最近観た映画・ドラマの感想(※2017.5.12以前)

「アルティメット・サイクロン」

え~と邦題はパニックムービーを連想させますが(狙いでしょうが)違います。大型送電線の架線作業員(ラインマン)のお話。 年間でかなりの死人がでるほどの危険な職業らしいです。 映画としては・・・なんでしょう? 料理で言うと、何か味付けに足し忘れてる…

「インヒアレント・ヴァイス」

70年代のドラッグ・カルチャーを題材にしたおしゃれな作品。 約2時間30分の長いストーリーです。しかも、そこそこ凝った展開で、私は途中で見失いました(笑)。 もう一度観るほど、惹かれるものもありませんでしたし・・・。 セリフ回しの“ひねった感”もあま…

「レジェンド 狂気の美学」

1960年代のイギリス・ロンドンで暗躍した実在の双子のギャングのお話なんですって。 イケメン俳優のちょっとクールなギャング・ムービーかな~程度にしか思っていなかったのですが、いやいやどうして、しっかりとした構成で見応えがありました。 腕力も知力…

「コンカッション」

NFLを引退した元アメリカンフットボール選手たちの謎めいた死の原因を、解剖医が解き明かすってお話。 アメリカンフットボールの危険性を知っていながら、ビジネスに影響しないよう、業界ぐるみで隠ぺいするさまは、先日紹介した laozi.hatenablog.com と同…

「帰ってきたヒトラー」

ヒトラーがタイムスリップして2014年のドイツに現れるってお話。 もちろん誰も本物だとは思いませんが、その風貌・話術でテレビ、YouTubeの人気者に。 その様子を見て、当時を知るユダヤ人女性は「昔も、はじめは面白がっていた」と危機感をあらわにします。…

「祈りのちから」

宗教系の映画は、何かしら学びもあって好きなジャンルなのですが、この作品は途中で観るのを止めました。 悪魔がどうした、こうしたってセリフが出てきて「これってオカルト映画?」ってツッコミたくなるような展開。 キリスト教色の濃すぎるシナリオなので…

「ノック・ノック」

社会的地位も、家族も大豪邸も手に入れた40代男が“鼻の下”を伸ばしたばっかりに、酷い目に合うってお話です。 雨の日に道に迷ったカワイイ女の子が二人が扉をノックします。 ずぶぬれですし、相手は女の子、警戒心も抱かずに家に通します。 時間とともに打ち…

「ダーティー・コップ」

犯罪に手を染める2人のデカが主人公。 雰囲気はものすごくいいです。 キャラ設定やセリフは、タランティーノ作品を思わせるような感じで、かなり期待値があがりました。 でも・・・でも、またしてもオチが・・・。 この手の惜しい作品は結構多いような・・・…

「エスコバル 楽園の掟」

「コロンビアの麻薬密売組織メデジン・カルテルの創設者であるパブロ・エスコバルの光と闇に迫る犯罪ドラマ。世界的な富豪にまでなった伝説の男が築き上げたファミリーの栄光と、その背後に隠された過酷な犯罪の実態をあぶり出す。『チェ』シリーズなどの名…

「メカニック:ワールドミッション」

laozi.hatenablog.com の続編。 ジェシカ・アルバやトミー・リー・ジョーンズなど、キャストも前作より豪華。 ですが、仕上がりはイマイチです。 一作目がよかっただけに自分の中で期待値が上がり過ぎたのかもしれません(笑)。 それでは・・・。 2016年 アメ…

「疑惑のチャンピオン」

ツール・ド・フランス7連覇を達成したランス・アームストロングの物語。 すべて事実だとすると、かなり衝撃的です。 「25歳で精巣癌を患いながらも奇跡的な復活をとげたサバイバー」「自転車レース界のドル箱」という名声が彼を“疑惑”から守ります。 真実を…

「わが教え子、ヒトラー」

第二次世界大戦も末期、闘争心を失いつつあったヒトラーに、収容所にいたユダヤ人の元演劇教授がカウンセリングとスピーチのコーチングをするってお話。 コメディタッチですが、ハチャメチャな作品ではありません。シリアスな部分はきっちりと描かれています…

「ウェズリー・スナイプス ザ・シューター」

ウェズリー・スナイプス 、個人的には好きな俳優さんです。でも、この作品はいただけない。 ベースはもちろんアクションなのですが、ヒューマンドラマのスパイスがかなり効いています。それがいい話だったら問題ないのですが、ま~陳腐。 映像処理にやたらス…

「幸せはシャンソニア劇場から」

『フランスで130万人の動員を記録した感動作!』なんですって。 観てみた感想はと申しますと、その謳い文句に恥じない仕上がりでした。 不景気の中、劇場を不動産屋に奪われた役者やその関係者が、また公演を再開するためにがんばるって展開。 非常に後味の…

「WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ」

EDMのDJとして名を馳せたい若者と、その仲間たちの物語。 自分の可能性を信じて夢を追い続ける姿と、快楽に溺れて刹那的に生きるさまがいい塩梅で描かれています。 音楽と映像がとてもマッチしていて、ストーリーもしっかりしています。なんとなくおしゃれな…

「エクスポーズ 暗闇の迷宮」

先日「サウルの息子」が早くも今年のワースト1だと言いましたが、訂正。「エクスポーズ 暗闇の迷宮」が1番です。 主人公の女性が不思議な体験をしながら、物語が進行します。 エンディングまでは、なかなか興味をそそる展開。 ところがどっこい、ま~オチの…

「幸せのルールはママが教えてくれた」

邦題はいかがなものかと思いますが、お話自体は後味も良くおススメです。 祖母・母・娘の絆がテーマ。 祖母は厳格なカトリック信者。母はアルコール依存症。娘は虚言癖あり。 当然、問題なく歩めるわけはなく、ややこしいことだらけ。 でも、最後は「いい話…

「サウルの息子」

第二次世界大戦中のユダヤ人収容所が舞台。 主人公の男性が、ガス室で殺された少年を「自分の子供」だと思い込み、ユダヤ教に則った埋葬を行うべく奔走します。 もちろんそんな勝手な行動がナチにばれれば、厄介なことになるのですが、その男「サウル」は何…

「メカニック」

ジェイソン・ステイサム主演のアクション・ムービー。 正直、あまり期待はしていなかったのですが、いやいやどうして、十分楽しめました。 殺し屋の主人公(ジェイソン・ステイサム)が友人でもある仲間の暗殺を、組織から指示されます。 任務は遂行するので…

「ディバイナー 戦禍に光を求めて」

なんかね~、非常にまれなパターンの作品です。 史実をもとにしたヒューマンドラマ。役者陣も演技派ぞろい。展開も退屈しません。 なのに、なのに面白くないんですよ。まったく印象に残らないといか・・・。 「〇〇がね~」とか「酷い〇〇で・・・」というの…

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」

イリュージョンネタの展開が目新しくて、前作は楽しめたのですが・・・。 今回はどうでしょう?面白くなくはないのですが、もし続編が出ても、もう、いいかなって感じです。 新鮮味がないです。飽きました(笑)。 それでは・・・・。 2016年 アメリカ 日本語…

「いずれ絶望という名の闇」

はみ出し者の刑事が主人公という点は、先日紹介した「やがて復讐という名の雨」と同じなのですが、 こちらの作品は少しインパクトに欠けます。 面白くなくはないのですが・・・。 可もなく不可もなくって感じです(笑)。 それでは・・・・。 2007年 フランス …

「チリ33人 希望の軌跡」

2010年に、チリのサンホセ鉱山で起きた落盤事故の実録ドラマ。 展開自体は地味なのですが、意外と心が動かされました。 内容的には、どうってことないのですが、「グッ」とくるものがあったんですよね~。 これが真実のなせるわざなのでしょうか? 大幅に手…

「やがて復讐という名の雨」

へ~これがフランス映画なのかって感じです。 主人公の刑事が人を殺すわ、最後は自殺するわで、ハリウッド映画ではありえないストーリー。 予想外の展開は最後まで退屈しませんでした。 おススメです。 同じオリヴィエ・マルシャル監督の laozi.hatenablog.c…

「マリオネット・ゲーム <特別編>」

お金も地位も家も家族も愛人も手に入れた男性が、ある日大事な娘を人質に取られるところから物語がスタート。 最後は予想外のオチが待っています。 引き込まれました。面白いです。 それでは・・・・。 2006年 アメリカ 日本語吹き替えあり

「クリミナル・ミッション」

株のインサイダー取引・マフィアから借金・誘拐・おとり捜査・粛清・同級生・・・。物語のキーワードです。 最後の最後に回想シーンで振り返るナレーションが入ります。これですべての謎がとけるのですが、いや~まったく想定外のオチでした。 展開がシンプ…

「クライム・ヒート」

ニューヨークが舞台。表には出せない裏のカネを、一晩だけ集めるバーのお話です。その店に指定されることを『DROP』(オリジナルタイトル)というらしいです。 全体としては“いい雰囲気”の作品なのですが・・・。 教訓もなし、共感もなし、感動もなしで、なん…

「アナーキスト 愛と革命の時代」

19世紀末のパリが舞台。「愛と革命の時代」とありますが、スポットが当てられているのは「愛」のほうで、イデオロギーにはほぼ触れられていません。 孤児院で育った青年が、反政府の若者組織に警察の囮捜査員として潜入。恋愛や友情と任務の間で葛藤するって…

「ザ・ブリザード」

パニックムービーではなく、実話を元にした感動モノです。 冬の北大西洋上で遭難した巨大タンカーの生存者32人を、4人の沿岸警備隊が定員12人の小型木製救助艇で助けるってお話。 退屈はしませんでしたが、展開が少し地味(笑)。 評価が分かれる作品なのでは…

「その女諜報員アレックス」

う~ん微妙な作品ですね。 元秘密諜報員が、ひょんなことから国家機密の詰まったUSBメモリーを盗んでしまうという物語。 続編を匂わせたエンディングでしたが、はたしてあるのでしょうか(笑)。 それでは・・・・。 2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり