前回紹介した
と同じ大嶋信頼さんの著作。
“自己肯定感”の低さに苦しんだという自らの経験も踏まえながら、今回も“嫉妬”や“万能感”という切り口で分析、解決法を提示してくれています。
分析はかなり鋭く、説得力があります。が、解決法は少し微妙な感じがしないでもありません(笑)。言葉のつぶやき(呪文的な)を使うので、少しスピリチュアルな感じですかね~。
一番腑に落ちたのは、対人の気の使い方。
「うまくやりたい」あるいは「嫌われたくない」という意識から、下手にでると、相手は自分のほうが上だと認識する(無意識に)ので、ますますやっかい人物になってしまうと・・・。冷静に見て、自分の順列通り振舞う(動物的ではありますが)ほうが収まりがよく、人間関係もうまく機能するというようなくだりがあります。
これは、今までの人生経験に照らし合わせても納得がいきます。
波を立てたくないときなど、ついつい必要以上に相手に気を使ってしまうのですが、そういう時に限って事態は悪化しますもんね~。
言葉は悪いですが「何やコイツ」って感じで開き直ったほうが、逆に相手がすり寄ってきて問題解決、てなことが多かったような・・・。
態度や言葉という意味ではなく、認識、心構えの話ですが、そういうのって伝わりますよね~?
なかなか“考え方・感じ方”を変えることなんてできませんが、“気を使い過ぎるのは解決策にならず”というのを意識しているだけで、少しはものごとがいいほうに転がるかもしれません・・・。
それでは・・・・。