「行動が人生を動かす」VOL.2

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行動が人生を動かす [ デーヴィド・K.レイノルズ ]」 

 

昨日に引き続き「行動が人生を動かす」の備忘録です。

 

例え話がわかりやすいのなんのって(笑)。

 

特によく耳にする「生んでくれと頼んだ覚えはない!」ということに対しての回答は圧巻です。

 

 

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Q&A

就職について

私たちは自分のすることをコントロールできますが、したことの結果をコントロールすることはできません。履歴書を送っても仕事を得られるかどうかは誰にも保証できません。でも、履歴書を送らなければ仕事に就く見込みもなくなります。

 

 

 

平穏について

建設的に生きることは、平和な心になるためではなく、瞬く間に変化する状況に答えられる柔軟な心になるといえます。常にくつろいでいるのは退屈極まりない人生です。

 

 

 

不安な感情について

どんな感情も再び刺激しないかぎり、時間とともに薄らいでいきます。

 

 

 

課題をすることができませんでした

「課題をしなかった」と言うのが正しく実際的です。

中略

「できない」という言葉は、身体的に不可能なことをさします。

 

 

 

不快なことは嫌

苦痛を好きになる必要はありません。苦痛と同じように嫌いな気持ちを好きな感情に変えることはできません。悩みをどう感じるかは自分でコントロールできないのです。私も傷つきたくありません。暴風雨も好きではありませんが、ときどきやってきます。

 

 

 

なすべきこと

なすべきことがありすぎてどこから手をつけていいか閉口していたら、どれでもいいからとにかく一つを選んで始めます。

 

 

 

自由が好き

本当の自由とはコントロールから生まれます。芸術家は自由に即興でできるようになるまで技を磨かねばなりません。

中略

自由は、不注意であるとかぞんざいな状態のことではありません。技術と目的を基盤にして、自然に湧き出て成果をあげるのです。

 

 

 

頭で理解

建築の本を読むことと家を建てることは大きく違います。

 

 

 

無意識

不安やとらわれ、恐怖などは、そこに注意を向けているときに問題なだけです。たとえば、この本を理解しようとして夢中になっているときは、自分の悩みに考えはいきません。

中略

不安などが無意識に潜伏しているわけではありません。

 

 

 

感情をコントロール

「人生は、コントロールできる行動とコントロールできない感情に分けられる」

 

 

 

苦しみと高揚

正直に言って、内観が面白いとは私も思いません。しかし、勉強や技術訓練なども、やはり面白くないものでしょう。それでも人生には必要なものです。気持ちが高揚することは真実をみることほど重要ではありません。

 

 

 

内観と自尊感情

西洋の心理療法のほとんどは、自分自身に良い感じをもたせることを目指しています。内観はもっと深いことを目指し、自己価値探しゲームの外へ、完全に私たちを連れ出してくれます。内観の教えはあなたを元気づけないかもしれません。しかし、これまでに考えてこともないような自由への扉を開いているのです。

 

人は、自分は他人に迷惑をかける存在ではないというふりをします。

中略

しかし、実際は人に迷惑をかけないようにする方法はありません。

中略

たとえば、私が予定通りの時刻に講義を始めると、遅れてきた人に迷惑をかけることになります。その人たちは自分のせいでなく、避けがたい理由で遅れたのかもしれません。かといって遅れる人を待って講義を始めれば、時間通りに到着している人たちに迷惑をかけます。

中略

私が約束に間に合うように急げば、前を歩いている人の邪魔になります。ですが約束に遅れると人を待たせることになります。自分の都合や相手の都合という単純な問題ではないのです。他の人の都合は複雑な人間模様の中で組み合わされ、対立しているのです。一人の都合を考えていると、三番目、四番目の人・・・に迷惑になるかもしれません。

中略

人生の苦しみの多くは、自分は特別で、人生が与える以上の価値がある人間なのに他人の行動で妨害され、高い評価を得られず、報われていないという捉え方から生まれます。

中略

自分を特別視することをあきらめ、許しを請い、不完全な自分でも与え続けてくれるこの社会に借りを返すために自分のできることをしていくのが、生きやすくなる正直な生き方です。

 

 

 

生んでくれと頼んだ覚えはない

あなたは今日、食べた昼ご飯の食料を育ててくれるように農家の人に頼みませんでした。

中略

でもあなたは自分の食べたものに支払う義務があります。

中略

感謝の気持ちをつくり出しなさいと言っているのではありません。感謝は自分の意志で直接コントロールできません。でも自分の借りを認識してほしいと思います。

 

 

 

寓話

体の筋力をつけるにはその道の専門家の横に座って、筋力のつけ方について話をすることだ、と信じている国があった。ジムでトレーニングするよりも、子ども時代にどれほど鍛えたかを思い起こして現在の体格をすばらしい肉体にしようというのだ。この国の法律では、加害者が法廷に行って筋肉の発達が不十分で無力と裁定されると、どんな罪でも赦された。

 

 

 

う~ん、すばらしい。

 

 

 

それでは・・・・。

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