生命の神秘に迫り大反響を呼んだ科学ドキュメンタリー「NHKスペシャル 驚異の小宇宙」。この「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体2 脳と心 」は1993~94年に放送されたシリーズ第2弾。
「第1集 心が生まれた惑星~進化~
地球に最初の生命が生まれて38億年。長い進化の歴史の中で、人間の脳と心はいつどのようにして生まれたのか。人間の心の芽生えは、6万年前のネアンデルタール人まで遡れるという説がある。シャニダール洞窟の中で発見されたネアンデルタール人の骨の周囲から、おびただしい量の花粉が発見され、世界の人類学者の熱い関心を集めた。分析の結果、仲間を埋葬して花をたむけた跡だということがわかった。今から6万年もの昔の人類が、既に死の意味を知り、死者を葬る儀式を持ち、博愛の心さえも持っていたのだ。このネアンデルタール人を主人公に、脳と心の進化の謎に迫っていく」NHK
当たり前ですが、進行のお二人が若い!
ネアンデルタール人は“古い脳と新しい脳”のバランスがよかった。なので文明もなかったが大きな戦争もなかったと。対して現生人類は、前頭葉が発達しているので“天使と悪魔”のような二面性をもっていもっているのだ、という養老先生の言葉は印象に残った第1集なのでした。
当時と今とでは、わかっていることも違うでしょうが、十分学べる内容です。
それでは・・・・。
1993~94年 NHK 59分