タイトルからすると、「すべては計画がものをいうのだ」という内容かと思いきや、その逆で、人生は予期せぬことの連続だ。でも、その状況、その状況で“行動”を選択するからこそ、チャンスが巡ってくるのだというお話です。
著名な人物の成功物語ではなく、一般のかたが想定外の出来事に遭いながら、それをきっかけに新たなキャリアをスタートるという体験談を中心にした構成。
「あ~そういうのあるかも・・・」って感じの話が多いのも、わかりやすかったですね。ウソっぽくないというか・・・。
2005年に初版が出て、現在まで版を重ねているってことは、多くの人に支持されているのでしょう。もっと早く出会いたかったです(笑)。
それでもって、学びの箇所がたくさんあったので、いつものように備忘録です。
人生には、予測不可能なことのほうが多いし、あなたは遭遇する人々や出来事の影響を受け続けるのです。結果がわからないときでも、行動を起こして新しいチャンスを切り開くことで、偶然の出来事を最大限に活用することが大事なのです。
人生の情熱を見つけ、キャリアの目標を定め、自分の性格タイプを理解して、時には星座も考慮に入れれば、完璧な仕事、ライフスタイル、パートナーを見つけるための手がかりをつかめると約束する本もあります。そういう本は、人生の予測不可能な側面を考慮していません。
偶然性に頼ることを恥じる必要はありません。偶然の出来事はあなたに思いもしなかったチャンスをもたらします。どの人のキャリアも偶然の出来事の影響を受けているのです。
もし、夢が計画どおりに実現しなかったとしても、がっかりしないでください。よくも悪くもあなたの人生には予測不可能なことのほうが多いのです。「夢は消えてしまった」と考えるのではなく、「状況は変わった。さらに自分にとってよいチャンスを探すにはどうしたらいいだろう!」と考えましょう。
どんな仕事でも、心がウキウキするようなときもあれば、退屈で辛いときもあるのです
キャリアは前もって計画できる、あるいは計画すべきだという考えかたは非現実的な話です。キャリアは予測できるものだという迷信に苦しむ人は少なくありません。“唯一無二の正しい仕事”を見つけなくてはならないと考え、それをあらかじめ知る術があるはずだと考えるから、先が見えないことへの不安にうちのめされてしまうのです。キャリアに確実性を求めたい気持ちはよくわかりますが、それは不可能なことなのです。
新しいことを始めるときにはリスクがあります。「もし、失敗したら?もし、やってみて嫌いになったら?」。たしかに、失敗すればお金と時間と労力がムダになるかもしれません。しかし、リスクを取ってたとえ失敗したとしても、そこから得られるものは大きいのです。
どうしても結果を知っておきたいと思うのなら、ひとつだけできることがあります - それは何もしないことです。何もしなければ、確実に何も起こりません。
「成功とは、ひとつの失敗から次の失敗へと熱意を失わずに進める能力だ」ウィンストン・チャーチル
「多くの人が、成功するチャンスは人生に一回だけしかなくて、それを逃したら一生の失敗だと思っている。過去の過ちから学ぶことができれば、次にチャンスがやってきたときには、もっとずっとうまくやれる」フットボールコーチ ビル・ウォルシュ
もしはじめから仕事のやり方がわかっていたら、新しいことを達成するという満足感はないでしょう。人は、学校でも仕事でも、スポーツでも恋愛でも、初めてうまくいったときのことが良い思い出になっているものです。
新しいことを学ぶということは、必ず間違えるということでもあります。ですから、すべてにおいて完璧であることを期待する必要はありません。間違えるかもしれないという恐怖心から何もしないことよりも、間違いから学ぶことこそ成功につながると考えてほしいのです。
完璧さの追求は、不幸のレシピです どんなにすばらしいミュージシャンでも、不調な時があります。プロ野球でも、三回に一回以上のヒットを打てる選手はめったにいません。テニスのトッププレイヤーでも、いくつもの凡ミスをしています。選挙に勝つ候補者は、満場一致で選出されているわけではありません - 独裁政治出ない限りは!
「初めて歩こうとした日、あなたは転んだ」 「初めて泳ごうとしたとき、あなたは溺れそうになった」バスケットボールコーチ ダン・マイヤー
どんな意志決定にも偶然性が影響していることを理解しよう
行動を遅らせる言い訳探しをやめる
未来は今ここから始まるということを理解する
勇気づけられました。
それでは・・・・。
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