超めんどくさがりやが編み出した ◆ 「知の整理術」



著者は、京大卒・元「日本一のニート」※帯に記載(笑) pha(ファ)さん。

 

「効率的な学び方全部のせ!」というコピーに釣られて購入。

 

本人が大事にされている勉強の鉄則は次の3つだとか。

 

その1 「習慣の力」でやる

 

その2 「ゲーム感覚」でやる

 

その3 「楽しいことだけ」やる

 

これらのことを、ことこまかに説明してくれています。

 

 

看板に偽りなしの、素晴らしい内容でした。

 

 

ほんでもって備忘録です。

 



心の余裕

「自分は2年前のあの日に死んでいたはずで、今生きているのはボーナスステージ的なオマケだ」と思ってみる

 

 

 

考えていることを言葉にすると、考えが前に進む 書くというのは、過去の自分や未来の自分と相談ができるタイムマシーンのような行為でもある

 

 

 

欠損はときに「天才」を生む

 

 

 

選択肢が多すぎて何でもできると、逆に何をしたらいいのかわからなくなってしまう

 

 

 

想像力や創造性というのは、限られたリソースの中で何とかやりくりしようとするときに生まれる

 

 

 

読んだものをもう一度読んだりわかったことを書き出したり自分が書いたものをまた読んだりを何度も繰り返すことで、情報が自分の血肉となってくる

 

 

 

そもそもノートやメモというのは、頭の中の内容をとりあえず紙の上に移動させることで、一時的に頭を楽にしてやるためのものだ

 

 

 

復習というものは長時間やるよりも、短時間のものを何度も繰り返したほうが記憶に定着しやすい

 



本を読むのに疲れたら、覚えたいことを3つ選んで紙にメモして、その紙をポケットに入れて散歩することにしている

中略

人間が直感的に把握できる数が3つまでだからなのだ

 

 

 

人間はすぐ刺激に慣れる

中略

紙を貼る場所を定期的に変えたり、紙の色や大きさを変えたり・・・

中略

勉強というのは、情報を無視してラクしようとする「脳の飽きやすさ」との終わりなき戦いなのだ

 

 

 

本を読むとき、本の中に一つでも「へ~」とか「よい」とか思う箇所があったらそれで十分に価値のある読書だ

 

 

 

適当に自分の都合のいい部分だけ読んでも怒られないのが、本のいいところだ

 

 

 

その本を読んで自分が気づいたことや考えたことを、自分の言葉で表現してみる。「なんかいいな」と漠然と思っているだけでなく「〇〇が△△だからいい」と、きちんと言語化してみると、その知識は自分のものになる。

 

 

 

「どうすれば、まったく予備知識のない他人に伝わるだろうか」ということを真剣に考えて文章を書くと、自然に自分の理解も深まるのでよい

 

 

 

人が本をおもしろいと思うのは、「自分もそうじゃないかと思ってたんだ」という内容を本の中に発見するからだ

 

 

 

本には活字しか存在しない。情報量が少ないので、書かれていない部分を自分の想像で補完するしかない。そのため、同じ本を読んでも各人各様の感想が生まれるのだ。要は「みんな自分の見たいものしか見ない」ということでもある。

 

 

 

自分に本当に必要な本というのはすごくおもしろく読めるものだ

 

 

 

情報に自分なりの「色」を付けてやると記憶に定着しやすくなる

 

 

 

本を読むよりも誰かに直接教えてもらったことのほうが記憶に残りやすいのも、情報に話し手の色が付いているからだ。

 



僕がブログや本でこんなふうに文章を書いている最大のモチベーションは「自分がもっといろんなことをわかりたいから」だ。「誰かに読んでほしい」とか「収入につながる」という理由は、なくはないけどオマケのような感じだ。

 

 

 

誰も「無」から何かを作り出すことはできなくて、すべてのものはそれ以前の何かの影響の集合体だ

 

 

 

天才と呼ばれるような人は、大体ものすごくアウトプットの量が多くて、その中では駄作もたくさん作っている

 

 

 

言葉にするということは、自分のものにすることなのだ 夏の暑いときに、「『熱い』って口に出して言うと余計暑くなるから、『暑い』って1回言うごとに罰金100万円だ」などと言う人がいるが、それは間違っている。「暑い」ということで、感じている苦しさは少しマシになる。「暑い」と口に出すことで「今感じているこの苦しさは『暑い』せいなんだ」という確認する効果があるからだ。人間は原因が確認できると少し安心できる。

 

 

 

僕は、やる気がしないときには、ツイッターに「だるい」「やる気がしない」「今日はあかん」などと書くようにしている。「だるい」とか「できない」という気持ちを文字にすることで、自分の中のだるさやる気のなさが書いた文字にいくらか移動して、少しだけ体が楽になるような感覚があるのだ。

 

 

 

行動を起こすとそのあとからやる気がわいてくる

 

 

 

「人間臨終図巻」山田風太郎を読んで

自分の今の年齢で死んだ人の死にざまを見ると、「せっかく生きているんだから何かやろうか」という気分になってくる

 

 

 

仕事や遊びの誘いも、「予定は空いているけど、体力がなくだるいから」という理由で断ることが多い。そのせいで収入や人との交流が減ったりするけれど、「それは自分の限界だからしかたない」と考えている。

 

 

 

学び方、覚え方について、非常~に参考になりました。

 

 

 

それでは・・・・。