ナチ政権下に強奪された絵画を、オーストリア政府に返還訴訟を起こして取り戻そうとする女性のお話。
真実なんですって。
しかしま~、ナチ関係の作品は後を絶ちませんな~。ヒトラーが主人公の物語は言うに及ばず、その時代の人間を描いた映画、戦争後のお話・・・。いわゆる“スピンオフ”的なストーリーが次から次へと(笑)。
それぐらい、悲惨で他に類を見ない時代だったってことなのでしょうか?
ま~それに興味を持ち、魅了される人々がいつの時代も尽きないので、映画も公開されるのでしょうし・・・。
この手の作品で“大ハズレ”には出くわしたことがないのですが、「黄金のアデーレ 名画の帰還」もご多分にもれず、面白かったです。
社会派の映画がお好きなかたには、特におススメです。
それと、見せ場ではないのですが、絵を取り戻そうと奔走する若き弁護士が、裁判の進行や家庭の経済状況で追い込まれていくシーンがあるのですね。そのとき妻から
「たとえ敗訴しても、きっと何とかなる。私たちならやっていける」
と勇気づけの言葉をかけられるんです。ま~文字にするとなんてことないセリフなのですが、妙に響いたので書いておきます。あしからず。
それでは・・・・。
2015年 アメリカ / イギリス 日本語吹替えあり
☆☆☆
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