人体をつくる驚異の仕組み ◆ 「NHKスペシャル 第6集 “生命誕生”見えた!母と子 ミクロの会話」



人体をつくる驚異の仕組み“ドミノ式全自動プログラム”

 

受精卵は分裂を繰り返しながら、さまざまな種類の細胞に分かれていきます。私たちの体を構成する細胞は名前がついているものだけでも200種類以上。心臓の筋肉の細胞、目のレンズの細胞、血管の細胞などさまざまです。これらの多彩な細胞たちが、それぞれの場所でそれぞれの役割を果たすことで、臓器が働くことができるのです。

 

でもどうして、たった1つの受精卵が、個性豊かな200種類以上の細胞に分かれていくことができるのでしょうか?最新の研究から、その謎を解くカギが、細胞同士が情報をやりとりする“メッセージ物質”にあることがわかってきました。受精卵の中に、驚くほど精巧なプログラムが備わっていたのです。

 

では最初にできる臓器は何でしょうか。受精卵の細胞がある程度まで増えると、一部の細胞がWNT(ウイント)という“メッセージ物質”を出し始めます。するとWNTを受け取った細胞たちは、次々に“拍動”を始めます。そう、このWNTは『心臓になって!』というメッセージ。心臓の細胞に変化するのです。

 

すると心臓の細胞が次なる“メッセージ物質”・FGF(エフジーエフ)を放出し始めます。それは『肝臓になって!』というメッセージ。これが近くの細胞に届くと、肝臓の細胞が生まれていきます。

 

このように、スイッチがひとつ入ると、次々に体作りが進行していきます。言わば“ドミノ式全自動プログラム”。最初は1つの細胞だけでネットワークのない世界ですが、“メッセージ物質”によって次々にスイッチが入り、それによってさまざまな細胞が生まれ、臓器が形作られていくのです。その結果として、これまで人体シリーズで見てきた臓器同士の驚異のネットワークが形成されると考えられています・・・」NHK

 

てことで、非常に勉強になりました。

 

謎が多い人体。その謎を解き明かしていく人類・・・。

 

いや~いろいろ考えさせられます(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年 NHK 49分