知的障害者のメンバーで結成されたフィンランドのパンクバンドを追ったドキュメンタリー。
意味のある作品なのはわかるのですが、きっとNHKスペシャルでやったほうが仕上がりがよかったと思います(笑)。
ちょっと単調で、エンディングもぼやけた感じなのが残念です。
それでは・・・・。
アフガニスタンが舞台。裕福な家庭の息子とそこの使用人の息子。二人は親友です。ところが、大人になってから実は腹違いの兄弟だと知ります。
政治色の強いヒューマンドラマです。
そこが高評価につながっているのでしょう。
決して“へたくそ”な作品ではないのですが、わたしには退屈でした。
それでは・・・・。
2007年 アメリカ 日本語吹替えあり
タイトルだけ見ると、ちょっとスピリチュアルな感じがしますが、内容はアカデミックです(笑)。
著者は精神科医の勝久寿さん。森田療法をベースに認知行動療法を取り入れた治療方法が紹介されています。
森田療法の本を何冊か読まれたかたには、新鮮味がないかもしれませんが、質問に答えていくワークがあるので、かなり実践的ではあります。
ステップ1 何に不安を感じていますか?(今の不安に気づく)
ステップ2 なぜ、その不安を感じていると思いますか?(本来の願望を知る) →最大の不安を反転させて「本来の願望」を知る
ステップ3 「自分の現実」と「周囲の現実」はどうなっていますか?(2つの「現実」に目を向ける)
ステップ4 目的を実現するために「できること」を考えましょう(「具体的な行動」を考える)
各質問に答えていくのですが、キモはステップ2でしょうね~。不安の理由を反転させて「本来の願望」を知るってところでしょうか。
理屈では当たり前のことなのですが、改めて“書く”ことで頭の中が整理されるということのようです。
かなりへヴィに落ちている人には、書くという作業自体が厳しいかもしれませんが、モヤモヤして不安にさいなまれている状態には効きそうです。
変わった切り口の森田療法を学びたいかたにはおススメです。
ほんでもって以下備忘録です。
不安の裏には「本当はこうなりたい」「こうしたい」という願望があります
気分本位
「とにかく今の不安な気持ちをなくしたい」「すっきりした気分で過ごしたい」と考え、不安を取り除くことばかり考えます。しかし、たいていは一時しのぎや逃避的なことしかせず、不安が消えることはありません。
目的本位
不安を感じていてもそれは願望の裏返しと受け入れ、今の気分を理由に行動を変えることはありません。なぜなら気分次第で行動を変えると、かえって願望を達成できないとわかっているからです。
気分本位で行動していると、不安ばかり募る
不安に注意を向けていると、不快な気分とイメージが結びついて、不快感を伴う過去の記憶や望ましくない未来ばかりが思い浮かびやすくなります
「今の気持ち」ではなく、「今やるべきこと」を意識する
「気分がよければ、うまくいく」というのは勘違いである
目指すべきは、「今、自分がどういう気分か」と内側に向いている意識を、本来の願望を達成するために「今、自分は何をすればよいのか」と外側に向けることです
そもそも理想はあくまで理想であり、すべての物事を完璧にコントロールすることなど、誰にもできません、気分本位でいると意識が内向し、頭の中で考えたことと現実とがごちゃ混ぜになり、こうしたことがわからなくなってしまいます
意識が内側に向いていると、完璧や理想を追い求めたり、現実とのギャップによって悲観的になったりする
ジンクスやおまじない
このような行動は手軽に安心をもたらすので、徐々に増えていく傾向にあります。その結果、多くのジンクスやおまじないに縛られて、生活が不自由になります。不安から逃れたくてはじめた行動に、かえって追い詰められてしまっているわけです。
以前にも書きましたが、同じ趣旨の内容であっても、書き手によって表現が変わるので、新たに“刺さる言葉”に出会えます。なので同ジャンルの乱読はやめられません(笑)。
余談ですが、この本はこの手の書籍すれば低価格なので、出版元の永岡書店に好感を持ちました。
それでは・・・・。
「今より人種差別のひどい時代に、アメリカンフットボールを通して人々に感動を与える黒人高校生の物語」だと思って借りたのですが、ふたを開けるとキリスト教の布教映画でした。
あまりにも宗教色が全面に出ていて、せっかくの美談も興醒めです。
以前紹介した
や
など、最近、あからさまにビバ・キリスト作品が多いのは気のせいでしょうか?
最近増加傾向にあるイスラム教徒に、危機感があるのですかね?
バックグラウンドに見え隠れするのはいいですが、全面的に宗教色を出されると、どんな感動的な話もだいなしです。
という訳でクリスチャン限定おススメ映画です(笑)。
それでは・・・・。
2015年 アメリカ 日本語吹替えあり
ご存じスティーヴン・セガール主演の「沈黙シリーズ」。
はたしてこれがシリーズ何作目なのかもわかりません。Wikiにも書いてませんでしたし(笑)。
何も考えずに楽しめます。シリーズ全作を追っかけようとは思いませんが、たまに観るにはいいかもです。
それでは・・・・。
2016年 アメリカ 日本語吹替えあり
前回、紹介した
に引き続きメンタリストDaiGO君の著作です。
表現が非常にわかりやすいので、学べます。ファンになりました(笑)。
てなわけで、またまた備忘録です。
「自分が嫌い」と感じる人は、自分を好きになれないような行動を選択しているにすぎません
人間は、自分が取りやすい行動に基づいて「自分の性格」を決めています
説得のツボはあくまでも利益にあります
実は危ない「中立」という立場
A国とB国が戦っている場合、勝った国は次は中立国に攻めてきます。そうなっても誰も助けてくれません
人間関係
駄目なら駄目でいい、という割り切りも必要です
中略
ほとんどの人に嫌われても大丈夫と、と考えてください
政治家の選挙では、怒りを強く表現できる人が有権者に信用されやすいという研究もあります
自分を大したことがない人間だと思うと、「どうせ頑張れない」「努力しても無駄」と考えて努力を避けるようになります
中略
つい卑下してしまったときは、「努力を避けるためにこういう言葉を使ってしまっているのではないか?」と考えてみてください
「面倒くさい」「嫌だ」
(人間は)「やらないともっと嫌なことがある」と考えると、少しでもましなほうを選択するようにできています 現在の不満を過去の自分のせいにする人は、同時に、「未来の自分はもっとできる」と考えがちです
中略
過去の自分のせいにするのも、未来の自分を頼りにするのも、すべて責任を現在の自分から引き離そうとしていることにかわりありません
「やらない言い訳」は考えず、とりあえずやってみよう
前に進むためには、何かを捨てるしかない
うぬぼれるくらい自信がなければ成功できない
中略
まだ地位も実績もないのに謙虚にしていたら、まずは他人の目に留りません 中略
謙虚になるのは成功してからでも遅くありません
自己卑下
「自分をこんなに責めているのだから許される」という甘え
わからないものについて、人間は決断を下せません。そして行動してみて初めてわかるのです
人間の脳は不安を実際より大きく感じるように進化しています
中略
現代人の不安のほとんどは不確実性が作り出す単なる幻。命に関わらないのなら、不安感に惑わされる必要はまったくない
中略
行動すれば不安は霧のように引いていくのです
中略
自転車を漕がずにバランスを取るのは難しいし、怖いものですが、漕ぎだしてしまえばバランスを取るのは簡単です
あなたが何か未知なものに不安を感じるならば、それはあなたにとって新しいことであり、そこには可能性があるということだ
人間は、自分の都合のいいように世界を見ています。「できるかどうか」と考えてしまうと、努力せずに済むほうが楽なので、その意味で都合のいい「やらない理由、できない理由」ばかり見えてきます。ところが「できる」と決めつけて動き始めてしまうと、都合のいいように世界を見る能力が逆向きに働きます。脳が勝手に解決の糸口を探しだすのです。
いや~ためになりました。
それでは・・・・。