心の問題がスッキリするかもです ◆ 「悩みを生かす 森田療法による建設的な生き方」D・K・レイノルズ著

  • emotions.jpg

D・K・レイノルズさんは、日本の“森田療法”と“内観療法”をベースに“建設的な生き方”を唱える、アメリカ人文化人類学者です。

 

この人の著作は本当に分かりやすくて、毎回、学ぶべきことがあります。

 

この「悩みを生かす」は、たくさんの森田療法の本をだされている大原健士郎先生の監修。

 

 

“こんな悩みが、ありませんか?”

 

周囲の人と、違和感がある

 

感情に流され、意思が弱い

 

ささいなことでも、すぐに落ち込んでしまう

 

内気なため、人の輪にとけこめない

 

つまらないことにも恐怖感がある

 

ストレスがたまる

 

悲しみに負けて、立ち上がれない

 

“それは、あなたひとりではありません。

誰でも、悩みを持っているのです。”

 

という内容です。

 

 

 

またまた、刺さる言葉が多すぎて困りました(笑)。

 

ほんでもって備忘録です。

 

  • 備忘録ブログ用.jpg

困難に対してはまず行動を始める~ 不安や恐怖や怒り、心配、自分に対する疑いなどから逃げようとして、注意を別のところにそらす人もいます。アルコールや麻薬をつかったり、いつも自分の思うように信じ込んだりして、自分の感情を無視し、押し殺そうとするのです。彼らは、何か不愉快な出来事やみじめな考えや感情から注意をそらすために、休暇をとったり、仕事を変えたり、離婚したり、新しい洋服を買ったりするのです。

中略

生きていく上での苦悩は、気をそらすだけでは解決しないのです。

 

 

 

感情がコントロールできないということを認識すれば、私たちにとって有利なことが、まずひとつあります。感情がコントロールできないなら、それに責任をもつことはできないわけです。つまり、どんな感情も・・・憎しみや、性的な感情や、恨み、失望、小心、不機嫌や、無気力など・・・自分には道義上の責任はないという点では、「あってもいい」もんなのです。どんな感情を抱いても、あなたは「悪い人間」ではないのです。

 

 

 

罪の意識(不安や恐怖や悲しみ)を取り除こうとする治療法 アレルギーが厄介だから免疫機構をなくしてしまうようなもの

 

 

 

行動が感情に影響を与える

 

 

 

私たちのすることはすべて、何らかの形で未来を変えていくのです

 

 

 

感情がどうであろうと、努力するなら行動をコントロールすることができるのです。自分の感情に身をまかす方が簡単だから、いつも感情が行動を支配するままにさせてしまっている人が大勢います。

 

 

 

行動をコントロールできないでいる人のなかには、自分の感情をこわがっている人がいます。

中略

そういう人たちは感情を抑えつけ、無視しようとします。

中略

自分が馬鹿げた突発的な行為に及ばないことを確信しているから、私は深い怒りを感じることもできるのです。

中略

行動に責任をもてば、感じることも自由になるのです。

 

  • Sensual-gaze-Wallpapers0.jpg

みんなが私を笑っている~ 自分が自分を注目しているのと同じように、他の人も自分に目を向けているような気がするまでになってしまったのです

 

 

 

「われわれが向上しようとしているのは楽に生きるためではなく、失意のときでも成功への努力を続けることができるようになるためである」 森田

 

 

 

「なすべきこと」に目を向ける~ 状況に応じた行動をとり、落ち込んだ気分は、そのまま放っておけばいいのです

 

 

 

経験~

ゴルフがうまくなりたいと思っても、ただ座って眺めているだけではうまいゴルファーになれない

 

 

 

行動すれば、感情がそれに伴ってくる

中略

目的をもって行動すれば、感情が影響を受けるのです

 

 

 

いつもいつも疲労しているのは、自分だけに目が向いている人です。そういう人は自分のことにのみかまけているために、ささいな不調が起きてくるのです。注意が内に向いてくると、体の調子のわずかな狂いも拡大されて見えてくるものです。

 

 

 

感謝の情は、感謝の行動によって育ってゆくのです

 

 

 

行動すれば感情はあとからついてくる

 

 

 

生きるということは、高速道路を走っているようなものです。

中略

「建設的な生き方」は、この車の流れに注意を払うことで、目の前に現れてくる現実にどうやって自分の運転をあわせていくか、そういうことを示唆しているのです。

中略

車の流れのなかに合流してすすむか、空いた道の方へ車線変更するか・・・それをつねに目的本位に、意識的に行うことです。

 

 

 

自分の内側には、コントロールできない感情と、時にはコントロール可能な思考とがあります。自分の外側の世界は、どんなやり方でもコントロール不可能です。つまり、私たちがコントロールできる唯一の領域は、行動という部分ーしっかりした行動だけなのです。たとえ感情が揺れ動いても、外の世界が思考を揺らす現実をつきつけても、行動だけは頼りになるのです。

 

 

 

私たちの力でコントロールでき、かつ大事なのは、達成する過程であって、結果ではないのです

 

 

 

人生航路の最終決定には、経験的な確証といったものが必要なのです

 

 

 

自分の立てたスケジュールを守れないことについて、自分の心が何か言い訳を考え出すか見てください

 

 

 

自分の欠点や過ちや弱さばかりに敏感だったその感受性を、他の人が何を必要としているのかを知り、その人たちが楽になるよう力を貸す方に方向転換するのです

 

 

 

神経質症的な状態にある人は、仕事が退屈だったり、うまくいかなかったりすると、やめる傾向があります

 

  • emotions.jpg

状況によって私は変わる~ 誰でも何重ものアイデンティティをもっているものです

 

 

 

不愉快なことが悪いこととは限らない~

苦痛は私たちを「現在」へと引き戻す

不安があるからこそ用心と準備ができる

心配から計画が生まれる

苦悩のおかげで今のわれわれがある

 

 

 

私たちはしばしば、行動を通してしか判断できないことを、知性で理解しようとするのです。行動することによって、事実に基づいた経験が生まれ、想像上の作り事から脱け出ることになります。

 

 

 

やりたいやりたくないにかかわらず、活動することは、間接的に感情に影響を与える基本的な方法です

 

 

 

感情は天気のように変わりやすい

 

 

 

バスローブをはおって座っていたのでは、テニスをしたいという欲求は湧いてきません。テニスシューズをはき、コートにゆき、ラケットを手にすればいいのです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

laozi.hatenablog.com

laozi.hatenablog.com

laozi.hatenablog.com

laozi.hatenablog.com