若き会社経営者であり、アメリカで総合格闘技の経験もあるTestosterone(テストステロン)さんの本。
タイトル通り、筋トレが人生のあらゆる悩みを解決するという内容です。
まったく興味がないかたにとっては「何を極端な・・・」ってことになるでしょうが、筋トレに関心がある貴兄には、なかなか楽しめるお話なのではないでしょうか。
著者の人生経験がベースになっていますので、アカデミックなアプローチではありませし、どちらかというとバカっぽいです(笑)。が、この人の文章は面白くかつ、元気がでます。
筋トレを始めたい方や、モチベーションが下がっている方にはぴったりかと・・・。
ほんでもって備忘録です。
筋トレで得られる自信は大きく分けて3種類ある。成功体験から来る自信。見た目の改善によって得られる自信。ホルモン分泌による自信だ。
筋トレをすれば「その気になれば相手をいつでも葬れる」という全能感を得ることができる。その全能感が、心の余裕に繋がるのだ。本当に手を出すのはもちろん禁物だが、心の中で理不尽野郎の生殺与奪の権利を握ることができ、恐怖感もイライラも消える。
立場がどうであれ、生物的に強そうなやつには強気に出られないのが人間だ
変化を恐れる者、拒む者を待つのは破滅だ。君は現状維持のつもりでも、絶対に退化する羽目になる。時代は常に進化し、まわりも努力している。その場に立ち止まっていたら、相対的に見たら君は退化することになるわけだ。
筋トレのビフォーアフター写真を見ると、体よりも顔のほうが劇的な変化を遂げていることも珍しくない
反撃してきそうな人間は狙わない。
中略
相手の戦闘力みたいなものに、ものすごく敏感である。
中略
「こいつは反撃してきそうだ」「こいつに反撃されたら厄介だな!」と思わせることができたら、被害にあう可能性はグッと減るのだ。人が他人の戦闘力を測る際にどこを重点的に見るかご存知だろうか?そう、筋肉である。
人間関係において筋肉は、核兵器の抑止力と同等のパワーを持つ
筋トレで健康寿命が延び、医療費や介護費が節約できると思えば、筋トレも立派な資産を守る方法のひとつ
人生なんて、カードを配られたあとに始まるゲームのようなもの。
中略
不公平なのは当たり前だ。
中略
人生はカードゲームよりはるかに長い。いくらでもひっくり返すチャンスはある。
年収や肩書がすべてではない。だが、僕たちは泣こうが喚こうが資本主義社会の住人だ。金を稼ぐことからは逃げるべきじゃない
ワンモアレップの精神で踏ん張ることができれば、まわりの人間とどんどん差がついていく
成長に痛みはつきものというこの世の真理
中略
成長に必ず痛みが伴うのであれば、痛みを楽しむしかない 過去に乗り越えた苦しみは君の中に誇りと自信として残り続ける
君がギリギリまで追い込まれているときは、まわりの人間も同じ状況であることを覚えておいてほしい。辛いのはみんな同じだ。ここで踏ん張った人間が勝ち残っていくことになる。
壁にぶち垂れるのは、その壁までたどり着けた者だけであることを覚えておいてほしい。壁にぶち当たるということは、君が着実に前に進んでいる証拠でもあるのだ
世界で一番になりたいとしよう。その目標は昨日の自分に勝ち続けた延長線上にある。余計のことは考えず、「昨日の自分を超えるにはどうしたらいいか」だけに集中して生きればいいのだ。他人と比べている限り、一生満足できない体質になってしまうことにも気をつけたい。どんな世界にも上には上がいる。他人と比べる限り、君の人生に安泰は訪れない。
習慣になるぐらいまで続けて、初めてそれを努力と呼ぶ
あらゆる分野で「一流」と呼ばれる人に成功の秘訣を聞くと、たいていの場合「特別なことはしていない」と答えるだろう。それは謙遜しているわけでも、ウソをついているわけでもない。なぜなら、彼らの成功の秘訣は習慣、つまり日々の生活にこそ隠れており、彼らは努力している意識すらないのだ。
中略
習慣と呼べるほどに何かを継続しないと、価値あるものは手に入らない。
努力して得られる本当の報酬は“成功”ではない。成長だ。努力しても、「成功」はできないかもしれないが、「成長」は確実に遂げることができる。
「木を植える最も良い時期は20年前だった。次に良い時期は今である」
中国のことわざ
いやいやわかりやすくて、心に響きました。
最後にことわざがでたので、ネットで調べたら、こんなのも・・・。
Do Something Today Your Future Self Will Thank You For.
明日の自分が感謝することを、今日しよう。
参考までに。
それでは・・・・