本当に響く自己啓発本とは・・・ ◆ 「思うは招く」植松努著

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TEDでのスピーチが話題になった植松さんの著作です。

 

わたしもYouTubeで感動したくちなので、この本をチョイスしました。長らく“積読”状態でしたが・・・、結論から言うと、「もっと早く読んでおけばよかった」ですかね。

 

この人の言葉は、活字になっても、ものすごく訴えかけるものがあります。本当に気持ちが伝わってくるというか、余計な装飾がないというか・・・。

 

やれ「マインドフルネス●●」や、やれ「ヤル気を出す●●」や「アドラー●●」・「引き寄せ●●」など、時流に合わせて自己啓発本を次から次へと出す「ところで、あなた何者?」っていう作家とは言葉の重みが違います(笑)。心への“響き方”が違います。

 

 

う~ん、よかった。素晴らしいです、この本。

 

 

ほんでもって、いつものように備忘録。

 

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やったことがない人は、できない理由しか教えてくれません

 

 

 

夢を持ったとき、周りの人が「それはダメかもしれない」と言うかもしれません。でもそれは、「できるかもしれない」と同じことなんです。つまり、確率はフィフティ・フィフティ。だったら、「できるかもしれない」と考えてほうがずっと楽しいです。

 

 

 

やってもない、経験してもない人たちの否定的は言葉を聞く必要はありません。だって安全な場所から石を投げてくる人の言葉に、何の影響力もないですから。心を強く持って、やったことがある人と仲良くなりましょう。

 

 

 

今の能力の範囲から未来を選ぶなら、失敗はそれほど生じないでしょう。しかし、そこには成長もありません。成長のためには、自分の能力ではできない範囲に手を伸ばす努力が必要です。

 

 

 

人の能力とは、人生の時間を使って得た経験です。なるべく多くの経験を積むと、その組み合わせはものすごい変数の多さになって、同じ経験をした人を減らします。それが、本当の個性だと思います。

 

 

 

僕らはシンプルになる、小さくなることを退化と考えがちですが、それは最適化で、真の退化とは変化しないこと

 

 

 

「努力」って何だろう? よりよくしようと頑張った行為が、後から考えたら「努力」だったのかも、と思います

 

 

 

僕の人生は、「たまたまうまくいった」ことと「たまたまうまくいかなかった」ことで練り上げられています

 

 

 

僕には多くの夢があるけれど、ほとんどがお金では買えません。だから僕は、お金ではなく能力が欲しいです。だから僕は、お金を能力になるように使います。だから僕は、お金持ちにはなれないです。

 

 

 

自信を増やすためには、やったことがないことをやるのが一番です

 

 

 

人と仲よくなるためには共通の話題が必要です。例えばニュースなどかもしれません。でも、それはしょせん、誰かに与えられた裏付けのない情報にすぎません。しかし、自分の経験に基づく情報だったら、そこに真実の面白さがあります。

 

 

 

自信がないから本気を出さなくなり、何事も斜に構えて、クールに振る舞い、その裏でますます自信を失う・・・。

 

 

 

誰かが振りかざす「普通」とは、その人が知っている範囲の、狭い世界のことでしかありません

中略

スリートの家に育てば、自然と運動へのハードルが下がるでしょう。音楽家の家に育てば、音楽にあふれた生活を送ることになります。我が子にどんな大人になってほしいかを考え、それを助けるような「普通」をつくる必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

おばあちゃんは教えてくれました「お金があったら本を買いなさい」と

 

 

 

お金の価値は変わります。おそらくどんどん減ります。だからこそ、お金を知恵を経験に変換して、自分の中に貯めることが大切です。

 

 

 

「失敗は許されない」というのは、何となくかっこいい言葉です。でも、本当に失敗が許されなかったら、何もできません。だって、人間は間違いを犯します。

中略

「失敗は許されない」ではなく、「成功率を高めよう」と考えたらいいです。そうしたら、できることがたくさん増えます。 失敗はさせまい、失敗は許されない、という環境が、「結局、誰の責任のなのかわからないシステム」をつくりあげるのかもしれません。

 

 

 

 

自分で行動している人の言葉はすばらしいですね。評論家のそれとは違いますね。

 

 

 

それでは・・・・。