タレント本と侮ることなかれ!ズシンとくるとくる言葉がてんこ盛りです。
本書の内容からすると、どうやら樹木さん、仏教に詳しいようで、仏教用語もところどころにありました。
古典から選び抜かれた名言には辟易だとお感じのかたへ。この本はいいお口直しなるかと思います。
ほんでもって備忘録。
とるに足りないように思える人生も、おもしろがってみると、そこに幸せが見つけられるような気がするんです
「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです。「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだ」という思いを一切なくす。自分を俯瞰して「今、こうしていられるのは大変ありがたいことだ」と思うと、余分な要求がなくなり、すーっと楽になります。
私のことを怖いという人もいるみたいだけど、それは私に欲というものがないからでしょう。欲や執着があると、それが弱みとなって、人がつけこみやすくなる。そうじゃない人間だから怖いと思われてしまうのね。
本物だからって世の中に広まるわけじゃないのよ。偽物の広まりやすいのよ。偽っていう字は人の為って書く・・・
どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて
病気のおかげで、いろんな気づきもありましたね。だって気づきをしないと、もったいないじゃない?せっかく大変な思いをするのに、それを「こんなふうになってしまって」と愚痴にしていたら、自分にとって損ですから。
私にとって家族への愛情は、“注がなきゃいけないな”っていう義務感とか倫理観からきているものだと思います
仲良くというよりは無関心でいることですね。家族に対しては、だいたいすべて、孫に至るまで無関心。
中略
すべての期待というのは、自分側から見た「こうであってほしい」でしょ?向こう側から見たらものっていうのはまた違うでしょう。
中略
期待をしなければ大丈夫ですよー。
世の中の人は、好きでなくても、見過ぎ世過ぎでいろんなことをやらなきゃなんなくて生きているのに、自分の好きなことをやって生きていられるということは、大変な感謝のことであり、なおかつ、それを求めたらば「好きなことやって食えるようになりたい」というのは、おこがましいことですよ。
覚悟っていうのをすると気楽ですよ
樹木さんの本、もう一冊ぐらい読んでもいいかな~と思いました。
それでは・・・・。