成概念に囚われていることが
悩みを生み出すので、そういう状態のとき
上記のようなツッコミを入れて
考え方の枠組みを変えようって内容です。
著者はイギリス人の心理コーチ
ジョン・C・パーキン氏。
この書籍も22か国で発売されているとか。
翻訳は「あの世に聞いた、この世のしくみ」
の雲黒斎さん。
ご存知の方もおられると思いますが
雲黒斎さんはスピリチュアル系の人なので
この本の内容も・・・と思いきや
意外にそうではなかったです。
パーキン氏はヨガや気功のプログラムも
提供されているようで、本書でも
随所に東洋的な仏教色の強い考えを展開
されています。
以下、気になった部分を備忘録として
書き出しておきます。
僕の場合、自分の存在は完全に
無意味なのだと考えたときに
決まって開放感を味わえる。
人生で腹の立つことのほとんどは
どうにもできないことばかりだ。
中略
キーワードは「ま、いっか」だ。
自分自身を高く評価すればするほど
世の中もそれに同調して、高く評価
してくれるものなのだ。
禅僧のように落ち着いた人間でありたい
と求めるのは、そうでない自分のすべて
の部分を否定することだと気づいたのだ。
人生で自分が望むものがよくわからない
というのは、いわばホームセンターに行き
インフォメーションカウンターに行って
「ええっと~・・・何かおすすめって
ありますかね?」と尋ねるようなものだ。
問題は人からどう思われるかを気にして
ばかりいると、まわりの反応を「自分」に
向けられた攻撃であると受け止めてしまい
歪んだ視点で世界を見るようになって
しまうことである。
人生の信条や精神性や宗教が、自分にとって
意味があればあるほど、苦痛が生まれる
可能性が大なのだ・・・
中略
「人生に意味を追い求めようとするのでは
なく追い求めないようにする」ということが
すべてに対する真実だ。
人生の価値観につっこみを入れるように
なって、物事が重要でなくなってきたら
自分の主義・主張への愛着もなくなっていく。
人生はユルユルになって
大きく構えるほうがいい。
抵抗しても、コチコチになっても緊張を生む
だけなのだから。
ときには開き直りも、ありかな~って
思える一冊でした。
それでは・・・・。