この著者は「引き寄せ」系のちょっとスピリチュアルな人です。それが私には気になりますが、それを差し引いても結構いい言葉を記しているので紹介します。
すべてのポジティブな感情は、「得た喜び」からきています。「感謝」は、何かをしてもらったから。「楽しい」のは、心がわき立つような出来事を経験をしたから。「誇らしい」のは、価値あるものを得ているから。
人は、「得ると喜びを感じる」という習性があるのです。
すべてのネガティブな感情は、「失う」怖れからきています。「怒る」のは、思うような結果を得られなかったから。「悲しむ」のは、大切なものを失ったから。「恨み」を感じるのは、自尊心を傷つけられ、損なわれたから。
人は「ないこと、なくなることに怖れを感じる」という習性があるのです。
まずこれが、この本の前提。確かに確かに。
「ない」と「ある」はコインの表裏のようなものです。
中略
たとえば、「彼女がいない」ということは、「これから彼女を得る機会がある」ということです。
それでもって、すべては解釈しだいなのだというのが、この本の骨格です。
「ない」に気づくと不満が生まれます。
「ある」にきづくと感謝が生まれます。
ダメな点に気づくと、「得たいこと」「なりたいこと」がより明確になります。「怖れを避けるため」でなく、「喜びを得るため」に行動していく意欲がわくようになります。
中略
「お金がないと生活できないから」という怖れによって仕事をしたとしても、それは「お金があると気持ちよく生活できるから」という喜びを求めたいからです。
「ない」を数えると不幸せになりますが
「ある」を数えると幸せになれるのです
「コップに水が半分」を言い換えているだけなのですが、心に響きました。
うまくいって「ない」と思えることにも、必ずいいことが「ある」!
それでは・・・・。