「人間関係のバイブル」と帯に書かれています。
仕事だろうが、プライベートだろうが、すべては人間関係が重要なのだというのが趣旨。心理学者のアドラーと同じ考えかたです。
ただこのレス・ギブソンという人は、それをもう少し“自己啓発的”というか“技術的”というか“実践的”というか・・・、ま~わかりやすくシンプルに表現しているって感じでしょうか。
~人間の本性に関する4つの真実~
1.人はみな自分本位である
2.人はみな他のなによりも自分に興味がある
3.人はみな自分が重要な存在であると感じたがっている
4.人はみな承認欲求をみたすために他人に認めてほしいと思っている
本書、前半に出てくる一文です。 言われると当たり前なのですが、日常ついつい忘れがちになる、それでいてこれ以上、肝に銘じておかないといけない真実はないのでは・・・と思います。
簡単に読めて、しかもお手頃価格です。
人生ちょっと停滞気味で、分厚い古典はな~てかたにおススメです。
自己中心的で自惚れの強い人たちは自尊心が高すぎるのではなく低すぎるのだ
自分を認めて欲しいという切実な願いを満たす人の周りには、多くの人が集まる
あなたは他人に自己重要感を与える力を持っている
礼節やマナーの目的は、自分の価値を感じたいという人間の普遍的な欲求を満たすことである
相手に好印象を与えたいなら、相手に感銘を与えようとするのではなく、相手に感銘を受けたことを伝えるのが最も効果的な方法だ
相手が正しいか間違っているかは本当に重要か
私たちはみな、周囲の人の行為と態度に影響を与えて、コントロールする力をもっている。にもかかわらず、多くの人がその力を自分のために役立てるより、むしろ自分の足を引っ張るかたちで使ってしまっている。
熱意は相手に伝染しやすい
自信は信頼を生む
会話上手になる秘訣は、利口そうなことや勇ましい体験談を披露することではなく、相手に打ち解けた状態で話をさせる雰囲気をつくることである
自分の主張を理解してもらうために相手の言葉を引用する
説得の達人は、相手が面子を保ったまま意見を変えることができるように配慮する
さすが名著。極めてシンプルに核心をついています。
それでは・・・・。