恩を仇で返す ◆ 「映像の世紀プレミアム 第10集『難民 希望への旅路』」

 

「戦場カメラマンとして、スペイン内戦で難民となった人々を撮影し続けたロバート・キャパは、実はユダヤ難民だった。ナチスに迫害を受けた、ユダヤ人科学者アインシュタインは、イスラエルの初代大統領に就任を要請されたが、断っている。アラブ人と共生する国家を目指していたからである。ベトナム難民を撮影した『安全への逃避』で世界に衝撃を与えたカメラマン沢田教一。撮影された家族との間に残された美しいエピソードとは・・・」NHKドキュメンタリー

 

未だ人類が解決できない問題。それが“難民”です。

 

ある民族が、ある地域に流れ着き、今度は元々そこに住んでいた人たちが押し出される・・・。こういう事態を目の当たりにすると、人間も所詮、動物なんだな~と。

 

-----------------------------------------------------------

 

今回の「映像の世紀」で衝撃をうけたことがあります。

 

1930年代からユダヤ人がパレスチナに流れ着きます。アラブ人は彼らを隣人のように歓迎したそうです。

 

ところが第二次世界大戦後、ユダヤ人は、のちのイスラエル初代首相に就任するダヴィド・ベン=グリオンを筆頭に強硬に権利を主張(もちろん犠牲者であることを声高に叫びながら)。そしてアラブ人を追いやっていきます。 

 

ユダヤアメリカ人の票を確保するためアメリカがバックについたことも、その流れに拍車をかけます。

 

 

 

ユダヤの民の悲惨な歴史には同情します。しかし、よくしてくれた人を追い出すという感覚は、日本人には理解しがたいな~と。

 

この流れを鑑みると“ミュンヘンオリンピック事件”も違って見えます。

 

これが憎悪の連鎖なのでしょうね~。

 

 

毎度のことながら、このシリーズ、心にスシンと響きます。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年8月 90分

 

laozi.hatenablog.com

映像の世紀 の検索結果 - Laozi’s blog