“限界”とは? ◆ 「NHKスペシャル 神の領域を走る パタゴニア極限レース141km」



パタゴニア山脈を不眠で走り抜けるとてつもないマラソン

 

身体の危機を察して「止めろという脳の声」。それにに抗い、意識朦朧とした状態で走ることを“神の領域”と呼ぶんだとか。

 

 

その完走率30%の過酷なレースに、鏑木毅さんという47歳の日本人アスリートが参加しています。

 

序盤から優勝候補の若手選手が、続々とリタイアする中、優勝は51歳、大きな大会での優勝経験がないスイス人ランナー。47歳の鏑木さんも2位でフィニッシュ。大会最年長、チリの59歳男性も完走。

 

非常に勇気を与えてくれる結果でした。

 

 

そんな鉄人達が、レース終了後に残した言葉が印象に残ったので記しておきます。

 

 

「苦しみ自体を普段滅多にない楽しい経験なんだっていうふうに、無理やり思い込ませるっていうんですかね・・・。心さえも騙す力っていうんですかね、自分の心を」鏑木さん

 

 

「走ることは人生そのもの。逃げるわけにはいかないさ。幸せだよ」59歳チリ人男性

 

 

一般人には想像もできない挑戦をする彼・彼女たち。発した言葉の重みが違います。響きました。

 

最後にナレーションはこう締めくくります。

 

「過酷なレースの先に見えたものは、人体に秘められた無限の可能性。限界は自分が思うよりずっと先にある」

 

 

 

それでは・・・・

 

 

 

2016年 48分