「ヒトラーの狂気は、側近たちの手によって現実となった。全メディアを支配し、プロパガンダ国家を作り上げた宣伝大臣ゲッベルス。純血主義に基づく冷酷無比の計画によってホロコーストを実行した親衛隊長官ヒムラー。ひとりひとりは、ごく普通の人間たちだった。それがなぜ狂気を疑いもなく実行していったのか。そしてドイツ国民もなぜ狂気に取りつかれていったのか。発掘映像で語る、ナチスの誕生と破滅。衝撃の物語である」NHK
今回はナレーションで特に印象に残ったところを記しておきます。
大方の国民はナチスの躍進を一過性のブームとしてしか見ていなかった。
当時の三大新聞のひとつベルリン日刊新聞はナチスについて、こう断じた。
「行き所のないアウトロー気分。迷える子羊たちの若気の至り。自分とは別の人種を妬む劣等感。雲をつかむような政治主張。むき出しの暴力本能。理想主義を装う自己陶酔。そうしたものをごた混ぜにして抱え込んだ団体である」
ゲッペルスの演説より
「あなたはただのプロパガンディスだと言われれば、答えはこうだ。キリストは他の何だというのだ。宣伝はしなかったか。本を書き演説をしたではないか。ムハンマドは何か違っていたのか?ブッダは宣伝家ではなかったのか?」
いやいや考えさせられます・・・。
それでは・・・。
2020年12月12日放送
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