「行動してみることで人生は開ける」加藤諦三著

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加藤諦三さんは、ものすごい数の本を書かれている心理学者です。するどい洞察は切れ味が良すぎてレヴューを見ても絶賛と非難が混じっています。

 

かくいう私も、20代のころ、著者の本を好んで読んでいました。しかし、何か自分を非難されているような感じを覚えて、そこからご無沙汰してたって感じです。でも、出版されている本が多いので書店で目について、また読み始めたという次第です。

 

最近は、なんとか「積極的にというか」、「活動的にというか」、人生に変化を与えたいと考えて、「先延ばしを・・・」とか「すぐやる・・・」のたぐいの本をあさっていました。で、amzonで加藤さんの著作をあたっていたら、ためになりそうなタイトルの本があったので購入ってわけです。

 

この本が他の類書と違うところは、“考え方の枠組みを変えて自分を動かす”という方法ではなく、“まず行動ありき”というアプローチだというところです。

 

いや~目から鱗もいいとこです。今年一番参考になりました。

 

 

ちなみに、ご本人が話されている様子(※YouTubeで観れます)は非常にやさしい感じなのですが、文章だとかなりストレートにズバズバ表現されているので“鬱状態”が強いかたは、この人の本は避けられたほうがいいかもです。参考までに・・・。

 

 

それでもって、また自分用の備忘録です。よかったら購入の参考にしてみてください。

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自信があるから何かをやるのではなく、何かをやるから自身がついてくのである。

 

 

無気力になっている人は、エネルギーを使わないから衰弱しているのである。活動するから元気になるのであって、エネルギーがないから元気になれないのではない。

 

 

仕事というのは打ち込めば打ち込むほど面白くなる、という性質のものである。面白いから打ち込むのではなく、打ち込むから面白くなるのである。

 

 

文章を書く前に“文章の書き方”の本など読む愚をさけることである。

中略

日記をつける前に、日記をつける意味を考える愚をおかさないことである。日記をつけることの意味は、日記をつけてからわかるものである。

 

 

われわれは、あることに自分をゆだね、専心することによって、そこから意味を感じとるとることができる。専心する前に、自らをゆだねる前に、その意味を確認しようとすれば、結局は生きがいを失い、無気力におちいり、シラケてくる。

 

 

すべてのことを予想しようとする。

中略

何でも決め込んでしまう人は、いつも不安な人であろう。

中略

そして人間は、体を固くすることで疲れる。

 

 

他人を非難しているとき

中略

「けなすっていうのは、ウラのほめですからね」

 

 

われわれが忘れてはならないことのひとつは自信は自己主張から生まれる、ということである。

 

 

“どうせ~だから”は正しいか?

つまりこの理屈は、何をやってもいつかは死ぬ、だから何をやっても馬鹿らしいという理屈につながっていく。死ぬことは死ぬ、しかし生まれてきたことも事実なのである。どうせやったって、という理屈は死ぬことに焦点があっていて、生まれてきたことに焦点があっていない。

中略

生きることが意味があるわけではなく、意味がないわけでもない、意味があるという前提で生きることで、意味を感じることができるのが人間である。

 

 

何より大切なのは「行動」である。何かをやろうか止めようかと悩んだら、必ずやること。

 

 

気分は外からくるものでも、内からくるものでもなく、そこにいる自分の行動によって決まってくるのである。

 

 

人は自分の体のことになると案外合理的に行動する。つまり胃や肝臓のような内臓が疲れている時、休息をとったりスポーツをしたりというように行動を変える。

中略

のことは感情についても同じなのである。

 

 

他人が思い通りにならないように、自分も自分の思い通りにならない。 自分を自分の思い通りにしようと思う人はノイローゼになり、他人を自分の思い通りにしようとする人は欲求不満になる。

 

 

 

それでは・・・・。