犯行声明
「私はモンスターなんかじゃない。あなたがたと同じ人間だ。
たとえ認められなくても、私たちは長年の間共存を試みてきた。だが、ある日戦争が始まった。我々の指導者が引き起こした戦争だ。
しかし、セルビア人にクラスター爆弾を供給しているのは誰だろうか?クロアチアに戦車を、イスラム教徒に銃弾を供給し、その結果、子供たちを殺しているのは?
そもそも、国と国の境に線を引いたのは西側諸国の政治家たちだ。あるときはインクで、あるときは我々の血で国境が引かれた。
そして、あなたがたは今、“平和の使者”と称し再び運命を定めようとしている。苦しみしかもたらさないような平和など断固として受け入れるわけにはいかない。
その苦しみを“平和の使者”のあなたがたに味わってもらうことにした・・・」
ジョージ・クルーニーとニコール・キッドマン主演の、テロ題材の作品です。
最近のこの手の映画は“勧善懲悪”的な展開が多いですが、この97年の作品は、もう少し深みがあります。
そんなわけで、冒頭に記したのは、劇中でテロリストが映像を使って流したセリフです。なかなかの説得力・・・。
おススメです。
それでは・・・・。
1997年 アメリカ 日本語吹替あり