「『気狂いピエロの決闘』などで熱狂的な支持を集めるスペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督が放つ異色作。強盗計画を実行して逃亡中に魔女伝説の地として有名なスガラムルディに迷い込んだ強盗団が繰り広げる決死の脱出劇を描き、スペイン版アカデミー賞とも呼ばれるゴヤ賞を席巻した・・・」シネマトゥデイ
てことで、展開自体はどうってことありません。コメディ調の作風で、結末は魔女を倒してハッピーエンド。
のはずが、最後の最後に幸せそうな家族を見ながら、なんと生き残っていた魔女3人がつぶやきます。そのセリフが深い!
「ほら、ごらん幸せそうだね」
「金も車も家も犬も庭も手に入れた」
「そのすべてが、あの家族を少しずつ壊していく」
「いずれ幸せに息苦しくなって、こっちの世界に戻ってくるわ、ハハハハハ」
いやいや、幸せの概念に一石を投じるようなシニカルなセリフ。たいして観る価値のないような作品でしたが、この部分だけが印象に残りました(笑)。
それでは・・・・。
2013年 スペイン 日本語吹替あり