こころの病とは何ぞや?から始まり、その種類や症状、欧米発の“認知行動療法”と日本発の“森田療法”の違いなど、非常にわかりやすく説明されています。
あるがままに、気持ちにとらわれず、今できることをやってみる。「気分本位」ではなく「目的本位」で考えるという森田療法が、この1冊で理解できると思います。(※もちろん実践し、ものにするのはたいへんだと思いますが・・・)
特に“不安=不幸”と感じてしまう現代人に、不安はあって当たり前、安全なんて人が作りだした理想に過ぎないのだという「不安常住」という森田正馬の言葉が印象的でした。
森田療法の入門書に、いままで複数冊この手の本を読まれているかたには復習として参考になるのではないでしょうか。
それでは・・・・。