いつのころからか
一緒の部屋にいると息が詰まるというか
辛いというか・・・・。
こういう気持ちは互いに通じるわけで
その内お互いを避けるようになりました。
今思うと、話し合う機会はあったような気がします。
離婚を切り出されたときはショックでしたが
「もう一度考え直してくれ」という気持ちではなく
喪失感を感じのです。
人生の時間が限られているということをふまえると
あまりにも遅すぎた決断かもしれません。
たびたび紹介している本の著者水島広子さんは
日本では少ない対人関係療法という精神療法の先生です。
私は若い時から悩み症で
最近人気のアドラー
心の平安をもとめて仏教にも興味を持ちました。
その中で偶然出会った
対人関係療法という聞きなれない心の治療法が
今までで一番しっくりきたのです。
あらゆる悩みが対人に関係するもので
「やってほしいことをやってくれない」
「やってほしくないことをやられてしまう」
などの役割期待のずれがストレスを生むという考え方です。
例えば、駅ですれ違う「よく知らない人」にすら
「よく知らない人」という役割を期待していて
なれなれしく話しかけられたら不愉快に感じるのです。
私たち夫婦は
お互いが想う家族のイメージが 違ったのかもしれません。
話し合うことすら無駄に思えるほどに。
「 役割期待のずれ」が離婚の原因ですね・・・・。