これは面白い。
まず設定なのですが、神様はベルギーのブリュッセルでアパート暮しをしています。奥さんは女神で、長男はイエスキリスト。主人公の女の子はキリストの妹。
ほんでもってこの神様、だらしない生活で家族に辛くあたるわ、人間を酷い目に合わせて暇つぶしするわで、ま~従来の神様像とは真逆なんですね。
それが嫌でキリストも家を出ていったという設定ですから。(主人公の女の子が、兄であるキリストをJCと呼ぶのにも笑えます)
この根性悪の神様「人間は自分の運命がわからないので、神にすがる」ってよく知っているのですね。だから寿命も秘密。
ところがある日、JC(キリスト)の妹も、父(神様)の傍若無人ぶりに腹を立てて、全人類にメールで余命を知らせるって荒業に。
ここから、人間と神を交えての大騒動になります。
全編コメディタッチに描かれていますが、「人の生きる意味」というテーマが中心に据えられているので、映画としてはとても完成度が高いなと。
先日、紹介した
と同じぐらい、いい作品です。
おススメです。
それでは・・・・。
2015年 ベルギー/フランス/ルクセンブルク 日本語吹替えあり