メンタリストDaiGoくんの片づけ本。
本屋さんにあふれている“断捨離”や“ミニマリスト”系の書籍とは、ちょっと毛色が違います。
片づけ自体を目的にせず、何のためにものを減らす必要があるのかを、心理学、脳科学を使って説明してくれています。
何事においても、理由が明確なほうがぶれませんので、非常にためになる内容なのではないでしょうか。
ほんでもって、いつものように備忘録です。
幸福な人とそうでない人の違い
それは、限りある時間やお金、体力や注意力といった自分のリソースを、人生において達成したい目標に集中できているかどうか、です
とりかかりのステップを減らし、初速を最大化するためには、モノを減らすことが重要 人間は、とりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられるー。 ※心理学者ショーン・エイカー
持っていることでお金や時間、感動といったリターンを生まないモノは捨てる。あるいはそもそも買わない。
本来の片づけとは、大事なもの、持ち続けるモノを選ぶことです。必要なモノをまず選んでしまえば、それ以外は自動的に捨ててもいいモノということになります。つまり、捨てるべきモノを選ぶ技術などいらないのです。
本を最初から最後まで、愚直に目を通してはいけません。まず読む価値がある本か、ない本かを即座に判断し、読むべき本に時間を集中して使えるようになることです。
「モノが勝手に減っていく7つの質問」
質問1:「いったん捨てたとして、これを買い直すか?」(買い直思考)
質問2:「長期旅行に持って行きたいモノか?」(トラベラー思考)
質問3:「誰かが買ってくれるとしたら売るか?」(ネットオークション思考)
質問4:「あの日に戻れたとして、やはりこれを買うか?」(タイムトラベル思考)
質問5:「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?」(大富豪思考)
質問6:「これを何回我慢すれば、ほしいモノが買えるか?」(ほしいもの変換思考)
質問7:「3年、5年、10年経っても必要か?」(ロングスパン思考)
捨てられないときは、「買い直したいか?」と問いかけてみる。ゼロベースで、本当に欲しいモノを選び直す。
ダイエット食品・怪しげなセミナー・マルチ商法にお金を注ぎ込み続ける人 それを買ってしまった自分の失敗を認めたくないから、「これはとても効果があるんだ」と自分を信じ込ませて買い続ける。自分は間違っていないことを証明するかのように・・・。
中略
過去に自分がしてしまった、間違った選択を振り返ることです。そのための簡単な方法がタイムトラベル思考で、「あの日に戻れたら、これを買うだろうか」と自分に問いかけるだけでいいのです。
お金が少ないからこそ、人は衝動的に安いものをたくさん買ってしまうのです。
中略
「お金が無限にあったら、これを買うか?」と自問するのは、「本当にこれは自分にとって一番いいモノなのか」と考えることです。
自分にとっての不用品
商品化されていうるモノなら、必ずどこかにニーズがあるものです
モノには適正な分量があります。モノが減っても、その分時間が減ったり、快適さが失われたりするのでは人生の最大化にはつながらないのです
ホコリの発生源は家の中にあるタオルや衣類などの繊維です。つまりモノを減らせばホコリも減るということです。
日曜品を統一することで得られる整頓された印象、片付いている感じは、意外に大事です。ぐちゃぐちゃとした統一感のない環境で、生活すると、人間の集中力は奪われるからです。
将来のこととなると人の判断は楽観的になる
いやいや、今回も学べました。
それでは・・・・