なかなかの切れ味 ◆ 「天皇と軍隊」



日本国憲法第9条と自衛隊の矛盾を描いたフランスのドキュメンタリー映画

 

天皇の一声で、日本軍が大した混乱もなく武装放棄したのを目の当たりにしたマッカーサー。これは統治に使えると考えた彼と、国体維持を第一に考えた日本の思惑が利害の一致をみたため、“天皇の戦争責任”は免れたのだと・・・。

 

 

当時の関係者、アメリカ、日本の歴史学者、右翼関係の人たちの話を交えながら、今なおグレーゾーンの問題にスポット当てています。もちろん三島由紀夫の映像も・・・。

 

 

 

天皇免責”(最高責任者が責任を負わない)という歴史が、少なからず日本人の“責任”に対する考え方に影響を与えているのだという趣旨のナレーションが印象深かったです。

 

なかなかの切れ味・・・。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2009年 フランス 日本語吹替なし