これぞ真実! ◆ 「世界に一つだけの勉強法」



著者は、ビリギャルで有名になった塾講師“坪田信貴”さん。

 

ヒット作もあるし、軽いタッチの表紙なので、ありきたりの勉強本なのかな~と思っていました。

 

が、ところがどうして、ズバッと直球なので、驚きです。

 

最近は、売れるがために、さも簡単に結果が手にはいるようなタイトルや謳い文句の本が店頭にあふれていて、私もついつい“甘い言葉”つれれて手に取ってしまいます。

 

坪田さんは、「そんな魔法のような方法はない」とはっきり断言。試行錯誤しながら見つけるしかないのだ、それで手に入れたやりかたこそ「世界に一つだけの勉強法」なのだと、厳しい現実を述べています。

 

そりゃそうですよね~。目が覚めました(笑)。

 

誠実な人柄を感じました。彼の他の著作もチェックしたいと思います。

 

 

ほんでもって、いつものように備忘録。

 

 



世間には勉強法について書かれた本が山ほど出版されています。

中略

ただ、ここで注意しなければならないのは、それらはあくまで「ある特定の人の成功体験を元に確立された方法」であるということ。その人にとっては素晴らしい方法でも、必ずしもあなたに合う方法かどうかはわかりません。

 

 

 

「長時間勉強」がエライ、という誤解

物事は、「短時間で目的を達成するほどエライ」のが鉄則

 

 

 

勉強の目的

僕は究極「個人の成長」だと思っています。成長とは、「できなかったことが、できるようになること」です。

 

 

 

あらゆることにチャレンジしてみる。そういうと、「色々試さないといけないの?面倒くさい・・・」とガッカリした人も多いと思います。それはきっと、「こうすれば勉強が必ずうまくいく!」という、この世に唯一にして最強の勉強法があって、僕からそれを教えてもらえるらしい、と思っていたからでしょう。しかし、残念ながらそんな方法は存在しません。どんな土でも立派に作物が育つ魔法のような種はないのです。僕は常々、そういう「魔法」を求めている人が多すぎると感じます。

 

 

 

自分にあった勉強法は自分でさがそう

 

 

 

「科学と情熱の融合」こそが成長の秘訣

人は理屈だけで動ける生物ではありません。その証拠に、「感動」とうい言葉はありますが、「理動」という言葉はないでしょう。

 

 

 

勉強の目的は成長であり、それは他者との比較ではなく自分自身の改善である 言語にせよ計算にせよ身体技能にせよ、人は「繰り返し」によって、要領を習得し、「積み重ね」によって優れた能力を備えるようになります

 

 

 

職業選択

自分の技能をニーズのあるところで生かす

 

 

 

そもそも自信には、根拠など必要ありません。すべてのことは、やってみない限り、どんな結果が出るかわからないものです。

中略

過去の成功体験は必ずしも未来には繋がりません。そう考えれば、「根拠」などというものに意味などないとわかるでしょう。

中略

根拠のない自信を持ち、腹を決めて進んでこそ、実績が得られるのです。

 

 

 

「自分ならどうする」と考えるのが、興味のモト

 

 

 

自分が日々変わりゆく以上、勉強法も同じやり方を漫然と続けていてはいけません

 

 

 

その時の自分に応じて、一番やりやすく、成果が出る方法に微調整し続ける - それが「世界に一つだけの勉強法」です

 

 

 

「理解」とは

「人に説明できるようになる」こと 人は「ちょっと苦労して手に入れる」ことにこそ、喜びを感じる生物です。勉強も同じです。その瞬間はハードでも、それを超えて理解に到達すると面白い、やめられない、となるのです。

 

 

 

「今までこれでやってきたのに」サンク・コスト効果

うまくいかなかったことをダラダラ続けても埒はあきません。過去の損は過去の損。これから取り返せばいい、と割り切ること。

 

 

 

日記が続かない人は、日記をつけるのが面倒くさくなるような「~しないと」を作り過ぎているのです

 

 

 

どれくらい時間的余裕があれば、勉強しようと思いますか?僕は250人にこの質問をして、平均値を出しました。結果、人は「だいたい2時間ぐらいあれば、勉強しようと思う」ことがわかりました。しかし、ここからが大事なのですが、そんな日は待っていてもやってこないのです。

中略

「少しでも時間ができれば勉強する」というモードに切り替えましょう。

 

 

 

 

いやいや、ためになりました。

 

 

 

それでは・・・・。