「受刑者の道徳心の育成や心の救済を行う教誨師の中でも死刑囚専門の牧師・佐伯(大杉漣)は、独房で孤独な生活を送る死刑囚たちの良き理解者だった。6人の死刑囚たちに寄り添い対話を重ねる中、自分の思いがしっかりと届いているのか、彼らを安らかな死へと導くことは正しいことなのかと葛藤し、自身も過去と向き合う」シネマトゥデイ
大杉漣さん最後の主演作となった作品。
死刑囚たちとの会話のみで構成されています。
なかなか分かり合えない死刑囚へ向けてのセリフが秀逸でしたので記しておきます。
「私ね高宮さん(死刑囚)が怖いんです。
ずっと考えていたんです。なぜ怖いんだろうって。
それは、きっとあなたのことを知らないからじゃないかって。
知らないことは、とっても怖いんですよ。
死ぬのもそう。
生きるのもそう。
知らないから怖い。怖いから余計知りたくない・・・」
地味に引き込まれる作品なのでした。
それでは・・・・。
2018年 114分