映画の出来は監督次第 ◆ 「プリズン・サバイブ」



今年観た映画の中で、特に印象に残っているのが、このブログでも紹介した「ブラッド・スローン」

 

「映画の出来は監督次第」というのが、私の信条なので、「ブラッド・スローン」の監督リック・ローマン・ウォー氏の作品を検索。ほんでもって、この「プリズン・サバイブ」にたどり着いたってわけです。

 

設定はまたもや「刑務所」。制作順では「プリズン・サバイブ」→「ブラッド・スローン」なので、この作品で味をしめて「ブラッド・スローン」へって感じなのでしょうね。刑務所に明るいのでしょう、きっと。

 

 

主人公の男性が家に侵入してきたドロボーをバットで殴ります。すると、あたりどころが悪く、殴られたほうは“お陀仏”。家の外まで犯人を追いかけて殴っているので、なんと正当防衛が成立せず、刑務所に入るはめに。

 

やるかやられるかの環境で、身を守るために、善良な市民だった男性も“いっぱしのワル”に変身。問題を起こし、刑期は延びるわ、家族は離れていくわで、まさに泥沼・・・。という流れです。

 

 

主人公に感情移入がしやすいです。なので、まずまず楽しめる作品かと・・・。

 

 

細部は違いますが、大枠が同じなので、この作品をブラッシュアップして完成したのが、前出の「ブラッド・スローン」なのでしょうね。

 

映画としての切れ味と完成度は「ブラッド・スローン」のほうが上でした。 どちらか1本なら「ブラッド・スローン」。2本観るなら「プリズン・サバイブ」→「ブラッド・スローン」の順がよろしいかと思います(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2008年 アメリカ 日本語吹替あり