勧善懲悪的なお話ではなく、最終的には大きな壁に跳ね返されるというか、社会システムの流れに飲まれるというか、まぁリアルといえばリアルなオチです。
主人公はニコラス・ケイジ扮する政治家。 アルコール依存や夫婦間の溝、父親との確執等々、個人的な問題は抱えているものの、志は高く地元の人々のことを真剣に考える誠実な下院議員という設定。
過度の誠実さは、周囲の人間との温度差や利害に関する衝突を生むのは世の常。 決して、万々歳の展開でも、教訓めいたものを匂わすストーリーでもなく、「ま~政治ってこんなものでしょ」ってエンディングです。
そこそこ楽しめました。
それでは・・・・。
2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり