ユダヤ人歴史学者とホロコースト否定論を唱える歴史学者の法廷での争いを描いた作品。
「ナチス=悪」の前提の上にスタートするお話と比べて、切り口は非常に斬新でスリリングです。
「あ~言えば、こ~言う」式で言葉の揚げ足をとり、時間が経っていることをいいことに、事実を捻じ曲げていくホロコースト否定論の歴史学者。それに対して感情的になり、弁護士とも意見が合わなくなるユダヤ人歴史学者。
何かとんでもないオチが待っているのではと思わせる展開でした。が、う~ん、どうなんでしょう、最後はちょっとものたりなかったですね。予想通りって感じで。
ま~デリケートな問題だけに、センセーショナルなストーリーにして公開できるわけがなく、落ち着くところに落ち着いたって感じでしょうかね~。
言論の自由は、時に危険なのだというところににスポットを当てている点は、なかなかの深みかと・・・。
それでは・・・・。
2016年 イギリス・アメリカ 日本語吹替あり