受刑者の生活 ◆ 「アメリカ刑務所潜入! 獄中内部事情」



「数年間をかけ、アメリカで規律の厳しい刑務所をいくつか巡って施設内部に深く入り込み、そこで働く人たちと服役する人たちの生活を追った。受刑者や刑務官のみならず、刑務官を育成する教官、刑務所長が仕事ぶりや暮らしぶりを語る。せっかく刑務官になっても苦労が絶えず、大半が数年程度で辞めていく現実、受刑者が楽しみにしていること、規則違反や縄張り争いに至るまで、刑務所に入ると必ずや体験するであろう出来事に迫る」ナショナルジオグラフィック

 

#5 出所

ロス矯正施設には、州内で最も危険とされる受刑者たちが厳しいルールの下で暮らしている。塀の中の世界に順応せざるを得なかった受刑者たちの、出所に対する思いを描く。

 

#6 規則違反

刑務所は常に、混乱と統制のせめぎ合いだ。刑務官は小さな規則違反も見逃さず、悪質な場合は独房に監禁する。オハイオ州で規則違反を繰り返す反抗的な受刑者たちを追った。

 

#7 ラスベガスの拘置所

ラスベガスの拘置所にやってくる逮捕者たち。窃盗の疑いで逮捕された兄弟の父親は、保釈を拒否。コカインの所持で逮捕されたハンナも保釈までの時間が永遠のように思えた。

 

#8 拘置所の女子収容区

ラスベガスのある郡拘置所の女子収容区は気の弱い者には向かない。殺人の罪に問われた2人の母親が人生を賭けた裁判を待つ間、拘置所内でも闘わなければならなかった。

 

#9 ラスベガスの依存症たち

ラスベガスの拘置所には、アルコールや薬物が原因で軽犯罪に走り、出たり入ったりを繰り返す依存症患者たちが後を絶たない。犯罪や薬物から抜け出すことはできるのか。

 

#10 自由を求めて

クラーク郡拘置所に収容された3人の容疑者が釈放を目指してそれぞれに奮闘する。だがせっかく無罪放免となっても、外の世界に留まっていられるかは本人の心がけ次第だ。

 

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なかなか印象に残る言葉があったので記しておきます

 

 

#5全身タトゥーの青年

「外にいたときは、自分のままでなんとか馴染もうと努力したけど、それじゃダメだってことに気づいた。そこから今の俺になったんだ」

 

#6新入りの面倒をみる重鎮

「身体を動かせ。身体がデカくなれば 箔もついてくる。自分の身体以外は何もないから、筋肉をつけるんだ。そうすれば、過ごしやくなる」

 

#6終身刑の男 集会にて

「ここにいるのは社会が正常に機能するために排除されたものたちだ。ロクデナシだよ」

 

#7雑居房 ナレーション

「もめごとが向こうからやってきて、いつパンチを喰らうかわからない場所です。好むと好まざるとに関わらず・・・」

 

#7判決前の青年

「心を強く持って臨むよ。何があっても受け止めるしかない」

 

 

善悪は別にして言葉に切実さがあります。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2019 ナショナルジオグラフィック