苫米地本の中では実践的 ◆ 「『感情』の解剖図鑑」苫米地英人著

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「恨み」ってこういうこと、「同情」ってこういうこと、「後悔」は・・・、て感じで何気なくわかったつもりの感情をきっちり“言語化”。とてもわかりやすかったです。

 

特に参考になったのが「怒り」の感情の取り扱い方。なんと、自分を怒らせた相手への復習方法を考えるといいらしいです(笑)。冗談のようですが、これには理由があって「怒り」が生まれたとき“大脳辺縁系”が刺激されるので、頭を使って手の込んだ復習方法を考えれば“前頭前野”が働いて、大脳辺縁系の怒りの増幅を抑えることができるんですって。

 

ちょっとわかるような気がします。

 

 

 

苫米地さんの著作全般に言えることですが、心には響きません、私には。ただ、知識欲は満たしてくれます。

 

 

 

それでは・・・・。

こりゃ酷い! ◆ 「マックス・スティール」

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驚異的のパワーを父から受け継いだ青年が、宇宙からの生命体とリンクして変身します。

 

キャラクターデザインがかっこよかったので、観てみましたが大失敗。

 

半分で止めました。人生、時間が大事なので(笑)。

 

 

今年鑑賞したDVDワースト5は確実です。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 アメリカ 日本語吹替えあり

CIAが大統領暗殺 ◆ 「コードネームBT85 大統領暗殺を阻止せよ!」

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大統領の出す法案に納得がいかないCIAが“大統領暗殺”を企てます。それを阻止するのが元CIAエージェント。このヒーロー、よくみる“細マッチョ”ではなく“ゴリマッチョ”(笑)。

 

それはどうでもいいのですが、助けを求めるのに「オズワルドは犯人ではない・・・」というメッセージを送るなど、なかなか興味をそそる展開でした。

 

 

が、なんとも奥行きがない・・・。

 

う~ん、残念。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 アメリカ 日本語吹替えあり

本当に響く自己啓発本とは・・・ ◆ 「思うは招く」植松努著

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TEDでのスピーチが話題になった植松さんの著作です。

 

わたしもYouTubeで感動したくちなので、この本をチョイスしました。長らく“積読”状態でしたが・・・、結論から言うと、「もっと早く読んでおけばよかった」ですかね。

 

この人の言葉は、活字になっても、ものすごく訴えかけるものがあります。本当に気持ちが伝わってくるというか、余計な装飾がないというか・・・。

 

やれ「マインドフルネス●●」や、やれ「ヤル気を出す●●」や「アドラー●●」・「引き寄せ●●」など、時流に合わせて自己啓発本を次から次へと出す「ところで、あなた何者?」っていう作家とは言葉の重みが違います(笑)。心への“響き方”が違います。

 

 

う~ん、よかった。素晴らしいです、この本。

 

 

ほんでもって、いつものように備忘録。

 

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やったことがない人は、できない理由しか教えてくれません

 

 

 

夢を持ったとき、周りの人が「それはダメかもしれない」と言うかもしれません。でもそれは、「できるかもしれない」と同じことなんです。つまり、確率はフィフティ・フィフティ。だったら、「できるかもしれない」と考えてほうがずっと楽しいです。

 

 

 

やってもない、経験してもない人たちの否定的は言葉を聞く必要はありません。だって安全な場所から石を投げてくる人の言葉に、何の影響力もないですから。心を強く持って、やったことがある人と仲良くなりましょう。

 

 

 

今の能力の範囲から未来を選ぶなら、失敗はそれほど生じないでしょう。しかし、そこには成長もありません。成長のためには、自分の能力ではできない範囲に手を伸ばす努力が必要です。

 

 

 

人の能力とは、人生の時間を使って得た経験です。なるべく多くの経験を積むと、その組み合わせはものすごい変数の多さになって、同じ経験をした人を減らします。それが、本当の個性だと思います。

 

 

 

僕らはシンプルになる、小さくなることを退化と考えがちですが、それは最適化で、真の退化とは変化しないこと

 

 

 

「努力」って何だろう? よりよくしようと頑張った行為が、後から考えたら「努力」だったのかも、と思います

 

 

 

僕の人生は、「たまたまうまくいった」ことと「たまたまうまくいかなかった」ことで練り上げられています

 

 

 

僕には多くの夢があるけれど、ほとんどがお金では買えません。だから僕は、お金ではなく能力が欲しいです。だから僕は、お金を能力になるように使います。だから僕は、お金持ちにはなれないです。

 

 

 

自信を増やすためには、やったことがないことをやるのが一番です

 

 

 

人と仲よくなるためには共通の話題が必要です。例えばニュースなどかもしれません。でも、それはしょせん、誰かに与えられた裏付けのない情報にすぎません。しかし、自分の経験に基づく情報だったら、そこに真実の面白さがあります。

 

 

 

自信がないから本気を出さなくなり、何事も斜に構えて、クールに振る舞い、その裏でますます自信を失う・・・。

 

 

 

誰かが振りかざす「普通」とは、その人が知っている範囲の、狭い世界のことでしかありません

中略

スリートの家に育てば、自然と運動へのハードルが下がるでしょう。音楽家の家に育てば、音楽にあふれた生活を送ることになります。我が子にどんな大人になってほしいかを考え、それを助けるような「普通」をつくる必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

おばあちゃんは教えてくれました「お金があったら本を買いなさい」と

 

 

 

お金の価値は変わります。おそらくどんどん減ります。だからこそ、お金を知恵を経験に変換して、自分の中に貯めることが大切です。

 

 

 

「失敗は許されない」というのは、何となくかっこいい言葉です。でも、本当に失敗が許されなかったら、何もできません。だって、人間は間違いを犯します。

中略

「失敗は許されない」ではなく、「成功率を高めよう」と考えたらいいです。そうしたら、できることがたくさん増えます。 失敗はさせまい、失敗は許されない、という環境が、「結局、誰の責任のなのかわからないシステム」をつくりあげるのかもしれません。

 

 

 

 

自分で行動している人の言葉はすばらしいですね。評論家のそれとは違いますね。

 

 

 

それでは・・・・。

やっぱり1作目が面白い! ◆ 「パージ」

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以前、紹介した

laozi.hatenablog.com

が2作目。これが1作目です。

 

設定は全く同じで、1年に1度、12時間だけ殺人が合法化。

 

今回は、狩られる側のホームレスをかくまったがために、一家全員がターゲットになってしまった裕福な家族のお話。

 

なんと1作目はイーサン・ホークが主演だったのですね~。2作目はメジャーな俳優さんが出演していなかったので、シリーズ自体が“B級映画”だと思っていたのですが・・・(笑)。

 

 

 

この作品、もちろん“残虐性”がメインに描かれていますが、「理にかなっていることでも、行き過ぎるとおかしなことになる」っていう現代社会の矛盾を訴えている感じもあります。

 

バイオレンスだけを全面に押し出した2作目とは、ちょっと毛色が違いました。

 

各サイトの評価は芳しくなかったのですが、観てよかったです。

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2013年 アメリカ 日本語吹替えあり

何気に引き込まれる邦画 ◆ 「オーバー・フェンス」



オダギリジョー蒼井優松田翔太が出演の日本映画。

 

オダギリジョーバツイチで、地元の職業訓練校で松田翔太と仲良くなります。蒼井優はちょっと精神を病んだキャバ嬢役。

 

邦画によくあるパターンで、ドーンと大きな事件があるわけではなく、それぞれの人生にスポットを当てて、その“悲哀”を絡めながらの展開となります。

 

なんとはなしに、のめり込んでしまうってやつです(笑)。

 

 

 

驚いたのは蒼井優の演技力。うまいですね~この人。今までそんな印象はなかったのですが・・・。 彼女がこんな性格なのでは?と思うぐらいはまっていました。

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 112分

面白くない映画 ◆ 「ディスクローズ 葬られた秘密」

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牧場で暮らす父と息子の物語。

 

前半の展開は雰囲気もよく、すごく期待させます。

 

が、まったく面白くないです(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 アメリカ 日本語吹替えあり

想定外の結末 ◆ 「モーガン プロトタイプ L-9」

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ある企業がバイオテクノロジーを駆使して人間を創る実験を山中で行っています。その中で“L-9”というモデルが人に近い感情も有していたので、大事にデータを集めていました。が、ある日暴走。クルーに襲いかかりケガを負わせてしまいます。

 

その事件を受けて、本社から危機管理部門の女性が派遣されます。ところが“L-9”は、関係者を次々に殺害し施設から脱走。追う本社からの人間も、非情さをみせながら問題を解決に導いていくのですが・・・。

 

 

最後は「なるほど~、そういうことね!」て感じのクロージングで感心しました。

 

この手の作品の中では、とてもよくできていると思います。

 

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 アメリカ 日本語吹替えあり

やはりいい映画は少ないですね ◆ 「消されたスキャンダル」

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ひとつの街で繰り広げられる人間模様のお話。

 

3~4組の男女のストーリーが最終的につながるって手法で、いい雰囲気を醸し出しています。

 

ただ全く面白くないです(笑)。

 

オリジナルの“100 STREETS”は内容に即していますが、邦題は意味不明。

 

 

残念な作品でした。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 イギリス 日本語吹替えあり

嫌う人も多いがするどい分析 ◆ 「『やる気が出ない人』の心理学」加藤諦三著

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タイトルからすると、いわゆる「先延ばしを止める」系自己啓発本のようですが、「心に葛藤があるから行動に移せないのだ」っていう心理分析を中心にした内容です。

 

うつ病患者は・・・」とか「神経症者は・・・」など、どの本でもシンプルな書きかたをされる加藤さん。この本もその切れ味は変わりません。

 

その表現のせいか、アマゾンでは厳しいレビューが目立ちます。しかし、私には思い当たることが多く、どの本も参考になります。できればすべてに目を通したいぐらいです。著作が多く読みきれませんが・・・。

 

 

 

ほんでもって、またまた刺さった文章が多かったので備忘録です。

 

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私自身も無力感、絶望感に苦しめられた人間である。私自身やればできることをしないで、「そんなことをしても意味がないのではないか」と単に議論だけしているという傾向がある。実際に何かをするよりも、しても意味がないのではないかと議論している方が楽であるから。

 

 

 

座っていたのでは情報は入らない。行動する人はとにかくいちいち自分の行動の効果を詮索してから行動するのではない。座っていても自分の望みは実現できないから行動するのである。

 

 

 

普通の市民で株で信じられないほど大儲けする人がいる。しかしその人がそれだけで自己有効感、幸福感を持てるかというとそうではない。それよりも地道に英語の発音を勉強して、少しでもうまく発音できるようになった人の方が自分の中に価値を感じることが出来るに違いない。

 

 

 

我々は成功ばかりで幸せになるのではなく、失敗と戦うことで幸せになるのである

 

 

 

私たちが何か心配な時に、心配する事態がもし現実になったとしても「私には出来る」と思うことが大切なのである

 

 

 

対人恐怖症者は他人を前に理想の人間を演じようとする

 

 

 

権威主義者とは自分の能力では結果をコントロール出来ないと思っている人達である。自分が住んでいる世界や、自分の人生がどうなるかということは、自分で考え、自分が反応しても仕方ないと思い込んでいるのが権威主義者であろう。

 

 

 

mindlessな人は状況を無視してある言葉を正しいと思い込む。ある情報を正しいと思い込む

中略

一つ一つの言葉を前後の関連なくまっ正面から考えすぎるのである

中略

mindlessな人は意地の悪い人のことを軽く受け流すことが出来ない

 

 

 

人間にとって恐ろしいのは困難そのものではなく、困難そのものを自分ではどうすることも出来ないのだと小さい頃学習することである。 人間にとって恐ろしいのは、酷い目にあうことそのことではなく、酷い目にあうと、それを自分は避けることができないと小さい頃学習してしまうことである。

 

 

 

行動しない人ほど推測や議論が好きである

 

 

 

相手に向けるべき攻撃性を自分に向けることで心は病んで行く。自責は心の病の一般的な特徴である。

 

 

 

一般に自分の人生にあまり関係ないことにヒステリックになって正義を唱えたりする人も同じように、自分についてあまり好ましい感情を持っていないのかも知れない。正義が問題ではなく、正義を持ち出すことで相手を憎むことが問題なのである。

中略

人類に絶望したということは「私は自分自身に失望している」ということの反映なのであろう。

 

 

 

心理的に病んだ人

自分に対する失望感を抑圧しているから、他人に対してヒステリックなほど高い基準を要求するのである。抑圧したものを他人の中に見つけてそれを非難することで、自分の心の葛藤を解決しようとしているのである。

 

 

 

非常に“耳が痛く”かつためになりました。

 

 

 

それでは・・・・。