このシリーズにハズレなし ◆ 「映像の世紀プレミアム 第12集『昭和 激動の宰相たち』」



「昭和7年、来日したチャップリンは犬養首相と会談を予定していた。しかし当日、青年将校たちが首相官邸を襲撃、首相の命を奪った。五・一五事件である。喜劇王が見たのは首相の命までも奪いながら軍国主義へ進む日本の姿だった。軍を制御できずに戦争への道を開いた公爵宰相・近衛文麿精神主義で日本を染め上げた軍人宰相・東条英機、講和独立を果たしたワンマン宰相・吉田茂、安保改定に政治生命をかけた岸信介。激動の物語」NHK

 

てことで、このシリーズにハズレなし。毎回クオリティが高いです。

 

 

打つ手、打つ手すべて裏目に出る“近衛文麿”と、現実主義者で柔軟な対応をする“吉田茂”の差が印象的でした。

 

 

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真に民主主義が確立されるまでは

国民は深き注意をもって

常に政治・政局の推移を監視せねばならぬ

 

政治はあらゆる段階に人気取りが横行する

それは結局 国民の負担となり

ひいては政治の腐敗

道徳の低下を助長するのである

 

 

これは、吉田茂回顧録で国民に残したメッセージです。

 

悲しいかな、まさに今の日本。

 

 

いろいろ考えされられる1本なのでした。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2019年 NHK 90分

 

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