いろんなジャンルの人たちの「マインドフルネス」についての考えを集めた1冊。
わかりやいものから、まったく理解できないものまで幅が広いです。
そんな中で、またまたメンタリストDaiGo君の話が秀逸。わかりやすい。
何度か彼の本を紹介したときにも、書きましたが、「いや~若いのにすごいな~」というのが彼に対する印象です。
メンタリストDaiGo君のパートだけ立ち読みでも、いいのでは・・・(笑)。
ほんでもって備忘録です。
【メンタリストDaiGo】
人間にはバイアスがたくさんあって、認識がいろんなものに左右される・・・。
中略
一番簡単なバイアスは「近いものには価値を高く感じ、遠いものには価値を低く感じる」というものです。
中略
ダイエットが95%の確率で失敗するのは、3か月後の引き締まった体よりも、今目の前にあるおいしそうなスイーツのほうが常に勝つからです。
「この先、世の中にどんどん情報があふれていく。したがって、未来の人たちにとって最大の財産となるのは注意力や集中力になるだろう」1978年ノーベル経済学賞受賞ハーバート・サイモン
NBAのスター選手と普通の選手を比べた研究があります。両者の違いは何だったかというと、スター選手は信仰が深いか、エゴが強いかのどちらかだったのです。
中略
つまり、何かを強く信じるという行為が、人間のパフォーマンスを引き出すわけです。
姿勢をきちんと作ると、横隔膜の動きが最大化されて、それによって脳にたくさん酸素が送り込まれます
科学的には注意がそれて、それを戻すときに、脳が鍛えられる言われています
瞑想のポイント
「1姿勢を正す」、「2呼吸をゆっくり行う」、「3注意がそれたら、それた注意を呼吸に戻す」この三点だけ
【熊野宏昭】
バーチャルな現実を創り出す力によって、我々はあたかも過去や未来があるように感じてしまうわけです 我々の心は勝手に動きます。我々が考えようとしなくても、思い出そうとしなくても勝手に心が反応して動くんですね。勝手に動くものは自分ではありません。
中略
コントロールできないものは、自分ではありません。自分の外側にある、外側で起こっているものです。じゃあ自分は何かというと、見ているほうです。見られている自分は自分ではなく、見て気づいているほうが、自分なんだ、まあそんなふうに考えてみたらどうでしょうか。
観察者としての自己が自覚できると、脱フュージョンが可能になります。思考と、現実と、自分が別物だということに気づく、そういう瞬間がある。これが脱フュージョンが起こった瞬間です。
我々の心のキャパシティーは意外と小さいんですね。ということは、その心のキャパシティーをあらかじめ使ってしまえば、考えるためのキャパシティーを残さないことが実現できます。マインドフルネスがいろんなものに気を配り、注意を分割するのは、思考を生まれさせないための戦略です。思考を生まれさせないように、気を配っているわけですから、現実はばっちり感じているわけです。これがまさにマインドフルネスです。
【藤田一照】
普通「I have a mind」と言いますが、仏教的には「Mind has I」なんですね。逆の考え方なんです。mindがIを作りだしているのに、Iは自分がmindを持っていると勘違いしている。
それでは・・・・。